feel the blues

日々感じるBlues・・・
人生の喜怒哀楽をさらりさらりと。。。

敗者の光

2005-08-04 01:58:53 | うんちく・小ネタ
『蛍のひかり・・・』
みなさん、このブログも最後です、今までありがとう。。。。

なんて、そんなことありません(笑) 今日は小ネタをちょいと。

夏と言えば様々な昆虫が活発に活動してますよね。蝉、カブトムシ、・・・・色々います。子供の頃はよく朝早くクワガタを捕りに行ったりした物ですね。
そんな中、なかなか見ることのできなかった夜光虫、僕の中では幻の昆虫だった、『』。
中学の時引っ越した所は目の前に田んぼと用水路があって、その用水路には夏の夜には小さな光が点いたり消えたり。
そう、これが初めて見た蛍の光だったのです。指先にちょんと乗っかる小さな蛍、こんな小さな昆虫だったんだ。多分、これは平家蛍で、昔は川や田んぼのあるところでは当たり前のように沢山いたはず。今は限られた所でしか見れないですね。特に都会では・・・

蛍の光って、実は全部の蛍が発してる訳ではないらしいのです。これは、の蛍による求愛の光なのです。
蛍の雄雌の比率は5:1です、これはかなり厳しい現実ですよね!1匹の雌蛍に対して4匹の雄蛍があふれてしまうとは、彼らは必死です。なんとか、気に入ってもらえるように一生懸命、光を放っているのです。蛍の光のほとんどが失恋した蛍達の『敗者の光』なのです。そう考えると、儚い光ですね。雌の方は好きな雄をじっくり選ぶことができるけど、その代わりあの儚くも美しい光を発することはできない。ただ、子孫は残さなきゃならない使命がありますが。
『蛍の光』という歌がありますが、この曲って何かの終わりだったり別れだったり帰りだったり、ちょっと悲しさを含んでいます。儚い光なのですね。蛍の一生もある意味BLUESだったんだ。
最近では蛍を復活させてる所も増えてきてる、けど見に行く人が蛍を携帯のカメラで写真を撮ろうとして光を発してるらしいのですが、蛍にとっては大迷惑!なんたって、光を求めて雌蛍は飛んでいるので、幻惑に引っかかってるようなものです。
見に行く人にはマナーが必要です。彼らのことを知っておかないとね。

田んぼ、用水路だったところも今では住宅地。自然に見れるところは本当に少なくなってしまった。そういう環境もしっかり残していってほしいです。今の子供はほんとコンクリートジャングルか、人工公園でしか遊べないのだから。
光を追って自分で捕まえてみる、小さな光に大きいな喜びがあるはず。これが大事なんだ。

人生において何かに負けても、光り輝いてる、そんな風になりたいですね。負けて悔い無し、思いっきり生きたいものです!




最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ちなみに松江市では普通に蛍見られます。 (「ROCKオヤジ!!」管理人sat)
2005-08-04 06:18:41
ちなみに松江市では普通に蛍見られます。
子供の頃は家の隣の小川に蛍いました。
「見に行く人にはマナーが必要です」
まさにその通りですね。
ただ敗者の光とは知らなかった・・・
返信する
 「敗者の光」=「敗者の美学」 (スリーピー・サム)
2005-08-04 12:10:41
 「敗者の光」=「敗者の美学」
男の世界ですね!!!蛍も任侠が必要だ、と。

むかし、田んぼの用水路で遊んだ頃を思い出します。良スレです。
今の子供たちにも、日常で体験させてあげたいもんですね。
場所は、探せば結構あると思うんでやんすが。
親御さんは教育(縛りつけ)に必死だからね。
夏こそ遊べ!!!で。
返信する
>satさん (おかぴー)
2005-08-04 12:53:47
>satさん
松江市では普通に見られますか!!綺麗な川があるところには、今でも普通に見られんですよね。

>スリーピー・サムさん
まさに男の世界です。
サムさん宅のほうにはそういえば田んぼが近くにありましたね!では、今度あの道を走った時に探してみよう!って、もう時期的にいないかな???
子供は思いっきり外で遊べ~!!!大人も思いっきり遊べ~!?
返信する

コメントを投稿