いくら食リポが上手でも食べ物の味は実際に食べてみないとわからない
ところがみんな同じ経験をしているのに、感じ方が全く違うことはある
少しばかりオタクっぽい世界のことだが、同じレコードを若しくは演奏を
聴いて感じることの多様差、好みの差は存在する
音楽について語ることは音楽を楽しむことに繋がるが
この音楽の感じ方について気になったのがYoutubeでこの演奏を
聴いたからだ
【高音質】ウラニア盤じゃないけどウラニアのエロイカと同じ演奏(1944年)
全部聴くと長いので、15分41秒からの第2楽章を取りあえず聴いて欲しい
これを聴いて人はどう感じるのだろう
自分は「全くなんて演奏なんだ 特に2楽章 深すぎる」のコメントに全く同意する
そこには音楽を聞くということが極めて重要な体験と思われるような時間経過が
存在して、口から出るのは「凄いな!」の一言だ
だが、そう感じるのは実はそんなに多くないのかもしれない
今の時代の空気に合わない大げさっぽい古めかしいもの、、
と感じるかもしれない(自分は今の若い人がどう感じるかはわからない)
でも、これは本当に凄い
そして自分にラッキーな能力があるとすれば、この演奏に驚きとか
感動を覚えることができる能力だと思う
指揮者は自分で何一つ音を出していない(演奏していない)のに
どうしてこんなに印象が異なる演奏が存在するのだろう
(他の演奏はあれよあれよと時間が流れていくだけのような気がしている)
ということで、口を酸っぱくしてもフルトヴェングラーは凄い
と言いたい!ということ