旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

北海道 霧の納沙布岬

2016-09-11 | 北海道旅行記

2016年9月1日 北海道四日目

本日も早朝4時起床。

台風10号の岩手・北海道の甚大な被害状況が徐々に明らかになっているが、昨日全面運休だったJR花咲線は何とか動き出したようだ。

今回の旅の一番の目的は、まだ行ったことのない納沙布岬なので、天気は心配だが行ってみることにする。

          ≪釧路駅 JR花咲線快速はなさき・根室行≫

5:35 一両編成の快速はなさきは、根室に向けて出発。

   

時折、鋭い警笛を鳴らして、エゾシカを追い払いながら進む。

車窓から眺めるつもりだった厚岸湿原も霧多布湿原も、案の定「霧」の中。

レンタカーではなく列車にしたのは正解だった様だ。

     ≪日本最東端の駅 JR東根室駅≫

                ≪JR花咲線終点 根室駅≫

8:03 根室駅に到着。

根室駅から納沙布岬までは、路線バスか遊覧バスで行くことになるが、往復の時間はほとんど変わらないので、気楽に乗っていられる遊覧バスを選択。

8:15 ねむろ半島遊覧バス「のさっぷ号」(Aノサップ岬コース)で出発。

乗客7名。ガイドさんの話では、前回の台風の時は乗客ゼロだったようだ。

                 ≪明治村≫

根室市内の明治村で下車して見学(10分)の後は、車窓から根室半島の名所旧跡を眺めながら突端の納沙布岬を目指す。

9:00 納沙布岬に到着。この時期名物の霧が深い。

         ≪北方四島返還祈念のシンボル 四島の架け橋≫

「返せ北方四島 納沙布岬」の碑の前でガイドさんの説明を聞いた後は、フリータイム。

                 ≪納沙布岬灯台≫

      ≪本土最東端 納沙布岬の碑≫

今回の旅行一番の目的地、「本土最東端 納沙布岬」の碑の前にたたずむ。

これで、民間人が自由に行ける「日本の東西南北」端のすべてに旅したことになる。

ちなみに四か所は、

1.日本最北端の地 碑 北海道 宗谷岬 1972年頃 写真:自宅内行方不明

  (実際には本州最北端、正式な日本最北端は北方領土の択捉島)

2.日本最西端の地 碑  沖縄県 与那国島西崎 2013年7月1日

  (実際に日本人が住む国境の島)

      

3.日本最南端の碑  沖縄県 波照間島高那崎 2014年5月18日

  (実際には日本最南端の有人島、正式な日本最南端は東京都 沖ノ鳥島)

      

4.日本本土最東端の碑  北海道 納沙布岬 2016年9月1日

  (正式な日本最東端は東京都 南鳥島)

      

9:50 納沙布岬を遊覧バスで出発。

                 ≪北方原生花園≫

10:03 北方原生花園に立ち寄り見学。

釧路湿原で見つけられなかったエゾリンドウを発見。

 

 

10:50 北方原生花園の後、途中、金毘羅神社に立ち寄り釧路駅に戻った。

11:08 JR花咲線 快速はなさき・釧路行に乗車。根室駅を出発。

13:18 釧路駅に到着。

釧路駅前の和商市場で昼食。カキ・ラーメン。

食後には市場内で、ホッケ、シャケ、シシャモなどを注文。クール宅急便で送ってもらうように手配。

台風で漁にも宅急便にも影響が出ているので、いつ自宅に届くか分からないが・・・。

ホテルに戻り、レンタカーをピックアップして今日の宿「阿寒湖温泉」(釧路市)に向かう。台風被害で交通規制などあるかもしれないが、カーナビに任せるしかない。

16:30 本日の宿「あかん湖鶴雅ウイングス」に到着。

ちょうど青空が出てきたので、部屋の窓の外に広がる雄大な「阿寒湖」が美しい。

さっそく、温泉へ・・・。

20:20 夕食の後、今日から始まった秋のイベント「千本タイマツ行進」に参加。

阿寒湖畔での点火の儀式があった後、阿寒湖温泉街を粛々と行進。アイヌコタンに向かう。

行進が終了した後は、アイヌコタンのシアター・イコロで「イオマンテの火まつり」を観賞。

        ≪アイヌシアター・イコロ イオマンテの火祭り≫

21:30 アイヌコタンの夜は更けてゆく。



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