数奇な運命

人に人生があるように、ヒコーキにも人生（機生か？）、運命的な歴史があるのだと思います。
幸運なものもあれば、不運に見舞われるものもあるでしょう。

つい最近も、一躍脚光を浴びたひとつの機体がありました。

巷には「登録記号」を検索するサイトもあって、特に米国籍であれば、ちょっとしたデータはすぐに見つかります。
ビジネス機の世界では、セキュリティ面はもとより、いろいろ事情もあるでしょうから、そのものズバリの所有者なり使用者をを知ることまでは、ナカナカできませんが・・・。

ちなみにこの機体の場合、１９９２年製らしいですから、およそ１０数年落ちの中古機。

ちょうど気になって検索してみたら・・・、
ついこないだまで背負っていた「登録記号」ではヒットしないのです。
どうやらつい最近、変更登録されたらしい。
新しい「登録記号」は、何のヒネリもない、とって付けたようなシンプルなもので、いかにも「売り出し中」って感じ。

あまりにも奇妙だ・・・。
企業トップの足であるだけに（？）、ネット検索の結果には、解せない部分も少なくない。

一昔前のバブル期には、それこそ数奇な運命を辿る機体も存在し、ドナドナよろしく外国へ転売されたり、あるいは数あるオーナーの元を転々とし、いまだに国内で活躍している機体もあったりする。

中には、注文受けて作り始めたけれど、この世に生を受けた時には、肝心のオーナーがいなかったり・・・。

人生いろいろ、機体もイロイロなのであります。

オーナーの今後も気になりますが、一航空オタ（！）としては、機体の今後も気になる所です。