(TBSニューススタジオより)
コロナで経営が立ち行かず
困っている中小企業を援助するための持続化給付金。
(「政府からのありがたい頂きもの」と言う人がいますけど、
このお金のもとでは私たちが朝から晩まで働いて払った税金です)
経済的に困っているところに税金を再分配するのは当然です。
しかし、その再分配作業にも政商がからんで、
自分の懐ばかり肥やしていると聞いたら
皆さん、腹が立ちませんか。
政府は私たちの期待に全く応えず、
企業が利益を得易くするにはどうしたらいいか、
ということのみに腐心しています。
パソナの竹中平蔵は、大臣でも国会議員でもないくせに
平気で内閣の会議に出席したリしているそうですよ。
電通やパソナが中心になって4年前に立ち上げた
法人「サービスデザイン推進協議会」は、
今回の業務の97%を電通に再委託しているとのこと。
100%再委託は当然、経産省規則でも禁じられているそうですが、
97%って、限りなく100%に近いじゃないですか。
ほぼ右から左に手渡すだけで20億円もの利益を得たその法人、
「サービスデザイン協議会」は
ピンハネ団体としか言いようがありません。
最初から電通・パソナらが詐欺目的で作った
幽霊団体なのでしょう。
「サービスデザイン協議会」の職員の多くは
電通やパソナの職員で占められているというそうですし、
さらに、その団体は、2016年の設立以降、
法律で定められている決算公告を一度も出していなかったことが
今日3日、報じられました。
「給付金業務の受託団体、一度も決算公告せず 設立時から」朝日新聞デジタルhttps://www.asahi.com/articles/ASN636523N63ULFA01W.html?iref=comtop_8_01&fbclid=IwAR3enE_kM7ZmJB6q6a5SqXLZVapcJV2PSO_hLreDpYfzNiiUaP6RYf7TbB8
いったい、そういう団体に委託したことを「問題ない」と言い切る
今の政権はどこまで庶民を舐めているんですかね。
と言うか、この団体設立の時、
経産省が4600万円も補助金出していると。
完全にグルです。
「政府は酷いが、重箱の隅をつついて国会審議を不毛にする
野党はもっとひどい」という人も結構いますが、
私はそうは思いません。
政府のしていることは
国民への背信であり、道理に対する重大な背理です。
そのことを追求されても、誠実に説明責任を果さないどころか、
何とかして説明しないで逃げ切ろうと誤魔化してばかりだから、
国会審議がちっとも進まないのです。
野党が追及していることは、重箱の隅をつついているのではなく、
重箱の中身が腐っていることを指摘しているんだと私は思います。
ただ、悲しいかな、日本の選挙民の半数が投票しないために
小選挙区制のからくりの下で野党は人数が少なく、
多勢に無勢の中で苦しみを強いられています。
これは、国民の政治への無自覚がもたらした結果です。
野党が不甲斐ないというより、
選挙民が不甲斐ないということじゃないですか。
――東京新聞webより「持続化給付金の業務の流れ」
(経産省が委託した「サービスデザイン推進協議会」は、
ただ銀行に振り込むだけで20億円掠め取る理不尽さ)
https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/32951?__twitter_impression=true
しっかり怒りの声を挙げましょう。