海外初体験!の母(そろそろ御年62歳)とドイツ半周(西・北)してきました。
来る前から、どのチケットで来るかではじまり(エコノミーとプレミアムエコノミーのどちらにするか、と、、、)、パスポートをとったぞーとか、そのパスポートをPDF化したらコピー機(自宅だけど業務用)に置き忘れて、ICチップが無効になってないか確認しに行く羽目になったり、ホテルにバスタブが欲しいーと言われてホテルを予約しなおしたり、「途中でオーストリアを回れるか?」と言われて「・・・往復それぞれ一日使う気かい?」と突っ込んだり、携帯電話の設定が分からなかったり、大騒ぎだったわけですが
まぁ珍道中でした
初海外、英語が単語レベル、ドイツ語はからっきし、ということで、外国空港を経由しての乗り継ぎは×(これができるのなら、うちの近くの空港まで迎えに行けばいいので結構楽だったのですが)。
地元空港からドイツまでの直行便はないので、成田乗り換えでデュッセルドルフへ。デュッセルドルフにしたのは、「出口までの案内に日本語が書いてある」「日本人街があるので日本人の乗降や街の日本語情報が比較的多い」ということ、、、だったのですが、余裕がなく、あんまり案内を見てはいなかった模様です
こちらは三か月ぶり(!!)のヘアカットを済ませ(美容師さんに「・・・またお疲れですね」と言われた。朝7時から電車に乗らないと昼過ぎにデュッセルドルフには着かないんだよぅ)、愛想の悪いホテルの受け付けのお姉ちゃんに半分喧嘩を売られながらチェックインしてお迎え。出てくるところがYの字型に二つに分かれていて、人が少ない右側で待っていたら、出てきてこっちを見もせずに左側へ、、、
私(以下)「ちょ、おかーさん?!○○(名字)さん!!」
母(以下)「あららら、そっち」
・・・ちょっとはこっちを見てくれ(笑)
その日はデュッセルドルフに一泊、翌日北方面へ。
途中、ブレーメンに立ち寄り(電車が遅れて大変だった、、、ICE一本乗り損ねて格落ちのICに振り替えになったし。)。
電車にて、母がトイレに立ったところ、廊下で車掌さんにつかまり、
車掌さん「切符のチェックはお済みですか?」@ドイツ語
「えーっと、No,speaking, あっち(私を指さす)」
「」
車掌さん「」おっけー、とのこと(笑)
ブレーメンと言えば、音楽隊。
・・・このおばちゃんは通りすがりの人です
このあと、微妙に照れる母をけしかけてロバの足を触ってるところを写真に収め(笑)
ラーツケラーでランチ。
知らなかったんですが、フラムクーヘン(パリッとしたクレープのような薄い生地のピザ)が有名らしく、それと適当な定食を適当にシェアしながら白ワインで。
ブレーメンの大聖堂の中。
市庁舎の見学もしたかったんですが、ちょうど別のイベントの関係でできなかったのでそれは諦め、、、
定番のシュノーアでは、手芸やさんに入って可愛い飾りボタンを買ったり、ガラス細工の小さい置物(ちょうど箸置きに良さそうな)を見つけたり、アンティークショップで銀めっきの可愛らしいアンティークのシュガースプーンを買ったり。。
手芸やさんのおばあちゃん「これはね、ここに色違いがありますよ」
「うーん、今持ってるこの色が好きかな」
手芸やさん「この鶏のボタンはね、手作りだから一個一個表情が違うんですよ」
「可愛い?おいくら?」
・・・通訳さん頑張りました。
前旦那と来た時もシュノーアは寄ったのですが、ぱらぱらっと見て終わったので、あー、こういうのが好きな人は楽しいのかぁ、と改めて認識。
マルクト広場付近でやっていたマーケットですごい美味しそうなチーズ、自分へのお土産用に大量の香辛料やスパイス(結構大きいスパイスやさんがあったんだけど、日本よりかなり安く品ぞろえもいいらしい)、等をお買い上げ。
その後、増えた荷物をもって現住地へ到着。
うちね、通学にはとても良いところなんですけど、駅からは遠くて、日本式の5階に部屋があるんですよ
ご多分に漏れずエレベーターないしね。階段は急だしね。なかなかシビレタネ。
買ってきたチーズや手持ちの食材ですごく簡単に料理して、ワインで乾杯
