BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

プリンセスコネクト!Re:Dive 全13話 感想: アニメーションならではの動きのある物語展開で監督のセンスが光るアニメ化だった!

2020-06-30 15:57:59 | プリコネ
最初から最後まで、文句なしの素晴らしい出来!

ホント、「綺麗なこのすば」で、ギャグも、アクションも、人情も、ぜーんぶ盛りで最高だったw

いい意味で見せ場がコロコロ変わるのがいいし、最終回にキャルが言っていたように、最初は、幼児退行?で頼りなかったユウキが、最後は、自分の剣の一振りで巨大シャドウを倒していたから。

その後に、ちゃんとラビリスタに「いい太刀筋だ」と合格の一言も添えたのもよかった。

ユウキ本人も自覚した上で、成長の跡を残したってことでしょ?

あのラビリスタのサポートで、シャドウのところにユウキが降下しながら現れて、実際に征伐して、ラビリスタにさっきの言葉を言わせるまでの一連のシークエンスは、ホント、見ていて気持ちいい場面だった。

なにげにその前の場面で、ユウキとラビリスタが移動のために「降下」していたのも上手い。

あの「降下」の動きで加速したままシャドウの前に現れたのはカッコよかった。

確か2話で、空飛ぶドラゴンを倒した時もそうだけど、ああいう動きのあるシークエンスが、ホント、この監督は上手いよね。

アニメーションにおいて「降下」のシーンは、誰もが自然と加速していくが上に動きのある展開になることをよく知った上での構成、というのがよくでていて。

だから見終わって、気持ちよかった!って満足感が高まることになる。

きっと、このプリコネRが好評だったのは、あくまでもアニメーションが得意とする動きのあるシーンを多用したことも大きかったと思うし、

だから、ゲームとは違う魅力を与えるという点で、是非、同じスタッフで2期を作って欲しいな、と思う次第。

個々のキャラの魅力については、ゲームの中できっと重点的に繰り広げられているのだろうから、それはもう見ている人が勝手に補ってください、アニメは、あくまでもそのキャラの間の関係性の襞を描きます!っていう割り切りで通しちゃえばいいのだと思う。

実際、それで十二分に面白かったわけだから!


もっとも、無印から続く「大きな物語」も気になるけどね。

特に、ユウキが最初にギルドを組んだメンバーね。

というか、無印とRで、パーティが異なっているのって、微妙にもえるよね。

簡単にいえば、初恋の相手と、結婚した相手の違い、みたいな感じでw

ペコリーヌもキャルもコッコロも、みんなピンのたったわかりやすいキャラだっただけに、最初のパーティメンバーの素性も気になる。

そういう意味でも、ホント、2期が見てみたいなぁ。


あ、あと、途中、モブのおじさんたちに対してあれこれ批判があったみたいだけど、ペコリーヌがこの都の本来の姫様であることを考えると、民草の信頼を自然と集めてしまう人の良さ、高潔さを表すためにも、やっぱり、モブの存在は必要だったと思う。

もっとも、彼らの、マジで「このすば」的やっつけ感のあるキャラ造形もあっての、ジブリっぽさだと思いもしたw

ただ、そこまで行くと、もう原作のゲームの世界観と外れてしまうのかもしれないけれど。

でも、美食殿のこの街における大切さを表すためにも、市井の民の描写は大事だったと思うのだよね。

ということで、もう、アニメーションの方は、設定は維持した上でアレンジを多用した半オリジナル版のシナリオでもいいから、アニメーションらしい物語として継続してほしいなぁ。

いや、きっと、ものすごく面白いシリーズになると思うんだ!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プリンセスコネクト!Re:Dive 第13話『ロストプリンセス ~皆の笑顔を添えて~』感想: ホロリとさせる素晴らしい最終回に大満足!ブラボー!

2020-06-30 11:37:26 | プリコネ
いやー、いい最終回だった。

なんか映画みたいだったよ。

それもジブリ。

ペコリーヌの「告白」に、コッコロが「抱きしめ」て応えるところが、ストレートすぎて素晴らしい。

その裏で、ラビリスタの不思議空間?で、ひとりいわば「天上=ゲーム」の事情を聞かされるユウキ。

美食殿の4人を必死で探し回る街の人々のもとに現れる王宮騎士団の面々。

その場で、なにやら思わせぶりな発言とともに微妙に毒をはいてみせるクリスティーナ。

そして、ひとり、シャドウの撃退に奮戦するキャル。

・・・

こうして並行して起こっているシーンが、最後はきっちり収束していくのだもの。

いやー、これは、上手いなぁ、マジで素晴らしい!

