気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“コグニティブコンピュータ”とは

2014-08-09 23:56:09 | 学術・サイエンス・概念など

ビッグデータを効率よく処理する新たなコンピュータアーキテクチャの考え方です。米IBMのスティーブ・ハム氏が名付けたようです(※)。スティーブ氏によると、コグニティブコンピュータとは、大量のデータがあるところで演算処理を行い、自ら学習し、人間を支援するコンピュータをイメージしているようです。

※ 関連書籍として、「スマートマシンがやってくる」(ジョン・E・ケリー3世、スティーブ・ハム著、三木俊哉訳、日経BP社、2014年7月、http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106422836/subno/1)が出版されています。

従来のノイマン型コンピュータ(即ち、メモリにプログラムやデータを格納し、メモリから命令やデータを取り出しながら実行していくコンピュータ)と異なり、データとその処理装置(プロセッサ)とが一体化されている点に特徴があるようです。

ノイマン型コンピュータの開発目標が処理性能向上にあるのに対し、コグニティブコンピュータの開発目標は、データから推論を導き所定の目標を達成させることにあるようです。


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