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インドのホテルと航空会社

先週は1週間インド出張に出鰍ッていたが、久しぶりに過酷なスケジュールであった。アメリカに出張する時も、大抵広いアメリカ国内で頻繁に飛行機に乗って忙しく動き回り、西から東まで3時間という中途半端な時差も手伝って結構ハードだが、今回はインド国内を非効率に飛び回ったので、結構大変だった。

まず、4/18の日曜日に成田からムンバイ入り。19日は午前中に打ち合わせをムンバイでやって、午後にはデリーに飛行機で移動し、会食。4/20はデリーからバンガロールへの日帰り出張し、4/21はまたデリーでミーティングをした後、午後は再びムンバイへ移動。そして4/22にムンバイから成田にまたANAで帰国した。

この中で、ムンバイとバンガロールの2都市は今回初めての訪問であったが、ムンバイはさすがインドの商業中心ということもあって人も多く活気があった。日本で言うと政治の中心デリー=東京に対して、ムンバイは商人の町大阪とでも言ったところだろうか? ムンバイでは空港近くのITC Marathaというシェラトン系のホテルに宿泊したが、インドとは思えないほど快適で豪華な米系ホテルで、宿泊客も欧米人が実に多かった。今回ラッキーなことにやや広めのエグゼクティブルームにアップグレードされた。ゆったりとした作りで、外の埃っぽい世界から開放してくれる癒しの空間だ。夜には部屋にホットチョコレートのサービスがあったのもちょっと驚いた。




ITC Marathaは中央のダイニングスペースの上が吹きぬけになっていて、その周りを客室が囲む作りで、なかなか豪華だ。比較的デザインもディテールに拘っている印象だった。



バンガロールは不思議な街だ。ここはインドのシリコンバレーとでもいうべきか、欧米のIT企業が多くオフィスを持つ街。やや高地にあるせいか、なんとなく空気もきれいな印象があり、また植物もリゾート風なものが多く、楽しげな雰囲気が漂っていた。バンガロールは当初1泊する予定であったが、数日前にバンガロールのクリケット場で爆弾テロが起った関係で、会社からも警戒令が出て、今回はデリーからの日帰りとなった。宿泊する筈だったWindsor Hotelに時間調整のお茶をする為に立ち寄ったが、このホテルもコロニアル風の高級リゾートホテルといった感じで、シンガメ[ルのラッフルズみたいな雰囲気だ。プールをみながら、レストランで優雅にお茶をする。そんな光景が似合う場所である。

バンガロールには1軒だけ日本食レストランがあると聞いて、ランチをする為に向った。「播磨 (Harima)」という名前のレストランで、どうやらオーナーは日本人らしいが、厨房にはインド人などが中心であった。でも、ここの料理はなかなか美味しく、インドと言えどもレベルは悪くなかった。



インドの国内線で、メジャーで安心出来る航空会社はJet AirwaysとKingfisherの2社。今回は全ての国内線はJet Airwaysに乗ったが、企業カラーは僕の好きな紺色。スチュワーデスのサービスも良く、ルックス的にもなかなか魅力的なインド人女性がいた。さすがインドでも人気の主力航空会社だ。



一方競合のKingfisherと言えばインドではダントツのシェアを誇るビールの会社としても有名。ビール以外の主力事業がこの航空事業だ。企業カラーは赤で、インド国内では唯一の5つ星航空会社。ちょうどVirgin Atlanticグループのインド版とでも言える会社で、社長のVijay Mallya氏も”インドのリチャード・ブランソン”と実際に呼ばれている有名人。スチュワーデスのレベルもトップクラスで、社長自ら全スチュワーデスを面接して採用しているというから羨ましい限りである。本拠地はバンガロールのベンガルール国際空港で、バンガロールのクリケットチームのオーナーでもある。新規事業の開拓にも意欲的な会社なので、今後の展開が楽しみな会社である。





まだまだ未開拓で、貧富の差も激しいインドは、新興国らしいエネルギーに溢れた国だが、12億人の人口に対して展開出来る新たなビジネスはたくさん転がっているような印象を受ける。今回はハードスケジュールだったが、次回はもう少し余裕を持ってまた色々と商売機会を模索してみたい。
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