何かで目にしたか、聞いたのだが、日本と韓国のドラマの違いは勧善懲悪の有無だそうだ
韓国のそれの結末は悪は懲らしめられるが、日本は悪は生き延びる形が多いそうだ
世の中は予定調和のように簡単に片付く訳には行かないので
しぶとい悪が生き延びるほうが実態を現していて
その方がドラマも深みが出てくるとの考えがある(?)ようだが
この結末の差は人々にどのような影響を与えるかを想像すると
たとえ理想主義的で甘いと思われようとも
勧善懲悪の結論に持っていったほうが好ましいと思われる
かつて日本も勧善懲悪のドラマが多かった
水戸黄門、遠山の金さん、大岡越前、必殺仕事人などの時代劇
現代のドラマでも「半沢直樹」などは倍返しに代表される
正しいものが勝つという安心感が視聴率を稼ぐ要因だったと思われる
一般人はそれはリアリティがないと知っているが
あるべき理想の姿(正義とか倫理)の方が
結果的に心地よいと感じているのではないだろうか
この感情を伴う指向性は、人同士がうまく生きていけるように
身につけた感覚なのではないだろうか
(この感覚は自然法という概念で説明される?)
自民党のパーティ券の現金キックバック問題
これを政治家という人々は(あるいは人間は)所詮こんなものだ!
と知ったかぶりをして見逃したり、仕方ないと思うことは
結果的にその悪を蔓延させてしまう
達成できないかもしれないが、高い理想(倫理感に基づく)を掲げ
それに向かうという気概は、人には絶対必要だと思う
それは達成されるかどうかではなくて(達成される方がいいが)
それに向かう気持ちを持ち続けることが必要だと思う
と言っても、大げさな理想はどこか庶民感覚に合わないこともある
だから、庶民の小市民的な感覚が(ずるいことはダメだとか、公平であるほうが良いとか)
少しづつでも実現される世の中になっていけば良いと思われる
この時、庶民がすることは少し気合のいる努力なのか
それとも受動的な賛意の表明だけでいいのか、どうなのだろう
(庶民はできることしかできないが)
ということで、あまり面白くない話
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