レガシィハイブリッド

今朝の日経新聞を見て結構びっくりしました。
NIKKEI NET：トヨタ、ハイブリッド車技術を富士重に供与

GM傘下のスバル（富士重工業）ですが、レガシィにG-BOOKを搭載するなど、トヨタとの提携をしたりしていましたが、コレはカーナビという日本だけの市場だからGMが許したんだと判断してました。

GMは世界でトップの自動車メーカーですから、2位のトヨタとは完全ライバルな関係にあります。
当然ながら、ハイブリッド技術に関してもダイムラークライスラー（ベンツ）と共同で開発しているのですが、大排気量向け。スバルの展開する3000CC以下のクラスに展開するのは時間がかかりそうという判断らしいです。

その為、ハイブリッド技術では一歩も二歩も進んでいるトヨタとの提携に踏み込んだ様子。

もちろん、スバルもハイブリッド技術の開発をしていなかったわけではなく、第37回東京モーターショーに出展された、B9スクランブラーには、SSHEV（シーケンシャル・シリーズ・ハイブリッド・エレクトリック・ビークル／Sequential Series Hybrid Electric Vehicle）を搭載していました。これは、時速80kmまでは、エンジンに比べ低回転からトルクがでるモーターを使用し、それ以上の速度域ではガソリンエンジンを使うというもの。

しかしながら、小規模な自動車メーカーであるスバルには開発コストが余りにかかりすぎる為、開発を断念したようです。

そして、スバルにはもう1つ優れた技術があります。B9スクランブラーやR1eに搭載された、ラミリオン・バッテリー（マンガン系リチウムイオン組電池）です。

NECとスバルの共同出資で設立されたNECラミリオンエナジー株式会社で開発されてます。この電池は、従来のニッケル水素電池に比べ、小型軽量化が可能で発熱が少なく高容量が望めるようです。既に実用化目前まで来ているとか。

スバルはトヨタのハイブリッド技術の提供を受ける代わりにこのバッテリー技術を提供するようです。

トヨタから提供を受けるのはハイブリッド技術の動力部のシステムということですが、水平対向エンジンとモーターの組み合わせになるのかは不明。

スバルユーザーとしては水平対向エンジンに思い入れがかなりあるわけですから、是非、B9スクランブラーのように水平対向エンジンでのハイブリッド化を願いたい物です。

とにもかくにもレガシィハイブリッド楽しみです。