翌日、ワイン試飲できるとこ(つまみも出る)に行って色々つまみながら飲み比べ。私は近くに酒屋さんがあるからいいやー、って感じだったのですが、つまみで出ていたオランデーズソースが滅茶苦茶美味しく、そろそろシュパーゲルの季節だし、この際いいや!ってえいやで買ってしまった、、ひとびん15ユーロだよぅ。
母に至っては、「デザートワインって一回飲んでみたかった」と甘めのワインを買い、赤ワインを買い(結局「重い」と置いて行った、、、(笑))、オランデーズソースも勿論お買い上げでした
また、当地では日本の皆さんへのお土産も購入。
レデッカー、というブラシブランドがあるのですが、取扱店が当地にあり、かなり安かったらしくて何種類も買い、、、
「これなんですか?(直径3cmくらいの小さい円状のブラシ)」
お店の人1「すみません、私初日なんで知識ないんです先輩に聞いてきますね!」
お店の人2「たぶん、なんですけど、電気プラグの差込口を掃除するものだと思います。サイズぴったりだし。」
店1「「「へー!!なるほど!!」」」
あと、趣味のサークルのうるさがたお仲間や、父の趣味のサークルの(自粛)お仲間へ、お菓子を。
「父のほうはヌガーでいいかな?軽いし。」
「…ご高齢の皆様は、確実に「歯にくっついた」「なんかもそもそしてよくわからんものだった」と言われると思うのでお止めになったほうがよろしいかと。そっちは無難にチョコレートじゃないかい?」
「母(自分)のほうは、、この箱でいいかな?」
「それ、えらく安いけど、ハイソなお仲間に手抜きがばれたら煩くない?(笑)」
友達には私お勧めのラムキャンディスも添えて。・・・瓶が割れてなければいいなぁ。。。
シュタイフのぬいぐるみを買おうとしたけど気に入るのがなかったり、ご近所の方にお土産にしようとしたフェイラーのタオルはうちの地元のデパートには取り扱いがなかったり。
「すみません、このフェイラーってメーカー、取扱いあります?」
お店の人「いや、みたことないですけども、、何の会社ですか?」
「タオルなんですけど、、」
お店「あるとしたらこの辺ですけどねぇ、、、みたことないですねぇ、、、すみません。。。」
あーでもないこーでもない
その他、お天気に恵まれて近所を散策など。
ごはんは、せっかくなので、ラプスカウス(不評)や、はしりのシュパーゲル(白アスパラ。本来のシーズンは4月中ごろ~なのですが、オランデーズソースが美味しかったのと、市場で見かけたので、せっかくだし食べてもらおうと。好評)とワインと。
次の目的地は趣を変えてマインツ。例によっての遅延やら、そのせいで乗り継ぎがタイトになって大荷物抱えて走ったのに結局乗り継げなくて40分待ちやら、もろもろあって、朝7時過ぎに家を出たのに着いたのはまたも昼下がり。
「・・・電車の移動は疲れますなぁ。」
「・・・疲れるねぇ、、、」
↑お互い口数が減ってる
「お母さんね、前から青春18きっぷで電車の旅~山陰編~がやってみたかったんだけど」
「ほうほう」
「電車乗り続けるの結構きついね。やめることにするわ」
「・・・それがよろしいかと」
マインツでは、ザンクト・シュテファン教会でシャガールの作ったステンドグラスを見。
めっちゃ綺麗。
商店街を散策し、、、
・・・寒かったから、薄手のストールを買ったのはまぁいい。
なぜ私は2万円近いショートブーツまで買ってしまったのだろう
その後ずっと持って歩いたから重かった、、、@一目ぼれ
ちなみに、事前にお土産をほぼ買い込んだ母は「もう何も買わない!」と宣言していたにもかかわらず、同じ店で「きゃーこのワンピース安い!!カーディガンも可愛い!!!」とテンションが上がり、「いい、軽いし」と荷物を追加(笑)。
実際、あんま日本だと見かけないデザインで可愛かったのですが・・・アナタ、私の現住地でも予定外に革のバッグ買って入れるのに苦労してたでしょ。だいじょぶか
あと、マインツ大聖堂と、
アウグスティナー教会。
・・・超ロココ調の室内にびっくりだぜ。
ケルンの大聖堂をちょっとだけ見学して、
中だよん。
最終的にデュッセルドルフへ。
初日と同じホテルで、同じお姉ちゃん@喧嘩腰に予約をしている旨を言うと、
受付「予約はございませんよ。ふんっ」
「ですから、アルファベットでいうt」
受付「ございません!・・・ああ、明日ですね、お客様。ふふん」
・・・この人いま、ふふん、て言った!!!
