俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

青葉潮

2018-06-02 | 俳句・夏・地理




  遠藤周作文学館
「沈黙」の取材ノートや青葉潮



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青葉の頃に近づく黒潮のこと。







鰹潮とも呼ぶのは、黒潮の北上に伴って鰹が釣れだすから

である。




遠藤周作文学館



海を臨むように遠藤周作文学館が建っていた。







中には、外海と関わった遠藤周作の作品の原稿や写真、

遺品などが展示されていた。







『沈黙』の取材ノートや草稿、清書原稿なども展示され、

丸みを帯びた小さな文字でびっしりと書かれていた。

折しも、窓からは青葉潮が寄せているのが見られた。






青葉潮外海に隠れキリシタン



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夏の海

2018-02-26 | 俳句・夏・地理




穏やかに船を浮かべて夏の海



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急に夏の季語ですみません。

今、マレーシアのペナン島に来ています。

気温は34℃、常夏の国マレーシアでも、今が

最も暑い時期ということです。


夏の海は、嵐となって荒れ狂うこともあるが、

晴れて波立たないときもある。

夏の太陽の光を受けて、青々としている海が

夏らしい海といえる。







ペナン島を囲む夏の海は、緑がかった青で、

行く船もゆっくりとして、大変穏やかであった。






色分くる潮目の見えて夏の海



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夏の浜

2017-08-03 | 俳句・夏・地理




朝方の人疎らなる夏の浜



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強い日差しの夏の浜辺をいう。







夏の浜辺はひときわ目に鮮やかで、魅力的である。




龍宮窟



伊豆下田の田牛(とうじ)にある龍宮窟は上から見ると、

ハート型に見える。

その小さな夏の浜にも波が打ち寄せていた。







朝方の夏の浜は、まだ人がまばらであった。




石廊崎ヒリゾ海岸


子供らの混み合うてをり夏の浜



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清水

2017-08-01 | 俳句・夏・地理




木隠れに砂上げて湧く清水かな



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天然に湧き出している清冽な冷たい水をいう。







泉は湧き水が湛えられた状態であり、清水は水の透明度や

冷たさによる名称。







清水のある場所や状態により、山清水、磯清水、寺清水、

浅清水、底清水、涸清水などと呼ぶ。




柿田川源流



静岡県の柿田川湧水群は、富士山に降った雪や雨が26~

28年かけて地上に噴出したものと言われ、柿田川の源流を

成している。




かつて紡績工場が井戸として使用した跡



木の茂みの下に、富士山を通った水が砂を上げて噴出していた。

青みががかるほど冷たそうに澄んでいた。






石樋を流るる清水汲みにけり



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夏の潮

2017-07-31 | 俳句・夏・地理




吊橋を渡りてひしと夏の潮



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夏の青く明るい潮をいう。







夏潮が岸壁にぶつかると、白い飛沫を上げて

涼しげである。







青い海が盛り上がって波となって打ち寄せる

のも、夏の潮らしい。







伊豆城ヶ崎の吊橋を渡って、岩場から振り返る

と、岸壁に打ち寄せる夏潮がはっきりと見えた。






大島を指呼に夏潮青かりき



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