いやぁ、ローブがLEG1から独走してしまったんで、ペターとグロンホルムの2番手争いになってしまいましたね。本当はこの3人が10秒差以内でひっ迫した展開になると盛り上がるのですが…。ミシュランの新タイヤがどんな路面でもハンドカットだけで適応してしまうので、ピレリとしては辛いところ。そう、ピレリは予想が外れたんですね。予想していたのは高温で乾いた路面。実際は雨でマディー(泥んこ)の路面と乾いた路面のミックス。スバルとプジョーはマディー用のタイヤをそんなに持ち込んでなかったらしく、LEG1で苦戦。逆に三菱はマディー用のタイヤを多く登録していたので、ガリの大活躍!となったと言う訳です。
残念ながらガリはLEG2の最初のステージでターボトラブルで下位に転落してしまいましたが、LEG1ではローブを交わして首位に立つなどその活躍は目覚しいものでした。下位に低迷したのも、彼のミスではなく、マシントラブルですから、かなり評価が高くなったかと。そして、信頼性にまだ問題はあるものの、三菱のランサーの戦闘力がかなり上がってきたことも証明されました。
さて、ローブはLEG1終了時点で1分近く2番以降を引き離してしまったのでLEG2以降はクルージング。注目はペターとグロンホルムの2番手争いとなりました。LEG2に入って俄然気合を吐いたのがペター。トップタイムを連発し、見る見る内にグロンホルムとの差を詰め、SS13でついに逆転!そのままフィニッシュを迎えました。そう、勝てなくても2位につけておくのは重要なこと。そうでなければ現在のラリーで年間総合優勝を狙うのは無理なんです。きっちりとローブとの差をキープしておかねばなりません。
それと、1戦限りの復帰となったサインツですが、ブランクをものともせず、安定感抜群で4位Getですよ。デュバル…見習わなきゃダメよ。いくら、一発が速くても完走できなかったらダメなんですから。コリンもペターもそれに気づいて大きくなったんですからね。頑張れ、デュバル!まだ若いんだから。
去年、ウォータースプラッシュで大幅にタイムロスをしてしまったので、最後までドキドキでしたが、2005年モデルはちゃんと対策が効いたみたいですね。ホッ…。これで次戦アクロポリスも安心です。
WRC最終結果
1位S.ローブ(C) 4:21:48.0
2位P.ソルベルグ(S) +59.6
3位M.グロンホルム(P) +1:15.3
4位C.サインツ(C) +4:17.9
5位M.マルティン(P) +5:57.2
6位T.ガルデマイスター(F) +8:07.3
7位R.クレスタ(F) +8:48.3
8位G.ガリ(M) +9:38.8
そして、WRCより盛り上がっているのがPCWRC(プロダクションラリー選手権)です。殆どスバルのワンメイクレースとなっていますがそれだけに,トラブルとの戦いとドライバー同士の戦いが熾烈になっています。
なんと言うのでしょうか、10年前のWRCをまさに見ているような感じですね。タイヤはパンクするし、トラブルは頻発するし。30秒、1分差なんて差のうちに入らない。1つのトラブルとミスで簡単に順位が入れ替わってしまう。そんな面白さが今のPCWRCにはあります。
ドライバーの能力としては、スバルの新井敏弘が一歩抜け出している感がありますが、トラブルが彼を襲います、このあたりがPCWRCの厳しさでしょう。LEG1を2連続トップタイムで快調にスタートした新井さんですが、SS7とSS8の間のリエゾンでパワステがトラブルを起こし、SS8はパワステなしで走行する羽目に。これで、大幅に遅れて5番手に後退、トップから1分50秒も離れてしまいます。しかし、LEG2に入ると新井さんが怒涛の追い上げを見せ、終了時にはトップのリガトから40秒差にまで詰め寄ってます。私の感覚では、さすがに、リガトに追いつくのは無理かなぁという感じでしたが、2位ヒギンズ,3位アルアティヤーとは20秒強のタイム差。2位は新井さんの速さなら何とかなるなとは思っていました。
そして、注目のLEG3ですが、凄いことが起きました、SS17の16.45kmで新井さんがスーパータイム。トップのリガトに25.6秒差をつけてのトップタイムで一気に3位に踊り出てきます。これで、首位リガトとの差は14.7秒差。つぎの最終SS18は33.34kmですから、充分に優勝を狙える位置にまでつけてきました。最終SSでは、2位のヒギンスがサスペンショントラブルで後退で首位争いから脱落してしまいましたが、新井さんが再び、リガトに16.3秒差をつけてのトップタイムで見事逆転優勝を果たしました!
