●「SP SECURITY POLICE 警視庁警備部警護課第四係」第11話
「動く壁を完遂せよ」
「J・F・ケネディはこう言いました。
国が君たちに何をしてくれるかを、考えるのではなく、
君たちが国に何が出来るのかを、自らに問いかけて欲しいのです!」
麻田首相(山本圭)のスピーチです。
皮肉な事ですが、西島(飯田基祐)・尾形(堤真一)は、
国に何が出来るか、自らに問いかけ続けてたんでしょうね。
20年前のあの事件の時の演説でも、
「日本は、このまんまでいいんですか?
外に向って、ハッキリとモノを言えないような国でいいんですか?
外国からの脅威に対抗する手段を持たない、ひ弱な国でいいんですか?
その脅威は、すぐそばまで迫ってるんですよ!」
この麻田の演説の内容って、尾形の考える、SPの「それ」と
シンクロしてません?
さて公式サイトによれば、尾形(堤真一)は、
井上(岡田准一)が両親を亡くしたテロの現場に遭遇していて、
その経験からSPになろうと決意する。
シークレット・サービスでの研修経験を持ち、
警察組織の改革論者であり、少し謎めいた人物、
と最初から、それと匂わせるような紹介をされています。
「エピソード0」の回で、「正義を守る為(に警察官になった)。」
と言う尾形に、「うそなんですね。」と井上は、
冷静に否定してましたもんね。
面白シーンかと思いきや、井上の直感は外れなし、って事ですか。
となると今回のラストシーン、尾形を険しい表情で睨む井上の
暗示してるものは、尾形と井上の敵対なんでしょうか。
その舞台となるのは、4月5日放送のSP2時間スペシャル、
あるいは映画(あるとすればね)でって事になりますか。
「エピソード0」ついでに書きますが、
(今回自殺したことになった)西島、尾形の二人と、
井上が面会したシーンがあったじゃないですか。
今思えば、おかしくないですか?
井上は西島に対して、すごくイヤな印象を感じてましたよね?
西島と尾形が「大義」の下に、運命共同体であるなら、
尾形に対しても、イヤな印象を感じてなくちゃ
変じゃないですかね。
僕はほんの少しだけ、西島と尾形の考え方には、
ズレがあったのでは?と思ってるんです。
ただそれも、尾形の「仕方ないだろ。大義の為だ。」のセリフで
打ち消さざるを得ないんですが。
さて今回気になった事があります。
山西(平田満)に追われて、逃げる井上と麻田首相(山本圭)。
途中で井上は、自分の血痕が山西への目印になってる事に
気付いてましたよね?
ただその直後に、壁に思いっきり血痕をつけてたじゃないですか?
エンディングでも、そのシーンはフィーチャーされてました。
あれは何か意味があったんでしょうか?
ちょっとだけ、イヤな想像をしてしまいます。
充分楽しませてもらったんですが、ひとつだけ脚本に
ケチをつけるとするなら、麻田らが、暴漢によって
人気取りを画策したことが、事の発端ですよね。
そんなリスクを背負う事、やろうと考えますかね、普通。
まあ選挙などでは、ある事ない事書いた怪文書が出回ると言いますし、
その程度の事、政治の世界では、よくある事なんでしょうか。
殺すところまでは考えてなかったようですが、
ハプニングで、そうなったんでしょうね。
でも、ハプニングで2人も殺すってところが
かなり無理があった。
映像観てても、変だったもの。
>最終回視聴率良かったですね。
時間がズレましたが、18%越えでしたっけ。
すごい注目度ですよね。
岡田クンの代表作がまたひとつ増えましたね。
これで月9登板なんてのも、あるんじゃないでしょうか。
>映画の大スクリーンでゾクッとする作品を
スペシャルで一区切りつけて、もっと爽快感のある
映画化を期待しています。
人気取りを画策したことが、事の発端ですよね。
そんなリスクを背負う事、やろうと考えますかね、普通。
そうなんです!そうなんです、そこなのです(笑)
発端になった麻田の人気取り。
何も人殺しをしなくても。。。人気どころか一歩間違えばって感じだし。そんなリスク背負って何を掴みたいのでしょうか?
最終回視聴率良かったですね。
もう少し脚本を整理してうまく繋げたら
言うことなしです。
BGMも主題歌もいいし。
ボディーガードじゃないけれど、映画の大スクリーンでゾクッとする作品を見たくなりました。
「陰日向に咲く」観てきました(笑)
>そう言われると意味ありげでもありますね。
なんか、すごくわざとっぽく見えたんですよ。
一瞬、間接的な復讐が、頭をよぎったのかなと
思ってしまいました。
>西島と尾形が面会に来た時のことは、私も
井上の「イヤな予感」は外れナシですからね。
だからあの段階では、尾形はペイント弾云々までは
考えてなかったのかなぁと。
尾形と西島って、どっちが主導権を握ってたんでしょうか?
