イトーヨーカ堂が、ネットスーパー業務の再構築のために、2024年11月27日に締結した、生鮮食品配送の新興企業「ONIGO」(オニゴー、2021年6月10日創業、本社は東京都世田谷区)との資本業務提携です。
この提携により、ネットスーパー業務を再構築し、2025年2月より「ONIGO上のイトーヨーカドーネットスーパー」を93店舗において開始する予定のようです。
イトーヨーカ堂は、2001年3月に業界でも早い時期にネットスーパー事業を開始しました。注文された商品を店舗で荷造りして配送する「店舗出荷型」のネットスーパーでした。その後、需要の増加に伴い店舗の負担が増したため、物流センターから出荷し配送する「センター出荷型」へ切り替えました。この時、配送距離の増加に伴う時間増から人気であった惣菜などを取り扱対象から外しました。その結果、消費者ニーズを拾い切れず採算が悪化したため、2025年2月12日を以って、ネットスーパーの営業を終了させることを表明していました。
しかしながら、今回の提携により、ONIGOのスタッフが店舗業務から配送までを担う「店舗出荷型」ネットスーパーに戻し、惣菜なども取り扱う形にして「ONIGO上のイトーヨーカドーネットスーパー」という名称でネットスーパー事業を継続させることにしたようです。配送時間は最短で40分、取り扱い商品数は8000~9000アイテムとなるようです。
2025年2月以降のネットスーパー事業の巻き返しが期待されます。
(幻となった?)ネットスーパー営業終了のニュースリリース(2024.10.11)のサイトは、https://www.itoyokado.co.jp/__resources__/aae2d7ea-a31a-4ff9-9460-3daed81db553.pdfです。
資本業務提携関連のニュースリリース(2024.12.5)のサイトは、https://www.itoyokado.co.jp/__resources__/33c3dde6-0b69-46b2-b261-a53b416cb1bc.pdf です。