いやぁ、新井さん凄すぎ。今シーズンもマシントラブルが多くて不安定な状態ですが、そのトラブルを物ともしない凄いスピードです。最近、WRCの速報メールよりもPCWRCの速報メールが楽しみになってます。
PCWRC最終結果
1位新井敏弘(S) +4:45:30.6
2位M.リガト(S) +1.6
3位N.S.A.アティヤー(S) +1:24.3
4位X.ポンス(M) +1:29.0
5位H.アルワハイビ(S) +7:52.7
6位A.テイスコネン(S) +8:30.1
7位S.ベルトラン(S) +10:19.5
8位B.テラバッシ(S) +12/04.9
BLUE_SKY_BLOG:【TB企画】皆さんにとってのBLUE_SKYを大募集!:復活記念だぞ!
残念ながらガリはLEG2の最初のステージでターボトラブルで下位に転落してしまいましたが、LEG1ではローブを交わして首位に立つなどその活躍は目覚しいものでした。下位に低迷したのも、彼のミスではなく、マシントラブルですから、かなり評価が高くなったかと。そして、信頼性にまだ問題はあるものの、三菱のランサーの戦闘力がかなり上がってきたことも証明されました。
さて、ローブはLEG1終了時点で1分近く2番以降を引き離してしまったのでLEG2以降はクルージング。注目はペターとグロンホルムの2番手争いとなりました。LEG2に入って俄然気合を吐いたのがペター。トップタイムを連発し、見る見る内にグロンホルムとの差を詰め、SS13でついに逆転!そのままフィニッシュを迎えました。そう、勝てなくても2位につけておくのは重要なこと。そうでなければ現在のラリーで年間総合優勝を狙うのは無理なんです。きっちりとローブとの差をキープしておかねばなりません。
それと、1戦限りの復帰となったサインツですが、ブランクをものともせず、安定感抜群で4位Getですよ。デュバル…見習わなきゃダメよ。いくら、一発が速くても完走できなかったらダメなんですから。コリンもペターもそれに気づいて大きくなったんですからね。頑張れ、デュバル!まだ若いんだから。
去年、ウォータースプラッシュで大幅にタイムロスをしてしまったので、最後までドキドキでしたが、2005年モデルはちゃんと対策が効いたみたいですね。ホッ…。これで次戦アクロポリスも安心です。
WRC最終結果
1位S.ローブ(C) 4:21:48.0
2位P.ソルベルグ(S) +59.6
3位M.グロンホルム(P) +1:15.3
4位C.サインツ(C) +4:17.9
5位M.マルティン(P) +5:57.2
6位T.ガルデマイスター(F) +8:07.3
7位R.クレスタ(F) +8:48.3
8位G.ガリ(M) +9:38.8
そして、WRCより盛り上がっているのがPCWRC(プロダクションラリー選手権)です。殆どスバルのワンメイクレースとなっていますがそれだけに,トラブルとの戦いとドライバー同士の戦いが熾烈になっています。
なんと言うのでしょうか、10年前のWRCをまさに見ているような感じですね。タイヤはパンクするし、トラブルは頻発するし。30秒、1分差なんて差のうちに入らない。1つのトラブルとミスで簡単に順位が入れ替わってしまう。そんな面白さが今のPCWRCにはあります。
ドライバーの能力としては、スバルの新井敏弘が一歩抜け出している感がありますが、トラブルが彼を襲います、このあたりがPCWRCの厳しさでしょう。LEG1を2連続トップタイムで快調にスタートした新井さんですが、SS7とSS8の間のリエゾンでパワステがトラブルを起こし、SS8はパワステなしで走行する羽目に。これで、大幅に遅れて5番手に後退、トップから1分50秒も離れてしまいます。しかし、LEG2に入ると新井さんが怒涛の追い上げを見せ、終了時にはトップのリガトから40秒差にまで詰め寄ってます。私の感覚では、さすがに、リガトに追いつくのは無理かなぁという感じでしたが、2位ヒギンズ,3位アルアティヤーとは20秒強のタイム差。2位は新井さんの速さなら何とかなるなとは思っていました。