「じゃあその予約をキャンセル、、、」
受付「承っておりません。キャンセル料は100パーセントです。変更期限は七日前ですが、何か。」
「・・・じゃ、今部屋ありますか?」
受付「○ユーロですが?」
「Booking.comを経由したほうが安いので、そこから、、」
受付「構いませんが、Booking.comを通されると2時間くらいかかりますが?」
「・・・ちょっと考えます。」
しばし考え、、、
受付「いらっしゃいませ!チェックインでございますね、こちらにご記入を!」
・・・おい、他の客にはえらく愛想がいいな、お前。
「えっと、じゃここで今からはいりm」
受付「もうダブルベッドのお部屋かスイートルームしかございませんが?」
・・・おい。10分も悩んでないうちにそんなことなるかい?
受付「向かいのホテルで聞かれたらどうですか?あとは知りませんけど」
なんかね。日程を間違っていて、しかも前日キャンセルできない予約だったのは自分がやらかしたのだけど、そういうときに久しぶりに明白な悪意に触れて随分へこみました
自分だけならまだしも、母も重い荷物持ってホテルまでやってきたのに。ドイツってこんな国じゃないのに。いい人たくさん、、むしろお節介なまでに優しい人も多いのに、最後の夜にこんなことに。もう時間は8時過ぎ、お腹もすいたし疲労も限界。みじめで、悔しくて。
・・・なんとか気分を建て直し、その場でネットで探して別のホテルにタクシー移動、Booking.comでの予約から15分後にチェックインしたけど、情報はもう来てた。嘘ついたのね。
最後のホテルはそれなりに愛想がよく(・・・人によるが)、バスタブつきの部屋に変えてくれないか、と聞いたら頑張って探してくれました、、、が、もう残ってませんで、シャワーで済ませることに。ごはんも、美味しそうなところ探してたけど行く元気も時間もなく、近場で探したら一軒良さそうなとこあったんだけど行ってみたら満席。帰ってきたらカードキーなのに鍵が開かない(中で鍵が締まった状態になってたみたい)。・・・それまでお天気に恵まれてたのにケルンあたりからちらほら降ってきたのですが、お天気とともに運気も下がったみたいで、その日はついてない感じ。
・・・あ、↑で満席で断られた後、適当に入ったレストランは地味に結構美味しくて、それは当たりでした
翌日、飛行機の時間までデュッセルドルフを散策。
歩いてて思った、もとい、思い出したのですが、西の地方って喋る勢いが強いし、性格(≒顔つき)も比較的攻撃的なのですよ。北のほうが穏やかで、引っ越した当初すごく安心したのでした。ホテルのお姉ちゃんは最初から喧嘩腰でしたが、そうじゃない人でもちょっと怖い
元々日本人であんまりはっきり言う民族じゃないし、喋るの得意じゃないし、北ののんびりモードに染まってる私にはケンカ売っていいと思ったのかな、とちょっと思いました。
曇ってたし、まだ芽吹きには早い季節で、母にデュッセルドルフの魅力が伝わったかどうか若干自信がありませんが、ほんとはこんなにきれいな街です。
ライン川を望む。(昨年5月に撮影)
新緑のケーニヒスアレー(同)
「この辺が旧市街で、あとライン川沿いは結構きれいかな、曇ってるからいまいちではあるけど、やっぱり。なんか買っとくものとかあれば今のうちかも。バルサミコ酢要らない?」
「うーん。もう荷物増やしたくないし、あんまりないんだけど、、、バルサミコ酢は美味しかったねぇ。」
とか言っていたら目の前に量り売りの調味料やさんが。
「すいませーん、バルサミコ酢あります?」
お店の人「いろいろありますよーぅ。これがナントカでこれが別の。あと、甘味が少ないのも下にあるので自分で横にある小瓶を開けて一滴手のひらに落として舐めてみてね」
「「美味しい!」」
私は買ったことがないような高級!バルサミコ酢ですが、日本だと絶対ぜったい倍以上するぜ!というクオリティだったので100mlだけお買い上げ。瓶も別売りの密封できるやつでお洒落。
「この人これから日本にこれ持って帰らないといけないので、それ用に包んでもらえます?」
お店の人「包装材あったか見てくるわ!ちょっと待ってて!!」
→過剰包装でないかい?とびっくりするような量のプチプチに包まれたバルサミコ酢を受け取り、ライン川沿いでのんびりお茶をし、さらに時間調整で2回もお茶をし(笑)、、、
「こっちのケーキは甘すぎなくてたくさん食べれるね!日本のはクリームばっかりで美味しくない。」
「うん、、、それで食べ過ぎて(以下略。日本のってどれくらいだっけ?」
「・・・こっちの1/4くらい?それで、値段は倍くらい。」
「・・・そうだったね」
ホテルによって預けていた荷物を回収し、空港へ。
いよいよで、ちょっとほろり、、、
ANAの人は現地採用の人でも日本語ぺらぺら!
