旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

伊良部島でサシバ捜し

2018-10-28 | 旅行記

2018年10月15日 宮古島二日目

朝目覚めたら、外は雨。しかもけっこう強い。

今日は、伊良部島・下地島を観光する予定だが、これでは無理。

こんな日はホテルでノンビリするのがリゾートだが、今日はホテルを移らなければならない。やはり旅の予定を早めに決めないと、こういうことが起きる。

10時を過ぎても雨は止みそうで止まない。何時までも居る分けに行かないのでホテルをチェックアウト。レンタカーで出発。

                     ≪宮古島市熱帯植物園≫

10:30 宮古島市熱帯植物園に到着。私は、宮古島の中で、雨でも時間をつぶせる場所はここしか知らない。特に、園内にある「体験工芸村」は長い時間居られる。

しかし、しばらくするとホテルの傘を持った家族連れやグループ、カップルなどの観光客がゾロゾロと現れ、オジサンの居る場所がなくなってしまった。

                ≪宮古島市熱帯植物園内 体験工芸村≫

以前、ここの陶芸工房で「阿形」のシーサーを作ったことがあるので、今日は「吽形」のシーサーを作って時間をつぶそうかと考えてきたが、家族連れの子供たちを押しのけるわけにもいかず、結局、伊良部島・下地島に向かうことにした。

