午前9時50分から10時10分までの業間休憩時、
一年生は全員体操をしなければなりません。
3年ちょっと前ここに赴任した時は大気汚染が酷く、
ときどき体操が中止になるほどでした(身体に悪いので)。
しかし、菏澤の空気は年を追うごとによくなっています。
従って体操も毎日あります。
下の写真、端の列の6人が日本語学部の一年生です。
(たったの6人しかいない!)
学部毎にユニフォームの色が違います。
並んでいる学生たちの他に最先頭で体操する学生、それを見回る学生がいます。
なんかねえ、軍隊っぽいですよねえ。
↓体操が終わり「ふう、やれやれ」と教室に戻る学生たち。
↓授業の準備をする日本語学部の一年生6人。
今年はなぜこんなに少ないかと言うと、
①日本語を第一希望にした学生だけを合格させたこと
②山東省だけしか募集しなかったこと
の2つが原因だそうです。
学生数を増やしたかったらそういうことは止めた方がいいと
忠告しておきましたが、来年はどうする心算でしょうねえ。
それでもこの6人は日本語学部が第一志望なだけあってとてもパワフルです。
初めの3週間だけ4年生に通訳で入ってもらいましたが、
その後は片言の日本語、英語、中国語の3種類を並べ、
ちゃんと私とコミュニケーションをとっていますよ。
日本語と英語でメール連絡したら、
「はい、わかりました。」「どうもありがとうございます。」
と、日本語で返信してきます。
しかし先日は、「これで授業を終わります。」と私が言うと、
「おはようございました~!」
と大声で返した子がいてクラスみんなで崩れました。
本人は「ありがとうございました~!」
と言うつもりだったそうです。
まだ授業が始まって一ヶ月半ですが、
私が教室を去った後も
「そうですか~」「はい、そうです」などと
日本語が階段まで聞こえてきて、かなり嬉しいブルーはーとです。
授業の帰り道、石榴の木々が黄葉しているのに吸い寄せられ、
暫しウットリと眺めました。
毎日、良い授業が受けられて、日本を好きになってくれたらこんなに嬉しいことはありません。
ザクロの葉、まるでイチョウのようにまっ黄色ですね。
こんなに黄色くなりましたっけ。
ザクロの木をよく見てみよう・・・・・
石榴の木が近くにあるんですか!山梨はいろいろな果物が豊かに実る別天地ですね。私は北海道で育ちましたので、果物と言えばスモモと固い梨が母の実家の庭にあっただけです(あ、グッズベリーとかいうのもありました)。子どもがおやつに木から果物を採って食べられる生活は他に変えがたいですね。
石榴の木もここに来て初めて見ました。春の黄緑、夏の深緑と葉の色が変わり、赤い実をつけると木全体が絵画の一部のようになるこの木は、最後まで色の変化が美しいですね。