伝統のモンテカルロが終了しました。
優勝は、相変わらず磐石の走りを見せたシトロエンのローブ。
2位はフォードのガルデマイスター
3位は三菱のパニッツイでした。
スバルはペターがSS12でリタイアしてしまいノーポイント
チームメイトのサラザンはLeg2でのリタイア後スーパーラリーシステムの適用を受けLeg3を走行し14位。
結局、どちらもノーポイントでした。(涙)
チュリニ峠なくなったと思ったんですが残ってたんですね。システロンがなくなったのかな?失礼しました。
しかし、モンテカルロラリーは面白かったです。
速すぎるシトロエンを除けば、グロンホルム、ペター、ガルデマイスターの争い。そしてパニッツイの激走。オリオールの衰えていない走りなど見所満載でした。
さて、一晩たってショックも和らいできましたので冷静に分析してみたいと思います。
S.ローブ:シトロエン
この人に説明は不要でしょう。ターマックでのパフォーマンスは抜群。シトロエン+ミシュランもそれに答えてくれています。
F.デュバル:シトロエン
この人の順応性には驚かされます。フォードからシトロエンとスイッチして1年目にもかかわらず、ローブに次ぐスピードを見せてくれました。さすがに無理がたたったのかリタイアしてしまいましたが、順調に行けば2位は確実だったことでしょう。
T.ガルデマイスター:フォード
あんまり期待してなかったんですが、予想に反して大健闘の2位。勝てるマシンを与えられて飛躍の年になるかもしれませんね。今後に期待です。
G.パニッツイ:三菱
まさに、ターマックキングの本領発揮。見事3位Getです。ローブとのタイム差を見てしまうと痛いですけれど、セッティングが合えば凄いスピードが出せることを見せてくれました。
H.ロバンペッラ:三菱
えっと、全然ダメですね。注目外。グラベルに期待しましょう。
M.マルティン
シトロエンにうつって、順応性を見せたデュバルとはうってかわって、全然ダメだったマルティン。
グロンホルムが速かっただけにマシン的には問題は無いのは明らか。マルティンの好みにセッティングが仕上げられなかったのでしょうかね。上位陣のトラブルにより4位になりましたが不満足な結果でしょう。
M.グロンホルム
ピレリ勢最上位をずっと走行していただけにSS12でのクラッシュは痛かった。ペターと違ってなんとか最後まで走り切れたのは幸いでしたね。とは言え、マシンがちゃんともってくれればグロンホルムは速いというのは証明できましたね。ミシュランを履いていればシトロエンとも争えたか?
P.ソルベルグ:スバル
Leg1であんまり速度がでないので、彼のパフォーマンスが悪いのかと思いましたが、ブレーキトラブルを抱えていただけでした。Leg2からは、グロンホルムとガルデマイスターと良い争いを展開してましたね。ベストをとったSS10、SS11は土が載って滑りやすい路面だったようで、こういう路面を得意とする彼のパフォーマンスが見事現れました。その次のSS12でクラッシュしてしまったのは全くの計算外。彼は全開ではなかったとコメントしてますが…。グロンホルムを除く、他のドライバーがちゃんと走れている以上言い訳に過ぎません。2位争いに熱くなりすぎたんでしょうか抑えきれなかったかと思います。3位になるぐらいの覚悟でも、もう一歩、安全側に振った走りをしなければローブからチャンピオンの座を奪うのは厳しいでしょう。
S.サラザン:スバル
スバルのオフィシャルサイトでもフォローの苦しかったヒルボネンと比べれば、圧倒的に好印象でしょう。
ペター同様、Leg1ではブレーキトラブルに悩まされましたが、ドライターマックではペターよりも速いタイムをたたき出すなど、彼の素質は充分に発揮できたと思います。あとは経験を積むだけですね。彼のグラベルでのパフォーマンスも見てみたいものです。
A.ベング:シュコダ
SS6ではペターより早く走ったりと、下位にいますが、マシンの劣るなかのそのパフォーマンスは賞賛できるものでしょう。今後のラリーでもそういうところを見せて欲しいですね。
シトロエン:ミシュラン
ターマックイベントにおいては、マシンのスピード、タイヤのパフォーマンスどれをとっても一流。余裕すら感じさせます。
フォード:ミシュラン
M.マーチンやF.デュバルがもし残っていたら、シトロエンに匹敵するスピードを見せていたのは間違いないでしょう。とはいえT.ガルデマイスターもがんばったのは事実で丁度、ピレリユーザーと良い争いが展開されました。逆にグラベルが不安ですね。
プジョー:ピレリ
マシン的には問題がなかったといっていいでしょう。このまま、メカトラブルがなければかなりの戦闘力を見せることは確実だと思います。グラベルでのスバルとの争いが楽しみです。
三菱:ピレリ
大躍進といっていいと思います。ターマックキングのパニッツイの力によるところは大きいかもしれませんが、バッチリのセッティングが出れば、プジョーやスバルと互角の戦いを繰り広げられるのは事実です。
シュコダ:ミシュラン
まだまだ、上位チームに迫るパフォーマンスとは言い難い気がしますね。
デュバルや、シュワルツがリタイアしたなかベングが見せたベストタイムが唯一の救いでしょうか。
がんばれシュコダ!
