ラリー用語集（Part1）

ラリーを知らない方々にもわかるように心がけます。
わからなければ、どしどし、コメントやトラックバックを御願いします。

よくラリーを知っている方々には
間違いがあれば指摘よろしくおねがいします。
補足もよろしくおねがいします。

■ラリー
英語ではRally。意味を調べると再集合, 再挙; もり返し, 回復なんてのが出てきます。もっとも自動車が行われるラリーに近いのは再集合。
昔のラリーは、スタートがばらばらで、ある一箇所を目指して車を走らせるという物でした。現在のラリーはヘッドクォーターと呼ばれる場所を中心に、花びらのように道が設定されて、1日が終わればみんなヘッドクォーターに集まるようになっています。

反意語としてはレースがあります。
レースが複数台の車が同時に同じ道を走って競い合うものに対して、ラリーは1台ずつの車が1つの道を走ってそのスピードを競います。

砂漠などを走る、パリ・ダカールラリーという有名なラリーがありますがこれは正確にはラリー・レイドというカテゴリーで一般的にラリーとは区別されます。

■WRC（だぶりゅ・あーる・しー）
World　Rally Championshipの略。
日本語だと「世界ラリー選手権」正式には「FIA世界ラリー選手権」です。
FIAというのは「国際自動車連盟」ですので自動車業界の国連みたいなところですね。

現在FIAが統括する世界選手権は「WRC」と「F1」のみ。
「WRC」も全世界的に見れば「F1」と方を並べるぐらい有名なんです。
日本では「F1」が圧倒的に知名度が高いですが、「WRC」には日本車が一杯参戦しています。いままでに参戦したメーカーを上げますと、トヨタ、日産、マツダ、スバル、三菱ですね。2004年現在でもスバルと三菱が参戦中です。

2004年から遂に日本でWRCが開催されることになりました。

■LEG（レグ）
現在のWRCは2日間の準備期間と3日間のラリー期間が設定されています。
そのラリー期間の1日をLEGとよび1日目がLEG1、2日目をLEG2、3日目をLEG3と呼びます。

LEGの中にはSS、リエゾン、サービスが設置されます。

■SS（えすえす）
SSとはスペシャルステージの略。
単純にいうと公道を完全封鎖して、1台ずつ走り、タイムアタックをするステージ。とにかく早い車が勝ちな道なんです。

■リエゾン
英語でLiaison。意味は連絡。つまり、SSとSSをつなぐ道のことで封鎖はされていません。したがってラリーカーが一般車と共に公道を走る。

スピードは競わないので設定時間内に走り抜ければOK。もちろん一般車と同じ道路を走るので交通法規も厳守。制限時間をオーバーしたり、違反したらペナルティを食らいます。

ラリージャパンだと、マラソンのように警察の先導があるかもしれませんね。
海外のラリーだと完全に一般車と一緒に走るので面白いです。

■スーパーSS（すーぱーえすえす）
スーパースペシャルステージの略。なんだか凄そうでしょ。
実際には、特設ステージですね。通常のステージが一般道をつかっているんのに対してスーパーSSは、平地に造られます。その為に観客席などを設けやすいので、ラリーカーが良く見えるというわけです。
最近のトレンドとしては、道を工夫して2台同時にスタートするタイプが多いのですが残念ながらラリージャパンは1台ずつのようです。
2台同時だと、道は違えど、どちらが速いのかがわかるので盛り上がるんですよ。

■ターマック
英語でTarmac。舗装された道路を示します。つまりターマックラリーといえば舗装された道路を走るラリーを示します。F1で有名なモナコGPはモンテカルロラリーと言う名でターマックラリーとして開催されます。ただラリーの場合は凍結路や雪の積もった道も含まれるのでF1より過酷であると言えます。

■グラベル
英語でGravel。 砂利という意味です。つまり、未舗装路を指します。
日本では殆どの道が舗装路ですが、海外では未舗装路も多数あります。
そんな道をいかに速く走るのかがメーカーの腕の見せ所なのです。
車が豪快な土煙をあげて走る姿は圧巻で、豪快なドリフトも見られます。
昔はターマックラリーとグラベルラリーがミックスされたラリーも開催されていたのですが、現在ではどちらかに統一されています。

ラリージャパンはグラベルラリーです。

■ドリフト
英語でDrift。流れるという意味です。雪の日や雨の日に急ハンドルを切ると、タイヤが滑ってしまいますよね。ドリフトというのはタイヤをわざと滑らせて走るテクニックです。
スキーやスノーボードを思い浮かべていただければわかりやすいかもしれませんね。一般の人ならばスピンしてしまうところをそれをコントロールして走る姿はカッコいいです。

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