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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

グレイプニル 第54話 『どうして』 感想3: 改めて『グレイプニル』の面白さを考えつつ55話以降の展開を考えてみる!

2020-06-26 18:39:07 | グレイプニル
今期の作品で、意外とハマってしまったのが『グレイプニル』。

放送自体は、次回の13話で終わってしまいそうだけど、原作は、むしろ、今、修一の記憶のサルベージ、という、物語の佳境に差し掛かっている、

ということで、できれば2期の制作にも期待をかけながら、改めて面白さを見直しておこうかな、と。

ていうか、月刊誌の連載って、間が空いちゃうから、時々、突然、この先、どうなっちゃうのかなー?って疑問に思ってしまうから。

なので、そのメモ代わりということでw


多分、原作が第54話まで来たところで最大の問題は、修一とクレアの「2人でひとつ」の関係性にヒビが入りそうなこと。

しかも、修一の記憶の回復いかんでは、クレアが、この物語のラスボス的存在、つまり、諸悪の根源になる可能性もある、というレベルの深い亀裂につながる可能性。

というか、一体、クレアはなにをしたのか?

なぜ、修一に首を絞められ、その様子をエレナにも見られていたのか?

なぜ、カイトは、クレアを悪魔とまで呼んだのか?

けれども、作中ではすでに、キョウチクトウを使って円グループの殺戮を図った際に、クレアは悪魔とも呼ばれている。

そのレベルのことを、すでに「悪魔的」な力をもったカイトに言わせるほどなのだから。

どうやら、クレアの中には、常軌を逸した何か悪魔的なものが潜んでいるのかもしれない、そんなふうにも思ってしまう。

前にも書いたことだけれど、カイトから諸悪の根源、といわれるからには、どこかでクレアの行動が愛子の自殺につながるところがあったと考えるのが妥当なところで。

そういう意味では、クレアが抱えた爆弾がなんなのか?というのが、55話以降の物語の鍵の一つとなることは間違いない。


で、「2人でひとつ」の修一とクレアがバラけた場合、それぞれどういう行動を取るのか?

修一は、当面のあいだは、ほのかに付き纏われている千尋を救う、ということも含めて千尋と行動をともにすることになりそう。

で、その場合は、今の化け物的な「ほのか」を復活させた元凶であるカイトに挑む、ということにもなりそうだし、その過程で、千尋のつてを通じて、修一がエレナと再会する可能性も高い。

というか、すでに千尋は、かつてのエレナと修一の仲を知っているので、修一が千尋の協力を得て記憶を一部でも取り戻すことができたら、エレナとの再会を求めることは自然なことで、あとは、エレナがそれを受け入れるかどうかに限っている。

ただ、場合によると、直人が2人の再会を拒む可能性もあるな―と。

なぜなら、修一とエレナが「2人でひとつ」の関係になったら(戻ったら?)、いわば修一のバックアップとして着ぐるみ能力を得た直人がお払い箱になってしまうから。

決してそれは、直人が修一に嫉妬しているわけではないけれど、傍から見たら、かつての幼馴染の間で、誰と誰がくっついた、という話がシャッフルされるような感じで、バカバカしいけど、下手をするとドロドロした人間関係にも発展しそうでヤバそうな展開。

ただ、直人が絡んでくると、もともと彼の彼女であったはずの愛子の抱えていた問題にも戻ってしまうわけど、となると、そもそも直人は、なんで愛子のそんな不安定な気持ちを受け止めることができなかったのか?という疑問もわいてくるわけで、ここでも、なんだかドロドロした物語が生まれてきそうでちょっと怖いw

現状では、愛子は自殺、ほのかは復活したけど化け物化、修一は記憶を消去された、ということで、「はじまりの6人」のうち、なにがあったかについて分かっているのは、カイトと直人、それにエレナ、の3人だけ。

ただ、カイトは、事件の真相に迫る人物というよりも、物語の流れを生み出す狂言回し的位置付けだから、そうなると、直人とエレナの2人に行き着くわけで。

この2人の、事件解決に向けた情熱というか執着の出どころについては、これからきっと説明があるのだろうな。


ただ、こう見てくると、あまりにも山田塾に集まった「はじまりの6人」についての過去話が物語の大枠を規定しすぎるように思えてくるので、その6人とは別の誰かが、強引にでも、物語の閉塞した雰囲気を壊してほしいな、とも思うのだけど。

でもなぁ、その役割が池内ってことはさすがにないよなぁ。

まぁ、修一と距離をおいたクレアのサポートをするのは陽太と紗耶香で決定のような気もするのだけど。

でもだからといって、彼らが物語を新局面に動かすとも思えないし。

うーん。

いっそのこと、亡くなった山田先生の亡霊がでてきてくれてもいいのだけどw

それもないよなぁ。


ひとつ気になるのは、カイトがどうやって100枚コインを集めたのか、というのと、どうして彼が宇宙人の宇宙船?の残骸を守っているのか、ということ。

あと、カイトの取り巻きはなんなのか?ということもあるけど。

もしも、物語に新局面を開くとしたら、ゲーマスである宇宙人たちの「思惑」というのも考えないではいられないのだけどね。

いまのところ、宇宙人は無害な中立者のように態度を取っているけど、あれは本当の姿なのかな?

何らかの意図をもってはいないのかな?

あるいは、コインの形をしていない宇宙人は、彼ひとりだけなのかな?

化け物じみたほのかの力や、あるいは、ほのかによって取り憑かれた人たちがやがては消失してしまう、という現象は、どちらも、ほのか単独による出来事とは思えないんだよね。

消失する、というのは「生命が一つなくなる」ということだけど、じゃあ、その生命の魂や身体はどこに運ばれるのだろう?

この物語の怪奇現象の裏には、宇宙人が持ち込んだ力が関わっているとすると、ほのかの「化け物」としての行動も、何らかの形で、宇宙人の意図を反映したもののように思うのだけど。。。

どうなんだろうねぇ。


でも、はじまりの6人の間の確執に一定の解決が見られた後には、宇宙人がラスボスとして君臨してきそうな気はするのだけど。。。

一つの方向は、ほのかをどうするのか?ということ。

化け物になってしまったから、そこから解放して成仏?させるのか?

それとも、まともな形で「復活」させるのか?

そして、ほのかが「復活」できるなら、愛子もまた「復活」できるのでは?

もしかしたら、直人の目的はそこにあるのかな?

カイトを倒して(浄化して?),真の「復活」の力を手に入れるとか?

まぁ、バカバカしい話ではあるけれど、

でも、そもそも、宇宙人が、身体という檻を捨てて、精神なり魂なりをコインの形に凝縮して永続することを選んだとしたなら、逆に、コインの精神を定着させる身体を必要にするようにも思っていて、だったら、そのテクノロジー?を使って、亡くなったほのかと愛子の精神をなんとか見つけさえすれば、復活させることも可能なんじゃない?

あ、でも、だとしたら、宇宙人の狙いって、もしかしたら、コインを集めることではなくて、集めたコインを人間の身体を使って肉体化させるところにあるのかもしれない。

というか、宇宙人には、それくらいの底意地の悪さを発揮してほしい気もするのだけどw

もっとも、その計画の発端に、コイン集めを提案したほのかの何気ない発言があったとしたら、どうにも救われない話になるのだけど。。。


でも、まぁ、とにかく、次の55話を楽しみに待とうw

てか、これ、どれくらいになったら完結するのだろう。

まだまだ先は長そうだよなぁw


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