スバル:ピレリ
予想外のノーポイント…。Leg1でのブレーキトラブルが無ければ、もう少し余裕を持って戦えたかもしれません。ターマックでもプジョーとほぼ互角に戦える性能はあると思います。ペターがベストを刻んだのターマックとはいえぬかるんだアスファルトと滑りやすい状況だった様子。こういう時のインプレッサとピレリのパフォーマンスは抜群ですね。
ラリー・モンテカルロ:最終順位
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SUGOI車-blog:WRC モンテカルロラリーを終えて
優勝は、相変わらず磐石の走りを見せたシトロエンのローブ。
2位はフォードのガルデマイスター
3位は三菱のパニッツイでした。
スバルはペターがSS12でリタイアしてしまいノーポイント
チームメイトのサラザンはLeg2でのリタイア後スーパーラリーシステムの適用を受けLeg3を走行し14位。
結局、どちらもノーポイントでした。(涙)
チュリニ峠なくなったと思ったんですが残ってたんですね。システロンがなくなったのかな?失礼しました。
しかし、モンテカルロラリーは面白かったです。
速すぎるシトロエンを除けば、グロンホルム、ペター、ガルデマイスターの争い。そしてパニッツイの激走。オリオールの衰えていない走りなど見所満載でした。
さて、一晩たってショックも和らいできましたので冷静に分析してみたいと思います。
S.ローブ:シトロエン
この人に説明は不要でしょう。ターマックでのパフォーマンスは抜群。シトロエン+ミシュランもそれに答えてくれています。
F.デュバル:シトロエン
この人の順応性には驚かされます。フォードからシトロエンとスイッチして1年目にもかかわらず、ローブに次ぐスピードを見せてくれました。さすがに無理がたたったのかリタイアしてしまいましたが、順調に行けば2位は確実だったことでしょう。
T.ガルデマイスター:フォード
あんまり期待してなかったんですが、予想に反して大健闘の2位。勝てるマシンを与えられて飛躍の年になるかもしれませんね。今後に期待です。
G.パニッツイ:三菱
まさに、ターマックキングの本領発揮。見事3位Getです。ローブとのタイム差を見てしまうと痛いですけれど、セッティングが合えば凄いスピードが出せることを見せてくれました。
H.ロバンペッラ:三菱
えっと、全然ダメですね。注目外。グラベルに期待しましょう。
M.マルティン
シトロエンにうつって、順応性を見せたデュバルとはうってかわって、全然ダメだったマルティン。
グロンホルムが速かっただけにマシン的には問題は無いのは明らか。マルティンの好みにセッティングが仕上げられなかったのでしょうかね。上位陣のトラブルにより4位になりましたが不満足な結果でしょう。
M.グロンホルム
ピレリ勢最上位をずっと走行していただけにSS12でのクラッシュは痛かった。ペターと違ってなんとか最後まで走り切れたのは幸いでしたね。とは言え、マシンがちゃんともってくれればグロンホルムは速いというのは証明できましたね。ミシュランを履いていればシトロエンとも争えたか?
