ラリー・オーストラリア：間もなく開催

いよいよ、今季のWRC（世界ラリー選手権）も第16戦：最終戦となりました。

最終戦は、オーストラリアです。
このラリーの一番の特徴はボールベアリングロードといわれる道路でしょう。
オーストラリアの道路の上には石ころが敷いてありそれがボールベアリングのように転がってしまうため、非常に滑りやすい路面なのです。

もちろん、走行していくうちにこの石ころは弾き飛ばされ、その下の地面が見えてくるわけですが、そうなるとグリップが回復していきます。

したがって、このラリーでは走行順が非常に重要で、遅い出走の車ほどタイムが伸びるという結果になります。昔は、必ずトップのドライバーから走行していたので、ゴール直前で止まってタイムを遅くするなんて光景がよく見られましたが、最近では、リバースオーダー（逆順）で走行するというルールもSSによっては適用されますので、全力で走行する場面が多く見られるようになってきました。

さて、スリッパリーな路面といえば、スバル、ピレリが大得意であります。
さらに言えば、2位争いも熾烈ですし、ドライバーズチャンピオン、マニュファクチャラーズチャンピオンも決定していますので、ローブも気兼ねなく全力走行でくるでしょう。

最終戦は見ごたえがありそうです。

っでですが…。
残念なニュースが飛び込んできました。
今季限りの引退を表明しているカルロス・サインツがレッキ中にコースオフ、立木に激突して首を痛めたらしいのです。当初はそんなに酷くは無いと伝えられ、最終戦を走行するとも言われていたのですが…。
残念ながらドクターストップがかかって欠場ということになりました。

Crash.Net Japan：サインツ、オーストラリアを欠場

…。

言葉になりませんね。
こういう形で彼のキャリアが終了するとは思ってもみませんでした。

お疲れ様でした、サインツさん。

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