ANA「割れ物は入っておりませんか?」
「(割れ物出せって言われるんだったっけ、、、)入ってないです!」
ANA「その他、以下のような危険物はございませんか?」
「(違った、割れ物注意のシールを貼ってくれるんだ!)すみません、忘れてました。バルサミコ酢の瓶が入ってます。あとワインも。」
ANA「…割れ物注意のタグをつけておきますね。」
さーせん。
ANA「お荷物の控えはこちらです。入国審査がございますので、成田で一度お手荷物をお受け取りの上税関を経由して再度お預けカウンターでお預けください。」
・・・はい?
「来るときばっかり気にしてて、帰りの手続き何にも確認してなかったわ。」
「調べましょう調べましょう」
なんかねー、成田の入国のときの乗り継ぎって結構面倒だった。
そんなこんなで搭乗時間1時間前、セキュリティチェックへ。気を付けて行ってらっしゃいー
・・・あれ?
係員に止められとる!!
→になって、コートを着だしたので安心。。。
あとから聞いたら、ホッカイロ入れっぱなしだったって
それは忘れるかも、、、
あと、チケット挟んだノートを出国の窓口に忘れたり、成田でコートを無くしかけたり、帰りもひと騒動あったみたい
無事に家に帰ったぞー、と連絡が来た時は安心しました。
帰る早々に回転寿司食べにいったらしー。いいなぁ。
実のところ、私も一緒に帰りたかった、、、
成田で降りたら回転ずし食べるのー
・・・うちにカメラの充電機忘れたり(後日郵送)、某ホテルに石鹸と石鹸箱を忘れたり(回収不能)、某ホテルに旅行用洗面道具入れのフックを忘れたり(回収不能)、いろいろあったけどな!!
いやはや、無事について良かった
ちなみに私のほうは、前に「飛行機が飛ばなくなる可能性が発生」やら「出国したあと再入国する羽目になる」やらあったので、基本的に飛行機が飛んでから空港を離れるようにしており、今回もそうしたのですが、乗り継ぎに乗り継ぎを重ねて、地元についたのは約6時間後の2時過ぎ。
「なので、夜遅すぎてバスが1時間後にしか来ないので、自転車で帰るように自転車を駅に置いたままにしてるんだ」
「いぇい、じゃありません。疲れてるんだし、夜中だし、お金出してあげるからタクシーで帰りなさいっ」
お金がないわけではないんだよ、母上。節約型なだけで、、、
剣幕に負けてタクシーで帰りましたが、正解でした。くたくたで、眠くて頭もボーっとしていて、電車も人気がなくて逆に怖くて緊張していたし(各車両に一人か二人しか乗ってなくて、変な言い回しをすれば密室状態?)、自転車で帰っても大丈夫だったとは思いますが、ストレスはだいぶなかったですし。
今回は、母が写真も趣味で(よく数えたら多趣味な人だ)、私よりいいカメラでがんがん撮ってたので、なんか二人しておんなじの撮るのも変じゃね?とか思ってしまってあんま写真がないです。
あ、でもステンドグラスとかの撮り方とか教えてもらった。あんまよくわかんないけどちょっと進歩したかな
***
さっき、同居人に「(例のデュッセルドルフの)ホテルに近々クレーム入れようと思うから、文章添削してくれる?」と細かいことは言わずに聞いたら、「お金返せっていう予定?」とごく普通に聞かれてドイツ人の感覚にびっくりしたところ。
うん、とは言ったけど、日本人としては謝罪していただきたい、が本心てところだな。日本と違うから、弁護士志望の彼女に色々聞こう~
まずちゃんと日本語で考えてからドイツ語に直さねば。しばらく触れてないのでドイツ語が通常時よりさらに下手になっている予感、、、
来る前から、どのチケットで来るかではじまり(エコノミーとプレミアムエコノミーのどちらにするか、と、、、)、パスポートをとったぞーとか、そのパスポートをPDF化したらコピー機(自宅だけど業務用)に置き忘れて、ICチップが無効になってないか確認しに行く羽目になったり、ホテルにバスタブが欲しいーと言われてホテルを予約しなおしたり、「途中でオーストリアを回れるか?」と言われて「・・・往復それぞれ一日使う気かい?」と突っ込んだり、携帯電話の設定が分からなかったり、大騒ぎだったわけですが
