フライトの前にそのインフォメーションをもらっていて、その席一帯は私の担当範囲だったので、覚悟はしていました。
ツアー客、しかもご高齢。
大変じゃないわけがありません。
ご搭乗中…。
まずは、通路に大渋滞がおこります。
自分の席がわからないお客様が搭乗半券を持ってみーんなが私に聞いてきます。
私は、一人ひとり、
『こちらでございます!!お客様は…こちらでございます!!』
と、両手をあっちこっち示しながらご案内します。
しかもみなさま、重そうなピギーバッグを持ってらっしゃる…。
あぁ、貨物に預けてよぉ・・・。
上の物入れに上げることはさすがにおばあちゃんには無理なので、一つひとつ上げていきます。
うぅ~、腰がくだける~!!
・・・と思うと別のポシションのビジネスマンが、
『私の席に誰か座ってるんですけど…』
・・・!!
おじいちゃんが座ってるーーー!!!
狭い通路を逆走してそそくさとお声かけすると、
『どこでもいいんじゃないの?』
だって。
『…お客様のお席はこ、こちらでございます。』
笑顔もひきつります。
みんなが席について手荷物もなんとか収納してホッとしていると、なんとおはぎパーティがスタートしました。
テーブル、シートのリクライニング、足かけ全て使いながら。
こりゃ離陸まで間に合わないと思い、
『みなさーん、聞いてくださーい!!テーブル、足かけ、背もたれは離陸と着陸の時は元の位置に戻してくださいねー!!』
もう、ツアーガイドのようです。
離陸前、チェックに出ると、案の定、全て出しっ放し!!
お願いだから戻してくださーい!!
離陸してベルトサイン点灯中。
ふらーっと立ち上がるお客様。
なんとおばあちゃんがおはぎを離れた席のお客様に配ろうとしているよう。
『お、お客様ー!!!危険ですのでお座りくださーい!!!!!』
お願いだからお願いだから、じっと座っててくださーい!!
もう、もう、はちゃめちゃです・・・
ベルトサインが消え、ドリンクサービスが始まりました。
すると、即パスコール。
しかもかなり連打。
重いカートを引き引き、そのおばあちゃんのところへ行き、
『お呼びでしょうか?』
すると、そのおばあちゃんは、前のTVモニターを指し、
『これで、朝ドラは見れんのかね?』
『・・・??』
もう目がテン…。
こんな質問初めてです。
『申し訳ありません。見ることができません。』
『それ早く言ってもらわんとー!』
予想外でした…。
おじいちゃんおばあちゃんの言動はいつも予想外。
思いもよらない質問でした。
いい方向に受け取ろう。
ひとつ経験が増えたんだーって。
ドリンクは、おはぎでのどがかわいているせいか、ほとんどのお客様が2杯お召し上がりになりました。
私には、いやーな予感がしていたのです…。
降下が始まり、ベルトサインが点きました。
案の定、私の予感が的中しました。
おばあちゃんが、私のほうを見て、
『ト・イ・レ』
という口の動きをしました。
『あと○○分で着陸します。我慢できますか!?』
お客様はうなずき、席に落ち着きました。
ベルトサインが点く前に、化粧室のご案内のアナウンスをいれているにもかかわらずです。
おはぎパーティに夢中だったのでしょうかね・・・
そんなこんなで、いつもの3倍疲れたフライトは幕を下ろしたのでした。
旅行、楽しんできてください。
行ってらっしゃいませー
ツアー客、しかもご高齢。
大変じゃないわけがありません。
ご搭乗中…。
まずは、通路に大渋滞がおこります。
自分の席がわからないお客様が搭乗半券を持ってみーんなが私に聞いてきます。
私は、一人ひとり、
『こちらでございます!!お客様は…こちらでございます!!』
と、両手をあっちこっち示しながらご案内します。
しかもみなさま、重そうなピギーバッグを持ってらっしゃる…。
あぁ、貨物に預けてよぉ・・・。
上の物入れに上げることはさすがにおばあちゃんには無理なので、一つひとつ上げていきます。
うぅ~、腰がくだける~!!
・・・と思うと別のポシションのビジネスマンが、
『私の席に誰か座ってるんですけど…』
・・・!!
おじいちゃんが座ってるーーー!!!
狭い通路を逆走してそそくさとお声かけすると、
『どこでもいいんじゃないの?』
だって。
『…お客様のお席はこ、こちらでございます。』
笑顔もひきつります。
みんなが席について手荷物もなんとか収納してホッとしていると、なんとおはぎパーティがスタートしました。
テーブル、シートのリクライニング、足かけ全て使いながら。
こりゃ離陸まで間に合わないと思い、
『みなさーん、聞いてくださーい!!テーブル、足かけ、背もたれは離陸と着陸の時は元の位置に戻してくださいねー!!』
もう、ツアーガイドのようです。
離陸前、チェックに出ると、案の定、全て出しっ放し!!
お願いだから戻してくださーい!!
離陸してベルトサイン点灯中。
ふらーっと立ち上がるお客様。
なんとおばあちゃんがおはぎを離れた席のお客様に配ろうとしているよう。
『お、お客様ー!!!危険ですのでお座りくださーい!!!!!』
お願いだからお願いだから、じっと座っててくださーい!!
もう、もう、はちゃめちゃです・・・
ベルトサインが消え、ドリンクサービスが始まりました。
すると、即パスコール。
しかもかなり連打。
重いカートを引き引き、そのおばあちゃんのところへ行き、
『お呼びでしょうか?』
すると、そのおばあちゃんは、前のTVモニターを指し、
『これで、朝ドラは見れんのかね?』
『・・・??』
もう目がテン…。
こんな質問初めてです。
『申し訳ありません。見ることができません。』
『それ早く言ってもらわんとー!』
予想外でした…。
おじいちゃんおばあちゃんの言動はいつも予想外。
思いもよらない質問でした。
いい方向に受け取ろう。
ひとつ経験が増えたんだーって。
ドリンクは、おはぎでのどがかわいているせいか、ほとんどのお客様が2杯お召し上がりになりました。
私には、いやーな予感がしていたのです…。
降下が始まり、ベルトサインが点きました。
案の定、私の予感が的中しました。
おばあちゃんが、私のほうを見て、
『ト・イ・レ』
という口の動きをしました。
『あと○○分で着陸します。我慢できますか!?』
お客様はうなずき、席に落ち着きました。
ベルトサインが点く前に、化粧室のご案内のアナウンスをいれているにもかかわらずです。
おはぎパーティに夢中だったのでしょうかね・・・
そんなこんなで、いつもの3倍疲れたフライトは幕を下ろしたのでした。
旅行、楽しんできてください。
行ってらっしゃいませー
いやぁ~これは大変だ~
読めるだけにイライラするね!!
おはぎ バリうけ!!
かなり大変だったー↓
でもまぁ、お客様がフライトを楽しんでもらえることが何よりなんだけどさー。
こういうフライトって、よーし!って身構えちゃうんだよね(笑)…