ラリー・メキシコ：まもなく開催

今シーズン初のグラベルラリーですね。各ワークス勢もかなり気合が入っているようです。

マシン

スバル、シュコダが2005年スペック投入です。三菱はアクティブデフを投入。シトロエンは新ガスケットを投入してくるようです。
次戦のニュージーランドでも同じエンジンを使わなければならないレギュレーションですので、面白い展開になるかもしれません。というのも標高が全然違うのです。メキシコは2000mを越す標高で空気が薄い、ニュージーランドは標高が低い。例年ならば、セッティングを変えて望めるところですが、今年はそれが出来ません。メキシコにあわせるか、ニュージランドにあわせるか。はたまた間を狙うのか。戦略が大きく左右しそうです。

唯一フォードのみが無変更でしょうかね。

ドライバー

ペターが大本命でしょう。去年は電装系のスイッチを切り忘れてバッテリー上がりというしょうも無いミスが原因で優勝を逃しましたが、ラリー事体は圧倒的な強さで制してます。ピレリもインプレッサもペターも得意なメキシコ。トラブルがなければ優勝間違いなし。
ローブ、ターマックで怖いものなしですが、実はグラベルでも非凡なスピードを見せます。昨年ミシュランユーザーでペターについていけたのは彼とグロンホルムぐらい。
グロンホルムは、折角マシンが壊れなくなったのに今一歩波に乗り切れてない気がしますね。絶対完走を目指してくるはずですので、差がついたらアタックは鈍るかも。グロンホルムとしては初日にリードを稼ぎたいでしょうね。競り合いになると不利かもしれません。
選手権をリードしているフォードのガルデマイスターは初日先頭スタートとなります。グラベルラリーでは先頭スタートはかなり不利。路面に浮いた砂の掃除役になって大抵グリップが得られません。いかにタイムを落とさずに初日を乗り切るかが大事でしょうね。

タイヤ

グラベルに強さを発揮するのがピレリ。しかし、昨年まではスバルのみが使用していたためその性能は未知数とも考えられます。ミシュランもそこそこの性能を持っていますし、ローブはペターと競り合うレベル。プジョーや三菱のパフォーマンス次第で、ピレリやインプレッサの真の性能が丸裸になります。

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ペターにぶっちぎりの優勝を飾って欲しい物ですが、去年のことがあるだけに最後までドキドキしそうです。新型マシンにありがちなマイナートラブルだけがでないことを祈るばかりです。

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