まぁ珍道中でした
初海外、英語が単語レベル、ドイツ語はからっきし、ということで、外国空港を経由しての乗り継ぎは×(これができるのなら、うちの近くの空港まで迎えに行けばいいので結構楽だったのですが)。
地元空港からドイツまでの直行便はないので、成田乗り換えでデュッセルドルフへ。デュッセルドルフにしたのは、「出口までの案内に日本語が書いてある」「日本人街があるので日本人の乗降や街の日本語情報が比較的多い」ということ、、、だったのですが、余裕がなく、あんまり案内を見てはいなかった模様です
こちらは三か月ぶり(!!)のヘアカットを済ませ(美容師さんに「・・・またお疲れですね」と言われた。朝7時から電車に乗らないと昼過ぎにデュッセルドルフには着かないんだよぅ)、愛想の悪いホテルの受け付けのお姉ちゃんに半分喧嘩を売られながらチェックインしてお迎え。出てくるところがYの字型に二つに分かれていて、人が少ない右側で待っていたら、出てきてこっちを見もせずに左側へ、、、
私(以下)「ちょ、おかーさん?!○○(名字)さん!!」
母(以下)「あららら、そっち」
・・・ちょっとはこっちを見てくれ(笑)
その日はデュッセルドルフに一泊、翌日北方面へ。
途中、ブレーメンに立ち寄り(電車が遅れて大変だった、、、ICE一本乗り損ねて格落ちのICに振り替えになったし。)。
電車にて、母がトイレに立ったところ、廊下で車掌さんにつかまり、
車掌さん「切符のチェックはお済みですか?」@ドイツ語
「えーっと、No,speaking, あっち(私を指さす)」
「」
車掌さん「」おっけー、とのこと(笑)
ブレーメンと言えば、音楽隊。
・・・このおばちゃんは通りすがりの人です
このあと、微妙に照れる母をけしかけてロバの足を触ってるところを写真に収め(笑)
ラーツケラーでランチ。
知らなかったんですが、フラムクーヘン(パリッとしたクレープのような薄い生地のピザ)が有名らしく、それと適当な定食を適当にシェアしながら白ワインで。
ブレーメンの大聖堂の中。
市庁舎の見学もしたかったんですが、ちょうど別のイベントの関係でできなかったのでそれは諦め、、、
定番のシュノーアでは、手芸やさんに入って可愛い飾りボタンを買ったり、ガラス細工の小さい置物(ちょうど箸置きに良さそうな)を見つけたり、アンティークショップで銀めっきの可愛らしいアンティークのシュガースプーンを買ったり。。
手芸やさんのおばあちゃん「これはね、ここに色違いがありますよ」
「うーん、今持ってるこの色が好きかな」
手芸やさん「この鶏のボタンはね、手作りだから一個一個表情が違うんですよ」
「可愛い?おいくら?」
・・・通訳さん頑張りました。
前旦那と来た時もシュノーアは寄ったのですが、ぱらぱらっと見て終わったので、あー、こういうのが好きな人は楽しいのかぁ、と改めて認識。
マルクト広場付近でやっていたマーケットですごい美味しそうなチーズ、自分へのお土産用に大量の香辛料やスパイス(結構大きいスパイスやさんがあったんだけど、日本よりかなり安く品ぞろえもいいらしい)、等をお買い上げ。
その後、増えた荷物をもって現住地へ到着。
うちね、通学にはとても良いところなんですけど、駅からは遠くて、日本式の5階に部屋があるんですよ
ご多分に漏れずエレベーターないしね。階段は急だしね。なかなかシビレタネ。
買ってきたチーズや手持ちの食材ですごく簡単に料理して、ワインで乾杯
翌日、ワイン試飲できるとこ(つまみも出る)に行って色々つまみながら飲み比べ。私は近くに酒屋さんがあるからいいやー、って感じだったのですが、つまみで出ていたオランデーズソースが滅茶苦茶美味しく、そろそろシュパーゲルの季節だし、この際いいや!ってえいやで買ってしまった、、ひとびん15ユーロだよぅ。
