毎週恒例、ブルーな日曜日。
理由は判ってる。
自分を取り囲む「柵」の隙間から、恨めしく向こう側を眺めている。
今、見ているもの、見えているものは、物事のほんの一部でしかないのかも知れない。 そこに見えているものが、すべてではないのかも知れない。
いや、本当は、
自分は何も判っていないのかも知れないな。
自分を壊さないことだけ求めるならば、もっと安易で簡単な道だってあるだろう。
でも今は、柵の向こう側にある「なにか」に、自分は支えられているんだと思ってる。
だから・・・、
今見えているその場所に、少しでも近付きたい、心からそう思う。
柵を越えたらいけないのか?
そうかもな。
それより、自分は柵を越えられるのか?
柵の向こう側にある、本当の答えすら知らないくせに。
自分勝手な妄想を膨らませつつ、柵の手前を彷徨いながら、段々と自分が制御できなくなり、地団駄を踏んでいるうちに時間が過ぎて、自分だけ取り残されてしまう・・・、そんな不安に襲われる。
そして自分の事しか見えなくなる。
気が付けばまた・・・、自分だけ空回りしている。
いつからか失ってしまった、前向きだった頃の自分を取り戻したい。
自分の弱さを恨む。
その柵を越えたその時に、そこに自分の求める答えがあるのか?
それは分からない。
むしろそんなものは、初めから存在しないのかも知れない。
そして柵の向こう側には、また別の壁が立ちはだかるのかも知れない。
それでも、柵の向こう側に拡がる空は、美しい空だと思う。
いつかそんな空を、自由に飛び回りたい。