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織田家七代が眠る静かな城下町

2008-09-24 00:00:25 | 旅行記

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昨日は13時まで寝てました・・・ 寝て一日が終わった感じ。これじゃいかん。

連休の今日(9/23)は、久しぶりのぶらっとドライブ。ぶらっと行ってきたのは、群馬県甘楽町にある小さな城下町、上州小幡だ。ぶらっと行くにはちょっと遠い気もするが軽く3時間ばかり走れば行けちゃう。

上州小幡2万石という小藩で、戦国時代の覇者織田信長の次男から七代続いた城下町です。城下町といいながら城はなく、陣屋(藩邸)があっただけで質素な町です。

現在でも交通の便があまり良くないところにあり、ほんとにひっそりと佇んでいて、江戸時代の情緒が残ってる感じ。藩邸跡は楽山園という庭園の復元と藩邸跡の発掘と復元を行っているようです。平成23年までに完了する予定みたいです。織田家の藩邸にしては、敷地は狭いものです。やはり城ではないということと、徳川家への遠慮といったところかな。

また周辺の中小路(なかのこうじ)という通りには、武家屋敷が残っていて今でも末裔の方が住んでいるようです。石垣と土塀が往時を偲ばせます。

写真にある石垣ですがこれは「喰い違い郭」といって、戦の時の防衛上の為に造られた、又、下級武士が上級武士に出会うのを避ける為に隠れたともいわれているそうです。この石垣の奥にも屋敷があり、現在お住まいのようです。武士の上下関係に起因した使われ方は面白いですね。初めて聞きました。

名水百選にも選定されてるだけあり、水も綺麗で町の中心には用水路が今も残っています。昔は城下を縦横に流れていたそうです。写真にあるのは雄川堰です。

人がほとんどいないし、車もあまり通らないので、水の流れる音がどこからでも聴こえてくる感じです。この静けさ、とっても好きだな。

そして、信長の末裔七代のお墓が崇福寺の旧境内にひっそりと佇んでいます。あの信長の末裔とは思えないほど質素で簡素であり、のどかな山間にあります。墓石をアップするのはどうかと思ったので遠景をのせました。目の前は普通に畑ですよ。でも雄川と城下を見下ろせるとても良い所にあります。岐阜の自分のご先祖様にお墓参りに行けなくて申し訳なく思いますが、織田家のお墓参りをさせていただいた形になってしまいました・・・

この静かな小幡、とても好きになりました。お城がすごいとか、壮観な武家屋敷とか庄屋や蔵が建ち並ぶという感じではなく、特別すごいものがない!そのなかに昔の日本のどこにでもあったであろう小さな藩の息吹が感じられるところが、良いのだな。妙に観光地化してないところだね(良い意味で)。桜の咲く季節に来てみたいな。水路脇にある桜並木が綺麗だろうなぁ。来年はぜったい花見に来たい!

実は、今日は雑誌「男の隠れ家」を参考にしました。

関東にこんな素敵な城下町があるとは知らなかった!感激!! 

信長の末裔がここに眠っていたとは、勉強不足でした。僕の温故知新はまだまだ続くのである。


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