スバルがGM傘下に入ったときってこんなに大騒ぎにならなかったと思うので、思いっきりスルーしてたんですけれど、なんだか大騒ぎに(笑)
SUBARUのニュースリリースも大変なことになってますね。
10月5日付けのニュースリリースだけで7件です。もちろん全てGMからトヨタへの提携先変更がらみのネタ。
スバルとしては、GMの傘下に入ることで、弱かった環境面での対策をしたかったはずなんですが、対応するカテゴリーが余りに違いすぎてその効果が全く出せなかったようです。逆に、ハイブリッドではトヨタと提携を結ぶびG-BOOKでもトヨタと提携を結んでましたから、GM→トヨタはある程度予想された感じではあります。
さて、じゃあ今後トヨタ傘下に入ることでどうなるのかを考えてみたいと思います。
もともと、スバルは経営不振に陥った時に日産傘下にありました。これによりかなりの部品が日産と共用化されてます。CVTの技術はスバルから提供されたものですし、4WDの仕組みもほぼ同じです。したがってトヨタとの提携するとなると、同じことが繰り返されると思われます。逆に言えば、部品共通化による設計変更を余儀なくされるわけですね。スバルの部品をトヨタが使うことは殆どないでしょうから、トヨタの部品をスバルが使うことになるのは明らかです。スバルの設計者は大変でしょうね。
ハイブリッド技術に関しては、トヨタとの提携を既にしていますが、つい先日発表したスバルのハイブリッド技術はどちらかというとトヨタ式ではなく、ホンダ式に近いハイブリッドでした。トヨタ式のハイブリッドは、エンジンとモーターが独立していますが、スバルのハイブリッドはモーターはエンジンの苦手とする低回転域を補足するだけのものとして開発されてます。そもそも、エンジンの形状が水平対向という独特の形式であるため、これを捨てない限りはトヨタのハイブリッドは技術的に難しそうな感じがします。逆に、スバルのハイブリッド技術は軽量かつ安価で、蓄電池技術も含めトヨタのハイブリッドに役立てることは可能でしょう。今後の動向に注目です。
軽自動車に関しては同じGMグループであったスズキとの部品共通化やスズキからのOEM供給などを実施していました。R2やプレオはスズキのワゴンRなどと部品が共通化されてるはずですし、ヨーロッパのスバルではスズキのイグニスをジャスティG3Xとして販売しています。トヨタと提携を組むということは、軽自動車はダイハツということになりますから、スズキとの提携を解消してダイハツとの提携という形になるのでしょうか?
乗用車に関しては、SAABとの提携が比較的強かったと思います。インプレッサスポーツワゴンをSAABにOEM供給し、SAAB 9-2Xとして販売していましたし、SUVに関してもB9トライベッカをSAAB 9-6Xとして提供するか、共同開発するかという話がありましたが、これはGMとの提携解消をうけて開発も中止となりました。
エンジンに関しては、ハイブリッド技術と環境対策技術がスバルにとってはありがたいかと思います。燃費に関しては、トップクラスになっているのですが、排ガスの環境対策がもう一つだったのでトヨタの技術が提供されて進歩することを願います。ただ、エンジンのタイプがあまりに違うので単純にはいかないでしょうね…。水平対向は横幅があるので、どうしてもショートストロークエンジンにならざるを得ませんし、インマニ、エキマニの取り回しも不自由です。
駆動形式に関しては4WDのスバルと世界的に有名ですからトヨタにもメリットがあるかもしれません。しかし、トヨタもセリカで培った4WD技術、ランクルの4WD技術は素晴らしい物がありますから、どこまでメリット効果があるかは微妙ですね。
とはいえ、総合的には自動車のカテゴリーが違いすぎるGMよりもトヨタの方が提携メリットが大きいのは明らかでしょうし、GMのご機嫌を伺いながらトヨタと提携を結んできたスバルにとっては朗報と言えるのではないでしょうか。
とにもかくにもトヨタにはスバルらしさを無くさぬように提携して欲しいものですし、スバルもトヨタにスバル魂をぶつけてあげて欲しいと思います。
