昨年の9月に訪れた群馬県甘楽町にある小幡城下町ですが、桜並木があったので桜の季節に再訪しようと思っていたのですが、体調を少し崩し1週間ずれてしまった。
やっぱり1週間遅かったです。桜は綺麗になくなってました。武者祭り後の雨であっという間に散ったみたいですね。
平日だということもあるけど、やはり人がいない静かな町並みでした。去年は少し観光客いたんですがね あらためて、ゆっくりと歩いてみました。今回は、江戸時代から残っている武家屋敷の高橋家と松浦家の庭園を見てきました。また、復元整備を行っている小幡藩の藩邸跡の状態はその後どうなっているのか?確かめてきた。また、八幡神社にもお参りに行ってきました。
城があったわけではなく、陣屋を中心に周りの武家屋敷など町全体で大きな縄張りとした造りですね。雄川が天然の堀となり、周辺の山が防衛ラインとなってるようです。
中小路です。一般的に城下町は防衛上城へ通ずる道は細く曲がりくねっているのですが、この小幡はこの広さです。珍しいですよね。安土城の大手道のような造りですね。
井戸です。
雄川堰の水はいつも冷たくて綺麗です。名水百選に選ばれてます。
芋車です。江戸時代からここで、里芋など野菜を洗っていたそうです。
「喰い違い郭」 戦時の防衛の為に造られたが、下級武士が上級武士に出合わないよう隠れたとも言われてるようです(笑)
小幡陣屋 藩邸跡 復元石垣と長屋。城ではなく陣屋だったのです。
名勝 楽山園 織田信長の次男信雄が京都の職人を呼んで7年と数万両を投じて造ったと言われる池泉回遊式の庭園。「知者ハ水ヲ楽シミ、仁者は山ヲ楽シム」という『論語』の故事から名づけられたと言われてるようです。見事に蘇っております。
御殿跡は小石で区画整備されてました。御殿自体の復元はないようです。残念だけど、やっぱり無理なんですね。
御殿側の復元門から楽山園を望む。どうやら、いずれは入場料をとるようです。維持管理には・・・掛かりますからね、しょうがないか。今ならまだ無料ですよ。
小幡を訪れたらご挨拶に行かないと。織田家の墓参りも行って参りました。織田家墓所から広がる景色です。のどかな風景が広がります。
帰り際に甘楽物産センターでランチを。蕎麦定食美味しかった。地元のおばちゃんが作った家庭料理って感じです。コンニャクの入った煮物が特に良かったです。
ここは、昨年初訪した時と変わらず静かな街でした。ほんと不思議な魅力のある城下町です(城はないけど)。町の活性化は必要なんでしょうが、このまま変わらない素朴な武家の面影を残し続けて欲しいですね。
紅葉の時季に再訪するか、一年後満開の桜の時季にまた訪れたいな。。。
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