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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ワンピース-ONE PIECE- 第1133話 『褒めてほしい』 感想:ついに実現した、ロビンとサウロの22年ぶりの再会。

2024-12-09 19:42:24 | ワンピ
前回、ようやくエルバフで合流を果たした麦わらの一味。

で、今回は、エルバフの街に到着し、ルフィたちも結集。

ハイルディンたち新巨兵海賊団もようやくルフィたちに「ちゃんと」挨拶することができた。

なんか完全にゲルズが「麦わら番w」みたいになっているけどw

確かにハイルディンが言うように、気がつけば、ルフィたちが「四皇」の一角になっていたわけだから、ある意味、ハイルディンの鼻も高くなるというもの。

しかし、この「麦わらの一味」のエルバフとの親密な関係は、このあとどちらに転ぶのだろうね?

前回出てきた「探検家ルイ・ノート」の残した言葉によれば、エルバフという国は巨人族自身も気づいていないところで、このワンピ世界の「ヘソ」のような存在になっているのだろうな。


とはいえ、今回の山場は、ロビンとサウロの22年ぶりの再会。

といっても、あまりにもここまでの旅程が長すぎた(作中で22年)ので、再会が喜ばしい、というよりも、再会できてよかったね・・・くらいなんだよなぁ。

そもそもロビンの子ども時代にあったオハラの悲劇が、ロビンの回想で語られていたものだから、直接的にはロビン以外にはその再会の感動のほどを理解することができない。

何がいいたいかというと、なんていうか、ちょっと今回は規定演技をちゃんとやりました、という感じなんだよね。

まぁ、それを言ったらエルバフ編そのものがそういう感じなんだけど。

一応、ワノ国編は、以前からワンピの転換点として喧伝されていたから、それなりに期待ができたし、この前のエッグヘッド編は、あのベガパンクか!ってことで盛り上がることができたのだけど。

エルバフ編は、なんていうか、今のところ「同窓会」以上でも以下でもない。

もちろん、だから、冒頭、ルフィたちが拉致される、とか、ルフィが冥界でロキと出会う、とかの序章があったのだとは思うけど、ただ、あれだけでは、特にエルバフ編についてワクワクしないんだよね。。。

正直、そのあたり作者は、ストーリーテリングのキレがだいぶ錆びついてきている気がする。

新章に入ってからの、序破急なり、起承転結なりの、仕込みが下手になってきたよね。

だから、今回も、前半はハイルディンとの再会、後半はサウロとロビンの再会、と言うように、淡々と描かなくちゃいけないことを描いている感じしかしないんだよね。

サウロとロビンの再会を盛り上げたかったら、最初からそれだけに今回のエピソードを割くようにすればよいのに。

サウロも港に出迎えに来ているとか。

なんかね、そういうところがなんかパンチに欠けている。

はい、ロビンとサウロの再会です、ここは感動するところです。

ほら見てご覧、麦わらの一味もみな、号泣してます!

・・・みたいな感じ。

そういう意味では、冒頭に「悪魔の子ニコ・ロビン」の復習するシーンを入れたのは完全に構成ミス。

あれは、後でサウロがこんな話を風の噂で聞いてひどい、と思っていたんだ、でもこんなにちゃんと生きてくれてありがとう!・・・みたいな感じで扱えばいい話だったんじゃないかな?

ちょっとね、台無し感が漂うのが悲しい。。。

そろそろエルバフ編の意味を示してほしいなぁ。

でも、意外と、どうやらビッグマムの話が大きな意味を持つようだけど。

そういえば、ビッグマムとロキって連絡を取り合っていたんだっけ。

そのあたりから始まるのかな、エルバフでのルフィたちの因縁も。
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