ビデオカメラの最高峰と言えば3CCDでしたが、ソニーはCMOSを3つ使ってきました。
ニュースリリース
「3CMOS(シーモス)センサーカメラシステム」を搭載
高画質を実現したDV方式ハンディカム『DCR-PC1000』 発売
製品ページ
Sony Handycam - DCR-PC1000
ソニースタイル
ハンディカム DCR-PC1000 -Sony Style
■CMOSセンサーについて
CMOSとCCDの違いはよくわかりませんが、一般的にはCCDの方が画質的に優れているといわれてきました。
逆に省電力という点ではCMOSタイプが優れていて、消費電力が気になる携帯電話にはCMOSが良く使われています。
そんななか、業務用、一般用で高画質を売り物にするソニーがCMOSで勝負してくるとは思いもよりませんでした。というのも、CCDに比べてCMOSは製造工程の問題上、高画素化が難しいという問題があり、デジタルビデオカメラでも静止画撮影が望まれている現在これは致命的ともいえます。しかしながら、ソニーはこれを3CMOS(CMOSセンサーを3つ使う)事によって解決。このDCR-PC1000では、79万画素のCMOSセンサーを3つ搭載しています。といっても、最終的に1つの画像にまとめるので画素数は79万以上にはならないはずなのに、DCR-PC1000では静止画で280万画素の記録を実現してるのは不思議です。だれか仕組みを知っている人教えてください。
では何で3つのCMOSを使っているかといいますと、レンズから入った光をプリズムにより3つに分け赤・緑・青にそれぞれ1つのセンサーを使うんです。この3色は光の三原色ですので、まとめて処理するよりも1つの色の濃淡だけを処理すればよいのでノイズを排除しやすくなります。つまり、色再現性が抜群によくなるんですね。ビデオカメラにおいて3CCDのデジタルカメラが最高峰とされるのも同じ理由です。
それと、ソニーの説明を読むと、CCDには発生するスミアと呼ばれる現象がCMOSには原理的に発生しないようです。なんだかいい事尽くしの説明ばかりがならんでいますが、ソニーのニュースリリースにはCMOSの悪い面は一切かかれていないのでなんとも判断が難しいところ。これには、IT関係のニュースサイトの評価を待つべきでしょうね。
個人的にはCMOSが悪くはないのだろうと思います。なんと言ってもソニーはCCDを製造できるメーカーの1つですし画質に定評もある。あえてCMOSに変更する必要はないわけです。それなのにCMOSで勝負してきたというからにはよほど画質に自信があるのでしょう。
このハンディカムが売れるかどうかは、今までのCMOSの悪いイメージを払拭できるのかが勝負でしょうね。
たとえば、業務用のカメラでも3CMOSが採用されれば、CMOSのイメージは一挙に向上するはず。
■価格
さて、値段ですが、SonyStyleで税込134,800円となっています。
ちなみに他のハンディカムシリーズと値段を比較すると
DCR-DVD403が134,800円。
(3メガピクセル1CCD、DVDに記録)
DCR-HC1000が155,400円。
(3CCD、DVテープに記録)
CMOSセンサーはCCDに比べて製造コストが安いといわれていますので、画質が上がっていれば、3CCDのDCR-HC1000より2万も安いというのは買いなのかもしれませんね。
■連続撮影時間について
消費電力で有利なCMOSですから同じバッテリーを使っても長時間駆動が可能なはず。
ということで比較してみました。(省エネ度はDCR-PC1000を100%とした時の比率)
省エネ比較
この表からDCR-PC1000の優秀さがよく分かりますね。やっぱりCMOSはCCDに比べると低消費電力のようです。
■記録方式について
アメリカではDVDに録画するのがメジャーになりつつあるようですが、日本ではまだまだDVテープが主流。つい最近VictorからはHDD(マイクロドライブ)に録画するビデオカメラが出ました。
さて、どれが主流になるんでしょうね?
