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(C)2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL
2月7日(金)
塚口サンサン劇場公開
スペイン・フランス合作
2024年・第96回アカデミー賞
長編アニメーション賞にノミネート作
「ロボット・ドリームズ」(102分)
(あらすじ)
大都会ニューヨーク。(1980年代)
ひとりぼっちのドッグは、
孤独感に押しつぶされそうになっていた。
そんな物憂げな夜、
ドッグはふと目にしたテレビCMに心を動かされる。
数日後、ドッグの元に届けられた大きな箱――
それは友達ロボットだった。
セントラルパーク、
エンパイアステートビル、
クイーンズボロ橋……
ニューヨークの名所を巡りながら、
深い友情を育んでいくドッグとロボット。
ふたりの世界はリズミカルに色づき、
輝きを増していく。
しかし、夏の終わり、
海水浴を楽しんだ帰りに
ロボットが錆びて動けなくなり、
ビーチも翌夏まで閉鎖されてしまう。
離れ離れになったドッグとロボットは、
再会を心待ちにしながら、
それぞれの時を過ごす。
やがてまた巡りくる夏。
ふたりを待ち受ける結末とは――。
<高橋裕之のシネマ感>
台詞やナレーションがありません。
音、音楽はあります。
その状態で102分退屈させないためには
凄い”力”が必要と思いますが
この作品には”魔力”がありました。
ドッグとロボットの
”友愛物語”が描かれていきます。
ここで”ノンマイノリティ”な
設定だと気づきますが
観ていると、その辺も重要です。
ニューヨークの街も
雄大にみせてくれます。
友情が深まっていきますが
心では”愛情”になっているかも?
(実写ならBL感が出てしまいますが~)
映画小ネタ、難解な小ネタも
散りばめられています。
映像の隅々まで
手抜き無しで表現されている。
突然な夏のビーチの終わりで
ロボットは砂浜で夢を見る
(内容はネタバレになるので✕)
ここで題名の
”ロボット・ドリームズ”にかかるが
”ドリームズ”はドッグにも。
アクシデントがあり
ドッグとロボットは
1年間離れ離れに。
やっとの海開き
二人は果たして?
後半、HPにも予告編にも出ない
助演的キャラの出現で
予想外の展開へ。
男女物ではないのに
終盤には
80年代後半から90年代の
”月9ドラマ”のティストに。
※だから50歳以上の
女性の観客が多かった※
意外と今年の映画の日
12月1日鑑賞に
相応しい作品かもしれない。
第96回アカデミー賞
長編アニメーション賞に
ノミネートされたのがわかる。
大人向き作品です。
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