2020年1月20日「大和七福八宝めぐり」一日目 つづき
【信貴山朝護孫子寺(毘沙門天)篇】
奈良「大和七福八宝めぐり」一日目の今日は、すでに陽はかなり傾いてきた。
午後からスタートしたので、まだ當麻寺の「布袋尊」しか終わっていない。
15:40 當麻寺を出て40分。信貴山朝護孫子寺に到着。
當麻寺からタクシー代がなんと6,090円。予想よりはるかに高かった。
<開運橋>
信貴山門前の大門池に架かる全長106mの開運橋。昭和6年に架けられ、「カンチレバー橋」という構造の橋では現存する中で日本最古なのだそうだ。(国の登録有形文化財)
<大門池>
<開運バンジージャンプの機械>
門をくぐると巨大なトラがお出迎え。
聖徳太子が物部守屋氏を討伐に向かう途中この地で必勝祈願をすると、毘沙門天が現れ必勝の秘法を授けられた。その日が、寅年、寅の日、寅時だった・・・・ということで、このお寺は寅に所縁のお寺なのだそうです。
阪神タイガースファンの檀家さんが多いのでしょうか?
<朝護孫子寺 本堂>
朝護孫子寺に来たのはこれで二度目。前回は2017年11月の紅葉が盛りのころ。生駒山から縦走してきて、信貴山山頂の「空鉢護法堂」から朝護孫子寺に入り境内を下山してきたので、巨大なトラは最後に見た。
その時も、ここから仰ぎ見る本堂は夕日に染まって美しかった。
<境内図>
<聖徳太子像>
今から1400余年前に朝護孫子寺を創建した聖徳太子。
塔頭などを眺めながら、一段と高い本堂を目指す。
<本堂>
本堂前からの眺めはすばらしい。
今日は夕方ということもあり山々はかすんでいたが、斑鳩方面の街並みは見渡せる。
拝観受付をして本堂の中で御朱印をお願い。書いてもらっている間に本堂内陣の毘沙門天を参拝。
<信貴山三像 中央がご本尊の毘沙門天王>
※写真はHP(http://www.sigisan.or.jp/hondo.html)から拝借
この像は「お前立」で、この後ろに「中秘仏」がさらに奥に「奥秘仏」があるのだそうだ。
<本尊「毘沙門天」の御朱印>
<大和七福八宝めぐり「毘沙門天」の御朱印>
ご本尊と、「大和七福八宝めぐり」の御朱印をお願いしたのだが、出来上がってみればどちらも「毘沙門天」で同じ。朱印が若干違うようだが・・・・。
日没も近いので急いで退出しようとしたら、拝観受付のオジサンに、「石灯籠に灯が入ると境内の夜景がすごくきれいだから、写真を撮っていったら!」と言われ、チョットその気になった。
朝護孫子寺のお参りは、閉門時間というのはなく、終日お参りができるのだそうだ。(御朱印は9:00~17:00)
しかし、帰りもタクシーというわけにもいかないので、夜景は諦め信貴大橋バス停に急ぐ。
16:47 奈良交通バスに乗り、終点の王寺駅まで22分。
<近鉄田原本線 新王寺駅>
17:24 新王寺駅から近鉄に乗車。
18:19 近鉄を乗り継いで、橿原神宮前駅に到着。
コインロッカーから荷物を回収して、駅前のホテルにチェックイン。
夜の居酒屋では、居合わせた常連客の方々やママから、橿原の歴史や街の噂話などを面白おかしく教えてもらい、大いに盛り上がった。生ビール一杯のつもりだったが・・・・。
・・・二日目【長谷寺篇】につづく