単純に、アニメーションの1話構成として最高だよ!


もちろん、その背後で、ペコリーヌを襲った悲劇とか、

それと多分連動しているプリコネ世界の悲劇とか、

どうやら「陛下」がマジでねちっこい嫌なやつであるとか、

そういう物語の要となる要素をまとめて放出してくるんだから、そのボルテージの上げ方も、なんだかジブリっぽい。


ということで、大満足!

これは、どう考えても2期に期待!

もちろん、製作サイドは、その勢いでゲームをやれ!ってことなんだろうけど、このアニメのできの良さを考えたら、プリコネRについては、『このすば』みたいに、アニメはアニメできっちりつくり続けていってもいいと思うけどな。

いや、だって、単純にお話が面白し、キャラもいいから。

むしろ、ゲームとは別に、自由にアニメで彼らを動かしてあげたほうがいいと思うんだよね。

なんていうか、こう、劇団のような感じなんだよ、プリコネ一座!

キャルとペコリーヌのコンビもいいけど、もちろん、ユウキとコッコロ、あるいは、ユウキとすでに知り合っている人たちとの関わりとか、ちょこちょこ日常として描ける要素がたくさんあるのだから、そうした個別エピソードを適宜まぶしつつ、「陛下に挑む」という大きな物語を進めていく、という方向でいいと思うんだよね。


ともあれ、ホント、素晴らしかった!

物語も、キャラも、作画も、アクションも、音楽も、演出も、・・・、も全部、最高!

是非とも2期をよろしく!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴブリンスレイヤー 12 (第12巻) 感想

2020-06-30 00:04:56 | Weblog
いつもどおり、さすがは安定の『ゴブリンスレイヤー』、って書き出したかったのだけど、この12巻はダメだった。

あまりにも散漫で、全くお話に乗れなかったし、全然面白くない。

全編に渡り、短編集。

中編もなく短編のみ。

で、いつものゴブスレ・パーティの活躍は全く無くて、今回は、みんなそれぞれバラバラに活躍する。

で、それが、どうにも見どころにかけて、ホント、一体、なんで、こんなクソつまらない短編ばっかり、ダラダラ並べたかな、というくらいのヒドイでき。

山場がどこにもないのだもの。

いや、そりゃ、パーティ・スイッチをしているから、いつもとは違う人たちどうしの会話が増えて、それなりに新鮮味はあったけど、でも、それも互いに新たに会話を交わした、ということ以上のイベントがなかった。

なんにも掘り下げないのだから、どうしようもない。

加えて、「仕掛人」とか「王様」とか「勇者」とか、今までなら背景にいた人たちまで、それぞれ出張ってくるから、もうホント、散漫この上ない。

いやー、久しぶりに、読み通すのが苦痛だった。

前巻は、砂漠で竜とご対面とか、おいおいゴブリンじゃなくてドラゴンスレイヤーじゃん!って思って面白かったんだけどね。

まぁ、10割、面白いコンテントなんてどこにもないから、いいんだけどね。

にしても、今回は外れだったなぁ。

まぁ、さすがにゴブリンだけ相手にしているだけでは、物語が煮詰まるのは火を見るより明らかなわけで、その分、なんとかして、ゴブリンスレイヤーだけの意志で事態が進まないような「騒然とした状況」を作り出そうとしているのかもしれないけれど。

でもねぇ、それだと、「自分たちは勇者じゃないから、歴史の主人公じゃないから」みたいな言い方を、重戦士、槍使い、ゴブスレの、腐っても銀等級の3人に言わせちゃ行けないと思うんだよね。。。

歴史の表舞台に躍り出ることを彼らにも求める、というかなり強引な仕掛けが、この先には必要なのかも。

でないと、もうちょっと見限りどきかな、とも思いつつ。

あと、さすがに、これだけ登場人物が増えてくると、さすがにそれぞれのキャラの固有名がないと、誰が誰だかわからなくなってくるし、たとえば「重戦士」といういかにもキャラ付けのための名前だけを使っていると、その人物のパーソナリティが自然に広がっていかないんだよね。

・・・ということで、ゴブスレについては、そろそろたたみ時で、世界観だけ残して、きちんと名前を持ったツワモノパーティの物語にでも模様替えしたほうがいいんじゃないかな。

そんなタイミングだと思うんだよね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする