今回も邦画でして、大好きな音楽物です。
監督・脚本は「WATER BOYS」の矢口史靖です。
キャストは、竹中直人、白石美帆、渡辺えり子、桜むつ子、谷啓、小日向文世、上野樹里、平岡祐太、本仮屋ユイカ・・・・・といった所でがメインです。が、バンドメンバーはほぼ全員メインキャストに近いほど存在感あります。
物語は東北の片田舎の高校が舞台で、そこでの夏休みから始まる青春音楽ムービーですね。夏の高校野球応援の吹奏楽メンバーが食中毒になり、その代役で急遽17名のやる気のない女子生徒が補習のサボり口実としてジャズ・ビッグ・バンドを始めることになる。最初は体力トレーニングとかで全然やる気がなかったのだが、音が出始めることで、音楽、バンドの魅力に徐々に引き込まれていくこととなる。楽器はどうやって手に入れる?見てのお楽しみで!
そして、補習の先生役で竹中直人が、実は隠れジャズファンであることがわかり、彼女達の指導に当たることになるのだが、実は演奏は全くできないのである。それを隠しつつ・・・どうなっていくのか!ちょっと笑えますよ。
ダメだし、失敗、成功、仲間割れ、友情、恋?、泣いたり、笑ったり、人間的成長など、そういったいわゆる青春物につき物のストーリーであるけど、何といっても、音楽のもつエネルギー、楽しさがめいっぱい伝わってくる映画ですね。ジャズのビッグ・バンドが描かれた映画だけど、ジャンルなんて関係なく楽しめると思います。今までほとんど関係のなかった人が音楽を通して人間関係を築き上げ、音楽に対する同じ情熱で輝く人間へとなっていく。なんて褒め過ぎかもしれないな。最後はちょっと感動もしますよ。
凄いのが吹き替え無しの演奏ですね!なかなか見ごたえ聴き応えありますよ!やるじゃないか!って感じ!
竹中直人って、やっぱいい味出すよね~。そして、谷啓、渡辺えり子、大物がしっかり脇も固めていて若手の上野樹里、本仮屋ユイカ・・・を支えてます。
音楽が好きな人なら楽しめると思います。気楽に見て楽しむ映画ですね。よかったら、気分転換に見てみてください!
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