goo blog サービス終了のお知らせ 

気まぐれな空

日々空を見て思うこと・・・

AED (自動体外式除細動器)

2006-03-09 | My Logbook
誤装着で除細動器作動せず 心肺停止女性が翌日死亡 (共同通信) - goo ニュース

痛ましいニュースである。
このミス自体と死との直接の因果関係は判らないけど、
「あってはならないミス」に分類される事例だと思う。

ここ最近、公共の場を中心に、「AED」と書かれた機械を目にするようになった。
もちろん、羽田・ビッグバードにも設置されている。

だけどそもそも、「AEDって何?」って感じた事ありませんか?

平たく言えば、「電気ショック」の事らしい。
機械が心電図を解析し、自動的にショックを与えるもの。
心肺停止状態の傷病者に対する救命処置のひとつ。
最近の普及を見ていると、いかにも万能で、「コレさえあれば大丈夫!」と誤解してしまいそうだけど、必ずしも万能ではないようだ。

AEDが効果を発揮するのは、「心室細動」と呼ばれる心臓が痙攣する状態に対してである。
もっとも心肺停止の原因が、必ずしも「心室細動」とは限らないし、あくまでも、従来からの「心肺蘇生法(CPR)」いわゆる人工呼吸と心臓マッサージを組み合わせて実施する事が重要であるらしい。

頭では判っていても、現場に居合わせた時、とっさに体が動くだろうか?
私自身、機械の存在は知っていたけれど、こうして調べてみた結果、初めて知ることばかりだった。

機械が置いてあることは知っていても・・・、
それが「何」であって、
何の目的で存在するのか?
どのように使うのか?

正しい時期に、正しく使われることで、効果を発揮するのは確実だ。

一般人でも使えるように規制が緩和され、ハードウェアの整備は進んでいるけれども、一番重要な部分が置き去りにされているように思う。


最新の画像もっと見る