ここ数日午前中はピリッと澄んだ冬晴れの日が続く大阪です。
土曜から連日お出かけで
身体が頑丈なのがとりえの私もダウンしていましたが、
既に回復基調です。
昨日は阪急武庫之荘のフェアトレードチョコの試食と上映会に行き、
すてきなお店(子どもの未来を考える店「せいのお」)で
た~くさんフェアトレードチョコやクッキーを試食させていただきました。
それにしても、
採算を度外視したこの豪華な試食・試飲!
細身ですが、まことに太っ腹な店主さん(写真)でした。
生産者さんと顧客を繋ごうとする「愛」あったればこそ。
頭が下がります。
このお店、二階がフリースペースになっていて、
今回はNPO法人「はち」がここを借り、
上映会とお喋り、本格カレーを振舞うという
これまた豪華な会を主催してくれたのです。
一階には炉辺もあり、トイレはコンポスト、
店主のこだわりがヒシヒシと伝わります。
会場と主催者の思いがぴったりの素敵な会でした。
(冷える日だったのでちょっぴり寒かったですけどね)
映画はドキュメンタリーで、
東京の3人の女子高校生がガーナに行って、
カカオの採集・運搬と豆の取り出し作業などを体験し、
現地の子どもや大人たちと交流して帰り、
その後、フェアトレードについて皆に知ってもらう
アクションを起こすというところまでを記録したものでした。
・18歳の東京の女の子が一人で持ち上げることのできない重量を
現地では9歳の子どもが頭に載せて運んでいるということ、
・貧困のため教育の大切さが分からない親が簡単に児童労働させるので、
子どもたちは学校に行きたくても行けないでいること、
教育を受けられない子どもは大人になっても
貧困のサイクルから抜け出せないこと、
・現地の人たちはチョコレートの原料を生産しているのに、
大人も子どもも生まれてから一度も
チョコレートを食べたことが無いこと、
などなど、
3人の高校生の衝撃は、
自分たちが日常、何にも気付かずに平気でチョコを食べていたことや
食べる人と作る人(消費者と生産者)が分断されている現実は
どうなのかという思考へと向かいます。
そして、次は仲間を募って
バレンタインDAYにフェアトレードチョコを売る銀座の店の前で
お手製看板を持ってアピールするという行動を起こすのです。
「学ぶとはこういうことだ!」と示してくれる映画でした。
2012年製作の映画なので、
今、彼女たちがどんなふうに成長しているか
続編を見たい気がします。
こんな映画がテレビで上映されたらいいのになあ。
もし、お聞きしたいことがあればNPO法人「はち」までどうぞ。
npo.hachi@gmail.com
*NPO法人「はち」は、
・自主上映会・食を通じての交流・マーケット&マルシェ・宿泊体験型講座
などを行い、生活する者同士がコミュニティを作ることを目指して、
今年立ち上げたばかりの元気な団体です。
「コスタリカの奇跡」、「バベルの学校」、「風の人になりたい」などの
上映を予定しているそうです。
*子どもの未来を考える店「せいのお」について、
ある顧客はこう説明しています。
「できるだけ電気を使わずに生活することを実験しつつ営業されています。
喫茶店ですがリサイクルショップやコミュニティトレードの商品の取扱店、
さらにイベントスペースという多面性で
克明に紹介すると長文になりますが
一度訪ねてもらいますと非常にわかりやすいです。
乱暴ながら私の印象で言いますと
自然な感覚を取り戻せるログキャビンです。」
↓店主のフェイスブックへの投稿2018.2.10
今年になって初めて、それも2月に入ってやっと
ホームペ-ジのスケジュール表を更新しました。
毎朝起きて
(とてもかなわないなー、この寒さ、
とてもお客様に来てくださいって言えないよ)
って感じでのばしてきたバレンタインフェア
明日からバレンタインデーまでの4日間開催させてもらいます。
昔ながらの製法で全く添加物の入ってないこだわりチョコレート
カカオや砂糖の生産者さんの顔のみえる
オーガニックフェアートレード
昨年より価格も安くなり種類も増えてる。
何より美味しい。
私自身が好きで オーガニックなお茶たちも一緒にたくさん仕入れてるのに
休んでばかりでちっとも売ってない。
生産者さんの顔を見ながら(チョコのラベルに貼ってある:ブルーはーと)
(ごめんなさい。愛が足らなかった) と反省。
美味しさを伝えたいのと、ゆっくりとした時間を持ってほしいのとで
ご試食お茶会を4日間やりたいと思ってます。
ビッグポットでお紅茶のサービスとチョコレートのご試食を
ゆっくり楽しんでいただきたいと思っています。
以下、フェイスブックのお店の写真より。
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