【ラリーNZ】終了：フォード1-2で優勝!

ローブが居なければ、もう誰もフォードチームを脅かすものは居ませんでしたね。結局、M.グロンホルムがダントツでラリーを終始リードし、M.ヒルボネンが2位を余裕で堅持し3位以下を大きく突き放してそのまま最後までノートラブルで走りきりました。この1-2フィニッシュにより、フォードチームは18ptsを得て、2006年マニュファクチャラーズ選手権タイトルをGetしました。なんと27年ぶりだそうです。

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今ラリー最初から優位に立ったＢＰ-フォード・ワールドラリーチームが、そのままフィニッシュまでその優勢を保った。27年ぶりのマニュファクチャラーズタイトルを目前にして、マーカス・グロンホルムとミッコ・ヒルボネンは、その目標だけに照準を合わせ、現実的なアプローチで最終日を走りきった。この2人が1-2フィニッシュを遂げたことで、フォードの2006年ＦＩＡ世界ラリー選手権のマニュファクチャラーズタイトルが決まった

マーカスとヒルボネンの差はまだ少しありそうですが、まだまだ、ヒルボネンには若さがありますから、これから経験をつんでいけば、マーカスの後継者として、WRCを背負っていけそうです。

3位以下の順位ですが、下記の通り。

1位M.グロンホルム(F)
4:02'30.7
2位M.ヒルボネン(F)
+56.0
3位M.ストール(P)
+2'39.3
4位X.ポンス(C)
+2'56.1
5位D.ソルド(C)
+3'20.7
6位P.ソルベルグ(S)
+4'57.1
7位L.P.コンパンク(F)
+10'51.6
8位J.ラトバラ(S)
+16'22.4

OMVプジョーのストールも安定した走りが出来てくるようになりましたねぇ。いい感じです。プジョーも戻ってくれば良いのになぁ...。クロノスシトロエンの2台も最後まで走りきりましたが、フォード相手にはドライバーの能力不足は否めませんね。来年ぐらいにどちらかのドライバーが光る走りを見せてくれれば面白いのですが。

スバルのペターは結局波に乗れぬままラリーを終えてしまいました。ベストタイムも0。次世代ドライバーの片鱗を見せ始めたのがC.アトキンソン。LEG2午前中のSSでベストタイムを2連発。まあ、その直後に岩にヒットしてリタイアしてしまったので、なんともかんともですが（ペターの悪夢がクリスに...）。インプレッサのセッティングが決まれば、ペター＆クリスのコンビは、フォードのコンビ、シトロエンのローブと共にWRCを席巻するやもしれません。

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一方、ニュージーランドが最終戦となるプロダクションラリー選手権（PCWRC）ですが、最後まで波乱含みの展開でした。

LEG1ではアルアティアが低調な滑り出しで、4位奴田原さんで6位アルアティアで2分近くの差という状況。
LEG2では奴田原さんに悪夢が...。SS8で撤退となってしまいました。
これで、優勝はアルアティアに大きく傾いたと思ったんですが、そうは簡単にいきません。
LEG3のSS13でなんとアルアティアが撤退。LEG3にスーパーラリーで復活した奴田原さんの順位を見守るという結果になりました。

最終的には奴田原さんは、アルアティアの前の6位でフィニッシュするもののこれではポイントを逆転することは無理で、アルアティアが2006年PCWRC王者となったのでした。

ちなみに、ニュージーランドラリーのPCWRC優勝は、インプレッサのJ.ラトバラですね。

昨年のPCWRCは、インプレッサWRXのSpec.Cが大活躍したんですが、ランサー勢もかなり挽回してきて今年は実力が拮抗してましたね。特に奴田原さんは、実力派ドライバーたちが出場しないラリーで確実に優勝したことであと一歩でチャンピオンになれるところまで来ました。PCWRCの実力的には前年王者の新井さんが一歩ぬきでているとは思うのですが、今年は運に恵まれませんでしたね。来季の新井さんは、PCWRCなのかWRCなのか？その辺が気になるところです。（スバルWRCのBチームができるという噂はどうなったんでしょう？）

1位J.ラトバラ(S)
4:18'53.1
2位R.メイソン(S)
+3'57.6
3位A.ドロシンスキー(S)
+15'46.8
4位鎌田卓麻(S)
+16'46.1
5位M.バルダッチ(M)
+18'52.0
6位奴田原文雄(M)
+22'44.0
7位N.S.アルアティヤー(S)
+28'48.8
8位新井敏弘(S)
+31'47.1

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WRC世界ラリー選手権 2006 Vol.11 オーストラリア/ニュージーランド JSBW-12