P.ソルベルグ:スバル
Leg1であんまり速度がでないので、彼のパフォーマンスが悪いのかと思いましたが、ブレーキトラブルを抱えていただけでした。Leg2からは、グロンホルムとガルデマイスターと良い争いを展開してましたね。ベストをとったSS10、SS11は土が載って滑りやすい路面だったようで、こういう路面を得意とする彼のパフォーマンスが見事現れました。その次のSS12でクラッシュしてしまったのは全くの計算外。彼は全開ではなかったとコメントしてますが…。グロンホルムを除く、他のドライバーがちゃんと走れている以上言い訳に過ぎません。2位争いに熱くなりすぎたんでしょうか抑えきれなかったかと思います。3位になるぐらいの覚悟でも、もう一歩、安全側に振った走りをしなければローブからチャンピオンの座を奪うのは厳しいでしょう。
S.サラザン:スバル
スバルのオフィシャルサイトでもフォローの苦しかったヒルボネンと比べれば、圧倒的に好印象でしょう。
ペター同様、Leg1ではブレーキトラブルに悩まされましたが、ドライターマックではペターよりも速いタイムをたたき出すなど、彼の素質は充分に発揮できたと思います。あとは経験を積むだけですね。彼のグラベルでのパフォーマンスも見てみたいものです。
A.ベング:シュコダ
SS6ではペターより早く走ったりと、下位にいますが、マシンの劣るなかのそのパフォーマンスは賞賛できるものでしょう。今後のラリーでもそういうところを見せて欲しいですね。
シトロエン:ミシュラン
ターマックイベントにおいては、マシンのスピード、タイヤのパフォーマンスどれをとっても一流。余裕すら感じさせます。
フォード:ミシュラン
M.マーチンやF.デュバルがもし残っていたら、シトロエンに匹敵するスピードを見せていたのは間違いないでしょう。とはいえT.ガルデマイスターもがんばったのは事実で丁度、ピレリユーザーと良い争いが展開されました。逆にグラベルが不安ですね。
プジョー:ピレリ
マシン的には問題がなかったといっていいでしょう。このまま、メカトラブルがなければかなりの戦闘力を見せることは確実だと思います。グラベルでのスバルとの争いが楽しみです。
三菱:ピレリ
大躍進といっていいと思います。ターマックキングのパニッツイの力によるところは大きいかもしれませんが、バッチリのセッティングが出れば、プジョーやスバルと互角の戦いを繰り広げられるのは事実です。
シュコダ:ミシュラン
まだまだ、上位チームに迫るパフォーマンスとは言い難い気がしますね。
デュバルや、シュワルツがリタイアしたなかベングが見せたベストタイムが唯一の救いでしょうか。
がんばれシュコダ!
スバル:ピレリ
予想外のノーポイント…。Leg1でのブレーキトラブルが無ければ、もう少し余裕を持って戦えたかもしれません。ターマックでもプジョーとほぼ互角に戦える性能はあると思います。ペターがベストを刻んだのターマックとはいえぬかるんだアスファルトと滑りやすい状況だった様子。こういう時のインプレッサとピレリのパフォーマンスは抜群ですね。
ラリー・モンテカルロ:最終順位
順位 | ドライバー | チーム | タイム |
---|---|---|---|
1位 | S.ローブ | シトロエン | 4:13:05.6 |
2位 | T.ガルデマイスター | フォード | +2:58.3 |
3位 | G.パニッツィ | 三菱 | +3:40.1 |
4位 | M.マルティン | プジョー | +5:27.7 |
5位 | M.グロンホルム(P) | プジョー | +7:33.8 |
6位 | M.ストール(C) | シトロエン | +8:08.2 |
7位 | H.ロバンペラ(M) | 三菱 | +8:26.4 |
8位 | R.クレスタ | フォード | +9:18.1 |
9位 | A.ベング | シュコダ | +0:10:32 |
10位 | A.ワンドボルド | フォード | +0:15:09 |
11位 | C.ミーク | シトロエン | +0:22:50 |
12位 | K.カタヤマキ | スズキ | +0:23:04 |
13位 | A.スコルチオーニ | スズキ | +0:24:30 |
14位 | S.サラザン | スバル | +24:37.2 |
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SUGOI車-blog:WRC モンテカルロラリーを終えて
それにしてもラリードライバーは息が長いですね!!
ボクは早くもプロダクションでの新井選手の活躍が
楽しみです。
まだまだ先のことですがキプロスラリーはスバルに期待大です。
在日キプロス総領事館が新宿スバルビルにあるんですよ!!
モンテでの初ポディウムフィニッシュかと期待し始めたところだったのに(T_T)
ただ、意外と悪くないタイムがだせることがわかったので、将来は明るいのでは??
三菱の速さはH.ロバンペラのスウェディッシュでのタイムで明らかになるかもしれませんね
それも、観客が投げた雪の塊にのってしまったとか…。
昔からこの手の妨害はラリーの名物ですけどね。
昔とは違ってかなりギリギリのドライビングになってますからこのような妨害はすぐにクラッシュに繋がってしまうので怖いです。ちゃんとオフィシャルが管理して欲しいものです。
tawaさん
そうですねぇ。ラリーに限らず、モータースポーツ自体が息が長いスポーツだと思いますよ。体を使ったスポーツだと30過ぎるととたんにきつくなりますからね。
私もPCWRCは大注目です。もちろん新井さんを応援します!本当はWRカーに乗って欲しいですけれどね。
ぽーるさん
そうですね、ハリがスウェディッシュでどこまでいけるかが注目ですね。問題はピレリタイヤですけど。
そっか、スウェディッシュでもスバルはポイントを取れる可能性が高くなったんだ。スノーラリーはピレリ不得意だからなぁ。K.エリクソンが優勝した頃が懐かしいです。