13:00 伊良部大橋を渡る。

雨が上がり、急に青空が広がって来てイイ感じ。

この島には一度来たことがあるが、台風直撃の直前だったのでユックリできず、牧山展望台に行ったくらいだ。

今日は西回りに下地島から見て歩く。

緑色の線が今日ドライブしたルート。

                   ≪渡口の浜(とぐちのはま)≫

                  ≪渡口の浜 乗瀬橋方向≫

                      ≪中の島ビーチ≫

                       ≪通り池≫

                 ≪下地島パイロット訓練飛行場の北端≫

「下地島空港に国際線・国内線の旅客ターミナル建設」のニュースが地元のテレビで取り上げられていた。

地元の居酒屋情報では、空港施設を充実しておいて、その後自衛隊が入って来るだろうと言われていた。周辺はホテル?などの建設ラッシュ。

                      ≪佐和田の浜≫

ひと通り海岸線を見て回った後は、伊良部島の役場に向かう。

宮古島市のホームページによれば、10月8日から、宮古島市役所伊良部庁舎の屋上で「サシバ」の飛来数調査が行われているということなので、行ってみることにした。

   ≪サシバ(タカ科サシバ属) 宮古島市HPから≫

サシバは、夏の間、日本中に分散しているが、この時期、宮古島諸島などに集結して羽を休め、フィリピンなどの南方の島に渡るらしい。

遠いところでは、秋田のサシバは4日かけて伊良部島まで来るそうだ。

            ≪宮古島市役所伊良部庁舎屋上 サシバ飛来数調査≫

如何にも野鳥の専門家という感じのオジサンからレクチャーしてもらい、私も一緒に空を仰ぐが全く分からない。

「あそこを大群が移動しているよ!」などと指をさされるが、私の目にはドンヨリした雲しか見えない。

沖縄県の職員だというお嬢さん二人から、「下地島の上空。あの鉄塔の上。15度の角度。右側に流れてる。」などと教えてもらううちに、やっと一つの群れを確認。

数十羽の鳥の群れが、螺旋を描くように上昇しながら、遥か彼方を移動していた。

たまたま役場近くまで近づいて来たヤツを必死に撮影。この写真が、今回の限界。

考えてみれば、360度見渡せるから役場の屋上で調査しているわけで、写真撮影には向かないようです。

それでも、伊良部島にサシバの巨大モニュメントがある理由が良く分かりました。

16:20 再び伊良部大橋を渡り、今日から3泊するホテルへ移動。

17:00 東洋一美しいと言われる「与那覇前浜ビーチ」のホテルにチェックイン。

20:00 ホテルのレストランで、私の好きな「川満七重さん」の三線の弾き語りを聞きながら、今日も生ビール。


息抜きに池間湿原へ

2018-10-27 | 旅行記

2月の鎌倉トレッキング以来、なんと8ヶ月ぶりのブログ更新となりました。

4月から我が家のリフォームが始まり、7月末には概ね終わったものの、このころから数十年ぶりの歯医者通いとなり、結局、自由の身になれたのは9月末。

息抜きを兼ねて、取りあえず毎年行っている沖縄旅行に出かけることにする。

今回は、毎年必ず行っていた八重山諸島はお休みし、宮古島周辺と沖縄本島を6泊7日で旅する。

今回も、アホなオッサン一人旅。

2018年10月14日

14:20 予定より少し遅れて「宮古島空港」に到着。

ドンヨリした空模様で、時折小雨がパラつく生憎の天気。

                      ≪宮古島空港≫

14:50 空港近くのレンタカーショップを出発。

宮古島ではレンタカーは必須アイテムだ。秋のキャンペーン中なので、ナント、5人乗り車が4泊5日で込々18,630円と激安(オリックス会員価格)。

                                 国土地理院

空港から北上して宮古島を突き抜け、「池間大橋」を渡って池間島に入る。

                      ≪池間大橋≫

以前来た時はバツグンの好天に恵まれたので、海の色は信じられないほど美しいコバルトブルーだったが、今日はザンネン。

その折、「島には何か見るものはあるか?」と島の人に聞いたら、「何にも無い」と言われたので、海を眺め外周道路を一周しただけで宮古島に戻った。

今回は、事前に調査した結果、島の中心部に「池間湿原」という沖縄県内で最大の湿原があるということが分かったので、今日は下見がてら来てみた。

こんな小さな島で県内一の広さの湿原とはどんなものか、興味が沸く。

借りたばかりのレンタカーの底を擦り、ボディーの両わきを擦り、時々ヌカルミに突っ込みながら、勘を頼りに前進。

               ≪池間湿原展望台、駐車場と我が愛車≫

15:45 途中、コンビニで買物したり池間大橋を撮影したりしながら、池間湿原の展望台に到着。

展望台は鉄骨で頑丈そうだし、駐車場は綺麗に狩り払いされていて、10台位停められそう。

                       ≪展望台≫

                     ≪池間湿原(別名ユニムイ)≫

季節は秋ということもあり、水草が大分密生している。陸地化するのも時間の問題か・・・。

遠くから鳥の鳴き声は聞こえるが、姿は見えず。茂みが深いので、これでは水辺にいる鳥は見えそうもない。

時折、遠くの林の上を群れが飛び交うが、サギ類か・・・?

油断していたら、目の前を高速で横切る鳥が一羽。

遅れながらの連写でどうにか一枚・・・。ピンボケだが「アジサシ」か・・・?。

実はカメラ三脚などを入れたキャリーバッグを、ホテルに先送りしているので、まだ手元にない。野鳥を望遠で撮るには致命的。

この後、野鳥は全く姿を見せず。

もしかしたら「サシバ」の群れなどいるのではないかと期待して来たが、日暮れまでここに留まるわけにはいかない。

                      ≪オオゴマダラ≫

トカゲでしょうか、イモリでしょうか、あるいはヤモリでしょうか?

遠くから見た時は「キノボリトカゲ」かと思ったが、近づいて見るとまるで違う。

イモリにしては背も腹も色が違う。ではヤモリかと言うと、こんな湿地帯にヤモリはいるのでしょうか?

カメラを担いで、はるばる先島諸島の湿原までやって来たのに、動植物の名前が分からない自分が情けない。

まだホテルにチェックインもしていないので、今日のところはこれくらいで終了。

 

     ≪フナクスビーチ駐車場≫

池間湿原から車で数分。「フナクスビーチ」の駐車場に車を停め、トイレに立ち寄る。

突然、バサバサと音を立てて目の前の木に巨大なものが舞い降りた。

見上げれば「ムラサキサギ」。湿原の中では全く姿を見せなかったのに、駐車場のトイレの前にその紫色の巨体を現した。

                      ≪ムラサキサギ≫

枝がジャマなので反対側に回り込もうとしたら、当然、逃げられた。

【池間湿原への行き方】

今回の私の様に、初めて池間湿原に行かれる方のために、ちょっとアドバイス。

今回私が往路で利用したのは、上の地図の赤矢印のコース。道標もなく分かりずらく悪路。

お勧めは緑矢印のコース。

池間大橋を渡ったらY字路を右折。周回道路を1.6kmほど北上すると、右手にフナクスビーチの駐車場がある。

駐車場の道路向かい側に「池間湿原案内板」がある。ここを左折すると、正面に池間島灯台が見える。

チョット行くと、左折の道標があってここからは未舗装路に入る。

さらにその先にY字路がある。私は往路は右側の道の奥からここに来た

道標に従って左折。すぐ目の前に展望台と駐車場が現れる。

16:40 フナクスビーチの駐車場を出発。宮古島を北から南に縦断、ホテルに向かう。

17:35 本日一泊するホテルに無事到着。同時に到着したほかの客が、外壁のピンクの照明を見て「なんだかラブホテルみたいだな~」

  

 

19:30 ホテル向かいの屋台村で夕食。

民謡のライブステージを見ながら生ビール。

〆は、部屋でグルクンの炙り焼きをツマミに泡盛菊の露VIP。

長い一日でした。