ATC Clearance

ＪＡＬ機、飛行計画の承認なく離陸　機長、管制官も失念 (朝日新聞) - goo ニュース

飛行計画未承認でまた離陸　国交省が全国の空港監査へ (共同通信) - goo ニュース

ＪＡＬ機がまた無許可離陸、宮崎空港で２３日に (読売新聞) - goo ニュース

最近でも２度目です。

まず、
冷や汗かく場面はあるやも知れませんが、これで死人が出る事はあり得ません。
飛行機は、それほど危険な乗り物ではない。

飛行計画の承認＝クリアランス受領
パイロットもパイロットですが、管制官も管制官。
はっきり言って、どっちもどっちです。
少なくとも宮崎には、「クリアランス・デリバリー」はなくても、「グランド・コントロール」があるんだし・・・。

「計器飛行方式＝ＩＦＲ」で飛行しようとする場合には、クリアランス受領は、とても自然な手続きです。
クリアランスが来ない事には、トランスポンダはもちろん、ＦＭＳ航法装置の入力も完了しないでしょう。　途中で気付かないとは考えられないのです。
もしあるとすれば、「必要な手順を、意図的に省略する事が慢性化している。」と言えるでしょう。

毎日・毎回、当たり前過ぎる程当たり前の手続きだけに、逆に空気のように、その都度意識する必要もない。

ただ、続けて発生したと言う事は、現行のシステムに何らかの落とし穴？欠陥？のようなものがあるのかも知れません。
そう言えば、「ＪＡＬはＪＡＬ」でも、前回も今回も「ＭＤ」じゃなかったカナ？

さて、今回も３つの記事を並べてみました。
見出しにご注目。

○　飛行計画未承認
×　無許可離陸

「飛行計画の承認」と「離陸許可」は、明らかに別物です。
今回の場合でも、「離陸許可」は受けているに違いない。

意図的かどうか知りませんが・・・、
文字での報道は、見出しのインパクトが大きいと感じます。
少なくとも見出しでは、正しく事実を伝えて欲しいと思います。