母に至っては、「デザートワインって一回飲んでみたかった」と甘めのワインを買い、赤ワインを買い(結局「重い」と置いて行った、、、(笑))、オランデーズソースも勿論お買い上げでした
また、当地では日本の皆さんへのお土産も購入。
レデッカー、というブラシブランドがあるのですが、取扱店が当地にあり、かなり安かったらしくて何種類も買い、、、
「これなんですか?(直径3cmくらいの小さい円状のブラシ)」
お店の人1「すみません、私初日なんで知識ないんです先輩に聞いてきますね!」
お店の人2「たぶん、なんですけど、電気プラグの差込口を掃除するものだと思います。サイズぴったりだし。」
店1「「「へー!!なるほど!!」」」
あと、趣味のサークルの
「父のほうはヌガーでいいかな?軽いし。」
「…ご高齢の皆様は、確実に「歯にくっついた」「なんかもそもそしてよくわからんものだった」と言われると思うのでお止めになったほうがよろしいかと。そっちは無難にチョコレートじゃないかい?」
「母(自分)のほうは、、この箱でいいかな?」
「それ、えらく安いけど、ハイソなお仲間に手抜きがばれたら煩くない?(笑)」
友達には私お勧めのラムキャンディスも添えて。・・・瓶が割れてなければいいなぁ。。。
シュタイフのぬいぐるみを買おうとしたけど気に入るのがなかったり、ご近所の方にお土産にしようとしたフェイラーのタオルはうちの地元のデパートには取り扱いがなかったり。
「すみません、このフェイラーってメーカー、取扱いあります?」
お店の人「いや、みたことないですけども、、何の会社ですか?」
「タオルなんですけど、、」
お店「あるとしたらこの辺ですけどねぇ、、、みたことないですねぇ、、、すみません。。。」
あーでもないこーでもない
その他、お天気に恵まれて近所を散策など。
ごはんは、せっかくなので、ラプスカウス(不評)や、はしりのシュパーゲル(白アスパラ。本来のシーズンは4月中ごろ~なのですが、オランデーズソースが美味しかったのと、市場で見かけたので、せっかくだし食べてもらおうと。好評)とワインと。
次の目的地は趣を変えてマインツ。例によっての遅延やら、そのせいで乗り継ぎがタイトになって大荷物抱えて走ったのに結局乗り継げなくて40分待ちやら、もろもろあって、朝7時過ぎに家を出たのに着いたのはまたも昼下がり。
「・・・電車の移動は疲れますなぁ。」
「・・・疲れるねぇ、、、」
↑お互い口数が減ってる
「お母さんね、前から青春18きっぷで電車の旅~山陰編~がやってみたかったんだけど」
「ほうほう」
「電車乗り続けるの結構きついね。やめることにするわ」
「・・・それがよろしいかと」
マインツでは、ザンクト・シュテファン教会でシャガールの作ったステンドグラスを見。
めっちゃ綺麗。
商店街を散策し、、、
・・・寒かったから、薄手のストールを買ったのはまぁいい。
なぜ私は2万円近いショートブーツまで買ってしまったのだろう
その後ずっと持って歩いたから重かった、、、@一目ぼれ
ちなみに、事前にお土産をほぼ買い込んだ母は「もう何も買わない!」と宣言していたにもかかわらず、同じ店で「きゃーこのワンピース安い!!カーディガンも可愛い!!!」とテンションが上がり、「いい、軽いし」と荷物を追加(笑)。
実際、あんま日本だと見かけないデザインで可愛かったのですが・・・アナタ、私の現住地でも予定外に革のバッグ買って入れるのに苦労してたでしょ。だいじょぶか
あと、マインツ大聖堂と、
アウグスティナー教会。
・・・超ロココ調の室内にびっくりだぜ。
ケルンの大聖堂をちょっとだけ見学して、
中だよん。
最終的にデュッセルドルフへ。
初日と同じホテルで、同じお姉ちゃん@喧嘩腰に予約をしている旨を言うと、
受付「予約はございませんよ。ふんっ」
「ですから、アルファベットでいうt」
受付「ございません!・・・ああ、明日ですね、お客様。ふふん」
・・・この人いま、ふふん、て言った!!!