画質的にはフォーマットからしてDVテープが一番よいのは明らかです。
DVDとHDDはMPEG-2というフォーマットですが、ビットレートにより画質が変わりますので簡単には比較できません。
画質と容量比較
※CBRは固定ビットレート、VBRは可変ビットレート。同じビットレートならばCBRの方が画質がよい。
で、ふと思ったんですが、1.4GBのHQモードで40分の撮影が可能ならばシリコンメディアを使ったビデオカメラも間近なような気がします。DVはまだいいですが、HDDやDVDは衝撃に弱いですので、コストさえ許せば、シリコンメディアが一番。
4GBのメモリースティックや2GBのSDカードも登場してますから、そう遠くはない話でしょうね。
ちなみに、お値段は定価で4GBのメモリースティックは900ドルですが、1年で半額になるのがこの世界。
数年後にはシリコンメディアのデジタルビデオカメラが登場してもおかしくはないと思います。
ただ、ハイビジョン撮影も普及してくるでしょうから、もっと容量が必要になるでしょうそうしたらシリコンメディアはやっぱり高価ですので、耐衝撃構造の大容量HDD搭載か8cmのBluerayやHD-DVDが普及するとも考えられます。
コンパクトデジタルカメラでも高画質なビデオが撮れるようになって来ましたので、デジタルビデオカメラとしては更なる高画質化(ハイビジョン対応)や高倍率ズーム(10倍以上)にしていかないと厳しいでしょうね。
さて、私はいつビデオカメラを買い換えればいいのでしょうね(爆)
P.S.
あまりにも文章が変だったので再編集しました。
ニュースリリース
「3CMOS(シーモス)センサーカメラシステム」を搭載
高画質を実現したDV方式ハンディカム『DCR-PC1000』 発売
製品ページ
Sony Handycam - DCR-PC1000
ソニースタイル
ハンディカム DCR-PC1000 -Sony Style
■CMOSセンサーについて
CMOSとCCDの違いはよくわかりませんが、一般的にはCCDの方が画質的に優れているといわれてきました。
逆に省電力という点ではCMOSタイプが優れていて、消費電力が気になる携帯電話にはCMOSが良く使われています。
そんななか、業務用、一般用で高画質を売り物にするソニーがCMOSで勝負してくるとは思いもよりませんでした。というのも、CCDに比べてCMOSは製造工程の問題上、高画素化が難しいという問題があり、デジタルビデオカメラでも静止画撮影が望まれている現在これは致命的ともいえます。しかしながら、ソニーはこれを3CMOS(CMOSセンサーを3つ使う)事によって解決。このDCR-PC1000では、79万画素のCMOSセンサーを3つ搭載しています。といっても、最終的に1つの画像にまとめるので画素数は79万以上にはならないはずなのに、DCR-PC1000では静止画で280万画素の記録を実現してるのは不思議です。だれか仕組みを知っている人教えてください。
では何で3つのCMOSを使っているかといいますと、レンズから入った光をプリズムにより3つに分け赤・緑・青にそれぞれ1つのセンサーを使うんです。この3色は光の三原色ですので、まとめて処理するよりも1つの色の濃淡だけを処理すればよいのでノイズを排除しやすくなります。つまり、色再現性が抜群によくなるんですね。ビデオカメラにおいて3CCDのデジタルカメラが最高峰とされるのも同じ理由です。
それと、ソニーの説明を読むと、CCDには発生するスミアと呼ばれる現象がCMOSには原理的に発生しないようです。なんだかいい事尽くしの説明ばかりがならんでいますが、ソニーのニュースリリースにはCMOSの悪い面は一切かかれていないのでなんとも判断が難しいところ。これには、IT関係のニュースサイトの評価を待つべきでしょうね。
個人的にはCMOSが悪くはないのだろうと思います。なんと言ってもソニーはCCDを製造できるメーカーの1つですし画質に定評もある。あえてCMOSに変更する必要はないわけです。それなのにCMOSで勝負してきたというからにはよほど画質に自信があるのでしょう。
このハンディカムが売れるかどうかは、今までのCMOSの悪いイメージを払拭できるのかが勝負でしょうね。
