昔の日本は美しかったと思う。僕の生まれる前の日本は。
今の自分は、BLUESが好きでミシシッピ、ニューオリンズ、シカゴ・・・・なんかに思いや憧れを抱いたりしてたり、僕の洋楽の原点となったビートルズ、ストーンズ、クラプトンが生まれたイギリスにも計り知れない思いがある。
でも、やっぱり日本人なんだなぁと思うのは、今は失われてなくなってしまった懐かしい日本の風景を目にした時、その郷愁を抱く時かな。懐かしいといっても知ってる景色でもないわけで、ノスタルジックな気分に誘うその写真であったり絵であったりするわけで。
アマゾンである日本の木版画をみつけました。その作家は
という日本を代表する木版画家で、実は今まで知らなかったです。大正から昭和初期の日本を木版画で描いた方です。
この川瀬巴水の画に対して林望氏が綴った詩文が載せられている画集?詩集?画詩集?が
『夕暮れ巴水』 です。
アートに関して僕は知識とか感性とか、どっちかっていうと無いです。
でも、単純に観ていいなぁと思うものは、何か自分に訴えてくる物がある訳で素直に受け止めて複雑には解釈しないようにしてる。というかできないわけ。
この川瀬巴水というお方の作品は600?くらいあるのかな?数多の作品があり、その中の代表作を収め、なおかつその作品にインスピレーションを得た、林望氏が詩文を載せた物でこれが2400円で購入できました。なかなかお得だと思う。
川瀬巴水の風景木版画には、夕暮れ時から閑寂の宵を描いた物が多いらしく、これがなんともいいのです。風景も川、湖、海、雨、雪といったものが必ずといって描かれてる。僕は特に夕暮れ空の描かれ方、雨の風景、月夜、この辺が好きで見入っちゃいます。
昔ののどかな日本は美しい。素朴な日本が美しい。ノスタルジーでとても懐かしくもあり寂しい孤独な感じもあり、とにかく静かである。
写真でも、絵でもなく、木版画でしか出せない味なんだろうな。
こういうのは僕の言葉でどうのこうと言ってもどうしようもないですよ。
画集もありますが、けっこうお高いです。まずは、こちらの『夕暮れ巴水』がお薦めではないでしょうか。なぜ夕暮れ巴水なのか?この辺はこの書の後書きにありますので、ぜひ最後まで堪能してみてください。
今は旅に出たい!そんな気分の日々です。
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