「じゃあその予約をキャンセル、、、」
受付「承っておりません。キャンセル料は100パーセントです。変更期限は七日前ですが、何か。」
「・・・じゃ、今部屋ありますか?」
受付「○ユーロですが?」
「Booking.comを経由したほうが安いので、そこから、、」
受付「構いませんが、Booking.comを通されると2時間くらいかかりますが?」
「・・・ちょっと考えます。」
しばし考え、、、
受付「いらっしゃいませ!チェックインでございますね、こちらにご記入を!」
・・・おい、他の客にはえらく愛想がいいな、お前。
「えっと、じゃここで今からはいりm」
受付「もうダブルベッドのお部屋かスイートルームしかございませんが?」
・・・おい。10分も悩んでないうちにそんなことなるかい?
受付「向かいのホテルで聞かれたらどうですか?あとは知りませんけど」
なんかね。日程を間違っていて、しかも前日キャンセルできない予約だったのは自分がやらかしたのだけど、そういうときに久しぶりに明白な悪意に触れて随分へこみました
自分だけならまだしも、母も重い荷物持ってホテルまでやってきたのに。ドイツってこんな国じゃないのに。いい人たくさん、、むしろお節介なまでに優しい人も多いのに、最後の夜にこんなことに。もう時間は8時過ぎ、お腹もすいたし疲労も限界。みじめで、悔しくて。
・・・なんとか気分を建て直し、その場でネットで探して別のホテルにタクシー移動、Booking.comでの予約から15分後にチェックインしたけど、情報はもう来てた。嘘ついたのね。
最後のホテルはそれなりに愛想がよく(・・・人によるが)、バスタブつきの部屋に変えてくれないか、と聞いたら頑張って探してくれました、、、が、もう残ってませんで、シャワーで済ませることに。ごはんも、美味しそうなところ探してたけど行く元気も時間もなく、近場で探したら一軒良さそうなとこあったんだけど行ってみたら満席。帰ってきたらカードキーなのに鍵が開かない(中で鍵が締まった状態になってたみたい)。・・・それまでお天気に恵まれてたのにケルンあたりからちらほら降ってきたのですが、お天気とともに運気も下がったみたいで、その日はついてない感じ。
・・・あ、↑で満席で断られた後、適当に入ったレストランは地味に結構美味しくて、それは当たりでした
翌日、飛行機の時間までデュッセルドルフを散策。
歩いてて思った、もとい、思い出したのですが、西の地方って喋る勢いが強いし、性格(≒顔つき)も比較的攻撃的なのですよ。北のほうが穏やかで、引っ越した当初すごく安心したのでした。ホテルのお姉ちゃんは最初から喧嘩腰でしたが、そうじゃない人でもちょっと怖い
元々日本人であんまりはっきり言う民族じゃないし、喋るの得意じゃないし、北ののんびりモードに染まってる私にはケンカ売っていいと思ったのかな、とちょっと思いました。
曇ってたし、まだ芽吹きには早い季節で、母にデュッセルドルフの魅力が伝わったかどうか若干自信がありませんが、ほんとはこんなにきれいな街です。
ライン川を望む。(昨年5月に撮影)
新緑のケーニヒスアレー(同)
「この辺が旧市街で、あとライン川沿いは結構きれいかな、曇ってるからいまいちではあるけど、やっぱり。なんか買っとくものとかあれば今のうちかも。バルサミコ酢要らない?」
「うーん。もう荷物増やしたくないし、あんまりないんだけど、、、バルサミコ酢は美味しかったねぇ。」
とか言っていたら目の前に量り売りの調味料やさんが。
「すいませーん、バルサミコ酢あります?」
お店の人「いろいろありますよーぅ。これがナントカでこれが別の。あと、甘味が少ないのも下にあるので自分で横にある小瓶を開けて一滴手のひらに落として舐めてみてね」
「「美味しい!」」
私は買ったことがないような高級!バルサミコ酢ですが、日本だと絶対ぜったい倍以上するぜ!というクオリティだったので100mlだけお買い上げ。瓶も別売りの密封できるやつでお洒落。
「この人これから日本にこれ持って帰らないといけないので、それ用に包んでもらえます?」
お店の人「包装材あったか見てくるわ!ちょっと待ってて!!」
→過剰包装でないかい?とびっくりするような量のプチプチに包まれたバルサミコ酢を受け取り、ライン川沿いでのんびりお茶をし、さらに時間調整で2回もお茶をし(笑)、、、
「こっちのケーキは甘すぎなくてたくさん食べれるね!日本のはクリームばっかりで美味しくない。」
「うん、、、それで食べ過ぎて(以下略。日本のってどれくらいだっけ?」
「・・・こっちの1/4くらい?それで、値段は倍くらい。」
「・・・そうだったね」
ホテルによって預けていた荷物を回収し、空港へ。
いよいよで、ちょっとほろり、、、
ANAの人は現地採用の人でも日本語ぺらぺら!