SUBARUのニュースリリースも大変なことになってますね。
10月5日付けのニュースリリースだけで7件です。もちろん全てGMからトヨタへの提携先変更がらみのネタ。
スバルとしては、GMの傘下に入ることで、弱かった環境面での対策をしたかったはずなんですが、対応するカテゴリーが余りに違いすぎてその効果が全く出せなかったようです。逆に、ハイブリッドではトヨタと提携を結ぶびG-BOOKでもトヨタと提携を結んでましたから、GM→トヨタはある程度予想された感じではあります。
さて、じゃあ今後トヨタ傘下に入ることでどうなるのかを考えてみたいと思います。
もともと、スバルは経営不振に陥った時に日産傘下にありました。これによりかなりの部品が日産と共用化されてます。CVTの技術はスバルから提供されたものですし、4WDの仕組みもほぼ同じです。したがってトヨタとの提携するとなると、同じことが繰り返されると思われます。逆に言えば、部品共通化による設計変更を余儀なくされるわけですね。スバルの部品をトヨタが使うことは殆どないでしょうから、トヨタの部品をスバルが使うことになるのは明らかです。スバルの設計者は大変でしょうね。
ハイブリッド技術に関しては、トヨタとの提携を既にしていますが、つい先日発表したスバルのハイブリッド技術はどちらかというとトヨタ式ではなく、ホンダ式に近いハイブリッドでした。トヨタ式のハイブリッドは、エンジンとモーターが独立していますが、スバルのハイブリッドはモーターはエンジンの苦手とする低回転域を補足するだけのものとして開発されてます。そもそも、エンジンの形状が水平対向という独特の形式であるため、これを捨てない限りはトヨタのハイブリッドは技術的に難しそうな感じがします。逆に、スバルのハイブリッド技術は軽量かつ安価で、蓄電池技術も含めトヨタのハイブリッドに役立てることは可能でしょう。今後の動向に注目です。
軽自動車に関しては同じGMグループであったスズキとの部品共通化やスズキからのOEM供給などを実施していました。R2やプレオはスズキのワゴンRなどと部品が共通化されてるはずですし、ヨーロッパのスバルではスズキのイグニスをジャスティG3Xとして販売しています。トヨタと提携を組むということは、軽自動車はダイハツということになりますから、スズキとの提携を解消してダイハツとの提携という形になるのでしょうか?
乗用車に関しては、SAABとの提携が比較的強かったと思います。インプレッサスポーツワゴンをSAABにOEM供給し、SAAB 9-2Xとして販売していましたし、SUVに関してもB9トライベッカをSAAB 9-6Xとして提供するか、共同開発するかという話がありましたが、これはGMとの提携解消をうけて開発も中止となりました。
エンジンに関しては、ハイブリッド技術と環境対策技術がスバルにとってはありがたいかと思います。燃費に関しては、トップクラスになっているのですが、排ガスの環境対策がもう一つだったのでトヨタの技術が提供されて進歩することを願います。ただ、エンジンのタイプがあまりに違うので単純にはいかないでしょうね…。水平対向は横幅があるので、どうしてもショートストロークエンジンにならざるを得ませんし、インマニ、エキマニの取り回しも不自由です。
駆動形式に関しては4WDのスバルと世界的に有名ですからトヨタにもメリットがあるかもしれません。しかし、トヨタもセリカで培った4WD技術、ランクルの4WD技術は素晴らしい物がありますから、どこまでメリット効果があるかは微妙ですね。
とはいえ、総合的には自動車のカテゴリーが違いすぎるGMよりもトヨタの方が提携メリットが大きいのは明らかでしょうし、GMのご機嫌を伺いながらトヨタと提携を結んできたスバルにとっては朗報と言えるのではないでしょうか。
とにもかくにもトヨタにはスバルらしさを無くさぬように提携して欲しいものですし、スバルもトヨタにスバル魂をぶつけてあげて欲しいと思います。
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