たとえば、業務用のカメラでも3CMOSが採用されれば、CMOSのイメージは一挙に向上するはず。
■価格
さて、値段ですが、SonyStyleで税込134,800円となっています。
ちなみに他のハンディカムシリーズと値段を比較すると
DCR-DVD403が134,800円。
(3メガピクセル1CCD、DVDに記録)
DCR-HC1000が155,400円。
(3CCD、DVテープに記録)
CMOSセンサーはCCDに比べて製造コストが安いといわれていますので、画質が上がっていれば、3CCDのDCR-HC1000より2万も安いというのは買いなのかもしれませんね。
■連続撮影時間について
消費電力で有利なCMOSですから同じバッテリーを使っても長時間駆動が可能なはず。
ということで比較してみました。(省エネ度はDCR-PC1000を100%とした時の比率)
型番 | センサー | 記録 メディア | バッテリー | バッテリー容量(Wh) | 駆動時間(分) | 省エネ度(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
DCR-PC1000 | 3CMOS | DV | NP-FA70 | 8.8 | 170 | 100 |
DCR-HC1000 | 3CCD | DV | NP-FF71 | 11.2 | 135 | 62 |
DCR-HC90 | 1CCD | DV | NP-FA70 | 8.8 | 170 | 100 |
DCR-DVD403 | 1CCD | DVD | NP-FP70 | 9.8 | 125 | 66 |
この表からDCR-PC1000の優秀さがよく分かりますね。やっぱりCMOSはCCDに比べると低消費電力のようです。
■記録方式について
アメリカではDVDに録画するのがメジャーになりつつあるようですが、日本ではまだまだDVテープが主流。つい最近VictorからはHDD(マイクロドライブ)に録画するビデオカメラが出ました。
さて、どれが主流になるんでしょうね?
画質的にはフォーマットからしてDVテープが一番よいのは明らかです。
DVDとHDDはMPEG-2というフォーマットですが、ビットレートにより画質が変わりますので簡単には比較できません。
型番 | 記録メディア | 容量 | ビットレート | 記録時間 |
---|---|---|---|---|
GZ-MC100 | HDD | 4GB | 9Mbps(CBR) | 60分 |
DCR-DVD403 | DVD | 1.4GB | 最大9Mbps(VBR) | 40分 |
※CBRは固定ビットレート、VBRは可変ビットレート。同じビットレートならばCBRの方が画質がよい。
で、ふと思ったんですが、1.4GBのHQモードで40分の撮影が可能ならばシリコンメディアを使ったビデオカメラも間近なような気がします。DVはまだいいですが、HDDやDVDは衝撃に弱いですので、コストさえ許せば、シリコンメディアが一番。
4GBのメモリースティックや2GBのSDカードも登場してますから、そう遠くはない話でしょうね。
ちなみに、お値段は定価で4GBのメモリースティックは900ドルですが、1年で半額になるのがこの世界。
数年後にはシリコンメディアのデジタルビデオカメラが登場してもおかしくはないと思います。
ただ、ハイビジョン撮影も普及してくるでしょうから、もっと容量が必要になるでしょうそうしたらシリコンメディアはやっぱり高価ですので、耐衝撃構造の大容量HDD搭載か8cmのBluerayやHD-DVDが普及するとも考えられます。
コンパクトデジタルカメラでも高画質なビデオが撮れるようになって来ましたので、デジタルビデオカメラとしては更なる高画質化(ハイビジョン対応)や高倍率ズーム(10倍以上)にしていかないと厳しいでしょうね。
さて、私はいつビデオカメラを買い換えればいいのでしょうね(爆)
P.S.
あまりにも文章が変だったので再編集しました。
↓この技術を使ったのかもしれないですね。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200002/00-007/
なんだか、逃げてないデジタルさんって違和感が(笑)