ANA「割れ物は入っておりませんか?」
「(割れ物出せって言われるんだったっけ、、、)入ってないです!」
ANA「その他、以下のような危険物はございませんか?」
「(違った、割れ物注意のシールを貼ってくれるんだ!)すみません、忘れてました。バルサミコ酢の瓶が入ってます。あとワインも。」
ANA「…割れ物注意のタグをつけておきますね。」
さーせん。
ANA「お荷物の控えはこちらです。入国審査がございますので、成田で一度お手荷物をお受け取りの上税関を経由して再度お預けカウンターでお預けください。」
・・・はい?
「来るときばっかり気にしてて、帰りの手続き何にも確認してなかったわ。」
「調べましょう調べましょう」
なんかねー、成田の入国のときの乗り継ぎって結構面倒だった。
そんなこんなで搭乗時間1時間前、セキュリティチェックへ。気を付けて行ってらっしゃいー
・・・あれ?
係員に止められとる!!
→になって、コートを着だしたので安心。。。
あとから聞いたら、ホッカイロ入れっぱなしだったって
それは忘れるかも、、、
あと、チケット挟んだノートを出国の窓口に忘れたり、成田でコートを無くしかけたり、帰りもひと騒動あったみたい
無事に家に帰ったぞー、と連絡が来た時は安心しました。
帰る早々に回転寿司食べにいったらしー。いいなぁ。
実のところ、私も一緒に帰りたかった、、、
成田で降りたら回転ずし食べるのー
・・・うちにカメラの充電機忘れたり(後日郵送)、某ホテルに石鹸と石鹸箱を忘れたり(回収不能)、某ホテルに旅行用洗面道具入れのフックを忘れたり(回収不能)、いろいろあったけどな!!
いやはや、無事について良かった
ちなみに私のほうは、前に「飛行機が飛ばなくなる可能性が発生」やら「出国したあと再入国する羽目になる」やらあったので、基本的に飛行機が飛んでから空港を離れるようにしており、今回もそうしたのですが、乗り継ぎに乗り継ぎを重ねて、地元についたのは約6時間後の2時過ぎ。
「なので、夜遅すぎてバスが1時間後にしか来ないので、自転車で帰るように自転車を駅に置いたままにしてるんだ」
「いぇい、じゃありません。疲れてるんだし、夜中だし、お金出してあげるからタクシーで帰りなさいっ」
お金がないわけではないんだよ、母上。節約型なだけで、、、
剣幕に負けてタクシーで帰りましたが、正解でした。くたくたで、眠くて頭もボーっとしていて、電車も人気がなくて逆に怖くて緊張していたし(各車両に一人か二人しか乗ってなくて、変な言い回しをすれば密室状態?)、自転車で帰っても大丈夫だったとは思いますが、ストレスはだいぶなかったですし。
今回は、母が写真も趣味で(よく数えたら多趣味な人だ)、私よりいいカメラでがんがん撮ってたので、なんか二人しておんなじの撮るのも変じゃね?とか思ってしまってあんま写真がないです。
あ、でもステンドグラスとかの撮り方とか教えてもらった。あんまよくわかんないけどちょっと進歩したかな
***
さっき、同居人に「(例のデュッセルドルフの)ホテルに近々クレーム入れようと思うから、文章添削してくれる?」と細かいことは言わずに聞いたら、「お金返せっていう予定?」とごく普通に聞かれてドイツ人の感覚にびっくりしたところ。
うん、とは言ったけど、日本人としては謝罪していただきたい、が本心てところだな。日本と違うから、弁護士志望の彼女に色々聞こう~
まずちゃんと日本語で考えてからドイツ語に直さねば。しばらく触れてないのでドイツ語が通常時よりさらに下手になっている予感、、、