パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ヤヌコヴィッチ、チャウシェスク、マルコス、そして、、、

2014年02月25日 19時19分14秒 | あれこれ考えること
心配されたテロもなく無事終了したソチオリンピック
ところが隣国ウクライナは風雲急を告げる展開に向かっている
親ロシア系のヤヌコビッチ元大統領は実質上失脚
それどころかデモの人間を殺した容疑で逮捕状さえ出ているという
また別のニュースでは、市井の人々は困窮しているというのに、
ヤヌコビッチの豪華すぎる邸宅
(東京ドーム三〇個分)や不正蓄財が問題視されている

似たようなニュース昔聞いたことが有る
コマネチの国、ルーマニアが崩壊した時のこと
つまりチャウシェスク大統領がデモ隊によって
倒された時チャウシェスクの異常さ表す象徴としての
馬鹿でかい大統領府(邸宅だったかな?)があった

まだまだある、フィリピンのマルコス大統領も同じ
スイスの個人バンクだったかに不正蓄財された金融が
存在していたし、またイメルダ夫人には何十足の靴が
意味もなく保管されたり、、、

そしてあの国、北朝鮮も上層部は、やはり内緒で
不正に蓄財さしているようだ
餓死するかもしれない人が多いというのに

こうして眺めてみると、政権トップが贅を尽くしたり
国民に関心なく、不正蓄財をするのは国・時代とは関係無いようだ

つまりトップの人間はこういうことをおこしやすい
それも政権や利権のポジションが長く続くと!

心配なのは、もしかしたらトップになる人間には
こうしたえげつなさが必要なのかもしれない
ということ
いや、こんなふうなえげつない人間しか
トップになれないかもしれない

おそらく日本も例外ではない
江戸幕府を倒して民主主義の移行に尽くした人々も
(つまり政権幹部)、えげつなく多くの金額を懐に
したのではないか?
(広瀬隆氏の「持丸長者」には、
 明治初期の政権幹部の異様に多い収入の話が紹介されている)

政治家とは、残念ながら国民のためというより
人に認められたい欲求が多いとか、目立ちたがりとか
権力欲が強いとか、お金に執着心がある人のほうが
なりやすい職種のようだ

だとすると、政治家や経営者になれない平々凡々の庶民は
世間的に立派な人間として評価されなくても
なんら恥じることはないのかもしれない
(末は博士は大臣か、その後者は尊敬に値しない可能性があるということ)
悪いことをする勇気(?)がない、悪いことを考える知恵がない
こうした人間的な弱さ、正常を持つ庶民こそが
実は社会を支えているのだという気さえする

尊敬すべき人、
それは肩書ではなく、地位でもなく
当たり前の自然な感情を生活に活かすことの出来る人
庶民は偉くなれなくても、そのままで価値ある存在なのだ
(と思う)



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 交響曲第九番 | トップ | オリンピックの記憶 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

あれこれ考えること」カテゴリの最新記事