会話する相手がいないので、究極の独り言を言いました。

お世話になっております。

友人からもらったひよ子を開封したら「寝違えました」みたいなのが出てきて悲しかった私です。

姉にこの写真を見せたら

「緑茶をティーカップに入れるやつの気が知れん」

と言われてしまいました。それは私もそう思う。

さて、皆さん本日はいかがお過ごしでしょうか。

私はせっかくの休日だというのに、朝７時に起きてからこの記事を書き始めた午後３時まで、一言も言葉をしゃべっていません。言葉どころか喃語のひとつも発していません。

そのせいか、なんとなく体の調子がよくない。

しかし、誰かと喋ろうにも、急に電話できるほど仲の良い友人はおりませんし、独り言を言おうにもなんとなく話題がありません。

仕方ない、独り言の話題を考えるか…

そもそも独り言って、何言っても自由っちゃ自由なんですが…

私が求めているのはコミュニケーション、言わば言葉のキャッチボールです。対話がしたいのです。

ならば…

単純に、もうひとり人を作り上げるだけ。

いえ、何も人体錬成をしようってわけじゃありません。

作り上げるって言っても、私の頭の中に作り上げるだけです。

意味不明かもしれませんが…まあ見てやってください。

よっしゃ！！早速とりかかるぞ～！！

ではまず…

「家に客人が来た」という体を装います。

ここで大事なのはイメージトレーニング。実在する人物…今回は優しい先輩をお家へ招待した、という設定で。

次に、会話の脚本を書きます。

誰もいない空間に向かって話すことはできても、どんな返事をされたかなんて瞬時に想像できる能力は私にはありません。

なので、あらかじめ決まった内容をなぞることにします。

「そんなん会話じゃねーよ！！」

と思われるかもしれませんが、今回は端から見たリアリティを重視した結果こうなりました。ご容赦ください。

次が一番大変でした。なんと…

先輩に、脚本のセリフを音読してもらいました。

リアリティを重視するため、頼み辛かったですがやるしかありませんでした。

ちなみにその先輩は最初戸惑ってはいたものの、なんだかんだOKしてくださいました。明日菓子折持ってお礼に行きます。

そして…

いただいた音声データをMP3カッターというアプリで要らない部分を削り、脚本を暗記しました。

ちなみに本番ではスマホとスピーカーを使って、自分の声と音声ファイルを交互に(時には被せて)再生し、会話っぽくするため、何度か練習をしました。

なんだかんだこの作業に２日を要しました。

こんなことならもう恥ずかしがらずに、普通に先輩と電話でお話すればよかったな…と思いつつ、実行に移ることにいたします。

さて、テーブルセッティングが終わりました。

客人が来るということでめちゃめちゃ片付けをして、紅茶とクラッカーを用意しました。なんとなく、「テーブルの上に花瓶と綺麗なお花があると絶対おしゃれやろ」と思ったのですが、残念ながら家になかったのでたまたまあった金魚草で代用しました。

ちなみに、淹れた紅茶はマリアージュ・フレールの「マルコ・ポーロ」という紅茶です。お客さんにはとりあえずこれ出してたら間違いないってくらい飲みやすくて、しかもめちゃ美味しいので買ってください。

さて、いよいよです。

まる子が冷めてしまう前に始めます。

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私「あっ、先輩！こんにちは～！」

先輩「こんにちは！ちょっと早かったかな？」

私「いいタイミングでしたよ！ちょうど紅茶淹れたところでした！」

先輩「あ、ほんと？よかったよかった。お邪魔しま～す。」

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こんな感じでなんの捻りもない会話が続きます。

マジで何の捻りも無いです。だって純粋に会話に飢えてたから。

ちなみにこれめっちゃ上手くいってます。音声だけ聞いたら普通に会話してます。まあ目で見たら不審者でしかありませんが。動画が載せらんないの辛い…。

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先輩「ところで…バイト辞めちゃうんだって？」

私「あ、そうなんです…人間関係に疲れちゃって。笑」

先輩「そうなんだ！いや、自分で決断できたのはとても良いことだよね。そして…変なこと聞くけど、貯金は…？」

私「あー、多少はあるんですけど、贅沢はできないなって感じです。」

先輩「なるほどね、でも大丈夫大丈夫！」

私「えー？」

先輩「ア●ウェイって知ってる？」

私「マルチじゃねーか」

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先輩はいつもこうやって私の相談にのってくれます。良い人ですね。

さて、なんだかんだ会話を終えることができました。

途中で普通に別の音声を流してキングクリムゾンしてしまったのは言うまでもありません。

めんどくさがりの私にしては、結構手間暇かけて頑張ったのですが…これ、虚しさが加速するだけで良いことなんもありません。

たまには生産性のあることをしようと思ったのですが、残念ながら失敗かなという印象です。

ただ…これを計画するまで何となく体の調子が悪かったのが、構想を練り始めたら嘘みたいに不調が治りました。マジです。

ではでは、今回はここら辺でおしまいにしようと思います。

以下、少しだけ使わなかった写真を供養させてください。

先輩ビジョン。悪くないね。

私ビジョン。金魚草と目があって最悪。

ではまた。