【ラリー・メキシコ】終了：ローブと新井さんが優勝。

メキシコとは時差が-15時間もあるので、なんか変な感じですね。ラリーは深夜3時ごろに終了し、WRCではシトロエンのS.ローブが今季初勝利。スバルのP.ソルベルグが2位で初ポイント、3位にはプジョーのM.ストールが入りました。PCWRCは新井さんが世界王者の貫禄を見せつけ優勝。2位にもインプレッサを駆るアルアティアが入り、スバルが1-2フィニッシュとなりました。

今ラリーはフォード勢が苦難の連続でしたね、まるでスバルのようでした（苦笑）
いきなりLEG1のSS4でM.グロンホルムがコースオフでリタイア、LEG2最初のSS8でM.ヒルボネンがこちらも転倒リタイア…。スーパーラリーで復活してマーカスはなんとかポイント圏内に戻ってきましたが、ドライバーズポイント1ポイントをとるのが精一杯でした。

スバルのペターにとってはSS13がなんと言っても悔やまれます。岩にヒットしてパワステがなくなりタイムロスをしたのです。その後のスーパーSSでもスピンするなど約40秒近くのビハインドはローブ相手では大きすぎました。後のペターの談話では、パワステがなくなったのはステアリングラックのオイル漏れだったとか。まあ、今までは、こういうトラブルがあった時点でリタイアとかだったので、2位に踏みとどまれたのはラッキーだったというほかありませんね。このメキシコで戦闘力が見られなければ、今季も絶望的だったのですが、BFグッドリッチユーザーのローブ、グロンホルムとほぼ互角に戦えることがわかっただけでも収穫です。ここからターマック2戦が続きますので厳しいとは思いますが、とにかくリタイアすることなくきっちりとポイントを得ておくことが重要でしょう。

WRC
1位S.ローブ(C)
3:47:00.8
2位P.ソルベルグ(S)
+48.9
3位M.ストール(P)
+4:39.1
4位D.ソルド(C)
+5:27.7
5位H.ソルベルグ(P)
+12:35.4
6位G.マクホール(F)
+16:02.3
7位C.アトキンソン(S)
+20.39.5
8位M.グロンホルム(F)
+21:44.2

PCWRCは、新井さんがそのまま首位でLEG3を終え見事、今季初ラリーを優勝で飾りました。モンテカルロで優勝した奴田原さんは、リタイア＆レギュレーション違反で失格となってしまいました。インプレッサWRX Spec.Cの戦闘力は今年も健在のようです。

1位新井敏弘(S)
4:09:43.4
2位N.S.アルアティヤー(S)
+48.9
3位M.バルダッチ(M)
+5:49.2
4位L.クサイ(S)
+9:46.2
5位S.ウスペンスキー(S)
+14:47.2
6位M.リガト(M)
+22:54.7