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【新潟中越地震】阪神大震災の経験から:2004-10-28追記

2004-10-28 09:15:26 | ■大震災/台風被害
私の経験から、役に立てそうな情報を提供したいと思います。

1.移動手段
渋滞をさせないためにも、緊急以外の自動車の利用は控える。
どうしても移動しないといけないときはオートバイの利用を。

2.防寒具
・スキーウェア
オートバイでの移動には、スキーウェアがいいと思います。
スキー自体、高速で滑走するときに寒くないように作られているので
原付レベルのスピードでは全く問題がない。
止まっているときでも、確実に暖かいと思う。

事実、原付で行動していましたがスキーウェアを着ていてフルフェイスのヘルメットをしていれば寒さは感じませんでした。
(ただし、新潟の本格的な寒さを経験したことがないのでどこまでつかえるかわかりませんが…)

・新聞紙・ダンボール
新聞紙・ダンボールはかなりの防寒具です。
まず、ダンボールを下に敷いて、その上に新聞紙を敷きます。
ダンボールを立てて壁にすることも有効です。下からの風を防ぐことでかなり暖かくなるはず。
被災生活が長くなると、プライバシー問題も出てきます。
数十cmでも視界をさえぎることができれば、寝やすくなるはず。

3.水まわり
下水の整備を早急に行って欲しい。
上水よりも下水の方が大事だと思っています。
上水は、ペットボトルや給水車でもなんとかなります。
流す場所の確保も大事。

特に汚物(トイレ)が流れないのは不衛生です。
できる限り排水を節水してください。

下水管も破断している可能性が高いです。
その破断している部分に徐々に汚物が溜まっていくので、1週間、数週間たった時にいきなり詰まります。

私が住んでいた7階建てのマンションもそうでした。
下水管の破断に全く気付かず、数週間たったある日、突如1階にお住まいの方のトイレがあふれたのです。

流すことの出来ない不便。

屋外に仮設トイレを設置して、対処しましたが、当然ながら電気が無いので夜に行くのは難しいし、怖い。
特に子供や、お年よりには辛い。

4.火
ガス会社の点検が終了するまではガスを使用しないことをお勧めします。
どこかでガスがもれているかもしれません。

5.電気2004-10-28追記
電気が来ていない箇所は可能ならばブレーカーを落としてください。
電気を復旧させる場合、ガス漏れが発生していないか、電源コードが露出していないかを充分確かめてから復旧させてください。
阪神大震災で起きた火災の原因の一つに、復旧した電気による火花が漏れていたガスに引火したというものがあります。

ご注意ください。

6.建物2004-10-28追記
表面上は大したことが無くても、内部でボロボロになっていることがあります。
家に戻られる際は十二分に注意してください。
できれば、専門家の判断を仰ぐようにしていただければと思います。
阪神大震災では、損傷度を調査する専門チームが組まれ全建物の危険度を算出していました。

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