そして、注目のLEG3ですが、凄いことが起きました、SS17の16.45kmで新井さんがスーパータイム。トップのリガトに25.6秒差をつけてのトップタイムで一気に3位に踊り出てきます。これで、首位リガトとの差は14.7秒差。つぎの最終SS18は33.34kmですから、充分に優勝を狙える位置にまでつけてきました。最終SSでは、2位のヒギンスがサスペンショントラブルで後退で首位争いから脱落してしまいましたが、新井さんが再び、リガトに16.3秒差をつけてのトップタイムで見事逆転優勝を果たしました!
いやぁ、新井さん凄すぎ。今シーズンもマシントラブルが多くて不安定な状態ですが、そのトラブルを物ともしない凄いスピードです。最近、WRCの速報メールよりもPCWRCの速報メールが楽しみになってます。
PCWRC最終結果
1位新井敏弘(S) +4:45:30.6
2位M.リガト(S) +1.6
3位N.S.A.アティヤー(S) +1:24.3
4位X.ポンス(M) +1:29.0
5位H.アルワハイビ(S) +7:52.7
6位A.テイスコネン(S) +8:30.1
7位S.ベルトラン(S) +10:19.5
8位B.テラバッシ(S) +12/04.9
みなさんのご参加をお待ちしています。
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TBしてくださって、うれしいです。
トルコラリー、いかがでしたか?
サインツ復帰、ガリがすばらしい走り、ソルベルグとグロンホルムの
2位争い。。そして、ローブの独走と話題の多いらりーでした。
私は、PCに張り付いて、どきどきばくばく経過をみてました。
>注目はペターとグロンホルムの2番手争い。
どちらもファンなんです。でも苦労人のグロンホルムに
ちょっと、肩入れ。。(笑)勝ってペターは大はしゃぎでしょうね。
はやく映像がみたいです。
>コリンもペターもそれに気づいて大きくなったんですからね。
そうでしたね。そうでしたよ。とくにマクレーはそのようで。。
サインツが後押しコメントをいっぱいしてくれてますので
デュバルさん、頑張ってまた、出てきてください!
トルコラリーのDVDは記念に買うつもりです。
サインツも拝みたいし、ペターの大はしゃぎもみたいので。。
また、TBしてくださいませ。では。
以前ぽーるさんに教わってSTiのメルマガに登録して以来
文字だけではありますがWRCの情報がこまめに入ってくるようになりました。
どちらかというと想像力豊かなほうなので
脳内で一生懸命文字を映像に変換して楽しんでます。
で、さすがにPCWRCで最終SSで新井さんが逆転優勝したと知ったときは
そうとうドラマチックな映像に編集してしまいました。
■びおびおさん
コリンはサインツに
ペターはマキネンに
王者道を教えてもらったわけで。
まだ、ローブは若いからデュバルを教えるのはきつい…。ペターがアトキンソンやサラザンを教えるのも難しいところだけれど。
デュバルはサインツに教えを乞わなきゃね。
■tawaさん
確かに、鳥肌ものでした。
最長ステージだしひょっとして、新井さんトップになれるんじゃ?
と思ってたら、本当にトップになっちゃいましたよ。
物凄い運転だったんだろうなぁ…。