「大義の為には仕方ない」という言葉を聞くと、
尾形の立場が、西島より上だったような印象も
ありますね。
警察では、西島はキャリアだから立場は上ですが。。。
>その悩みはどうやらスペシャルまで続きそうですね
あまりスペシャルでも進行しないんじゃないかと
思ってたり(笑)
僕は映画化100%あると思ってますから(笑)
☆エリさん、こんばんは。
>それどころか薄笑いまで残してるから
まあカメラマンは、麻田側が用意した人みたいでしたから
映像はどうにでも編集できるんでしょうがね。
でもあの場面で、あの薄笑いはナイ(笑)
いくら子供でも、気付くぞ。
あの仕込みの暴漢は、もっと深い意味があるのかと
思ってただけに、非情に残念な真相でした。
>SPのSPも総集編?それはつまらないですね。
時系列的に編集し直したらしいですからね。
どう考えても、あのスナイパー警護課への加入、
そして尾形の狙いまで、2時間で収まるとは思えんのです。
☆きんぐさん、こんばんは。
>謎を残した終わり方が海外ドラマっぽいなぁ。
これにハマった人は、確実に海外ドラマにも
ハマるでしょうね。
「24」の作りには及ばないものの、
映像・音楽・人間関係に凝った、こういうドラマが
日本でも放送されたのはすごく嬉しいです。
>今まで感じられなかった尾形の裏の顔が見えた・・
まあ、それも考えられますよね。
じゃあ、きんぐさんは、あの段階で尾形は
ペイント弾云々の計画まで考えてたと思います?
そうすると、それ以降の尾形の行動が破たんしてるようにも
思えるんですよね。。。
>最後にはかなり頼もしい存在に
ですね(笑)僕も好きになってしまった。
一気にメジャーな俳優さんになりそう。
予想、当ってましたねー お見事です!
日本のドラマの場合、どうしても俳優さん自身に
思い入れがあり、疑って見るのは勇気がいるじゃないですか。
アンフェアなんかもそうでしたよね。
今最初から見直してみれば、「なるほど!」という場面は
たくさんあるんですが、その時は気付きにくいんですよね。
>ここからどうやって収束出来るのかがとっても不安ですね。
そうですよね。
結局のところ、井上が要人を守り抜く・・という事には
なると思うんですが、それでは何も変わらない気が
します。
そこにどう希望を見せるか、ですよね。
☆manaさん、こんばんは。
>本当の「悪」ではないってことのズレとか?
そうそう。
もうここまできたら、何が「悪」で、何が「善」なのか
よくわからないんですよ。
それこそ善と悪の境界線が曖昧な世界。
実際に尾形が何をしたのかは、よくわからないですしね。
ドラマを通して見てみると、尾形の主張は正しく、
警察上層部の考えは明らかに間違ってると感じます。
しかもそれを修正する事は、現状では極めて困難そう。
そこで、演説の内容のように、自分たちで何が出来るか?と
考えたなら、行き着く答えの1つとして
西島・尾形の考えた事も、全く否定できないような(汗)
録画してます?
今1話見返してみると、すっごく面白いですよ。
>あら?SHINGO。さんは打ち消しちゃうんですかぁ(^_^;)
う~~ん・・「大義の為には仕方ない」って言葉を
聞いてしまうとねぇ。
西島が暴走したってセンも捨て切れないんですがね。。。
>井上は善人なの?(笑)ワクワク
一瞬、間接的な復讐を考えたのかなぁと。
でも山西の言葉を聞き、その考えを断ち切った・・
ってことも考えられなくもない。
>尾形の覚悟を感じるんですよね~。
「覚悟」かぁ。
この時には、もう覚悟を決めてたと見ておく方が
いいんでしょうなぁ。
>山西の本当の姿(正体)もまだありそう。。。
山西、助かったんですかね。
それからナイフ男はどうなった?(笑)
あ~~~完全版のDVDが欲しい。
>公安・田中も一癖ありそうですし。
でも一番信用できる人物になってきてません?
謎を残した終わり方が海外ドラマっぽいなぁ。
>尾形に対しても、イヤな印象を感じてなくちゃ
井上の病状の悪化(より敏感になった?)によって、今まで感じられなかった尾形の裏の顔が見えた・・ってことかなぁと勝手に思ったんですけどねぇ。どうなんでしょうね。。
あんなに怪しかった公安・田中くんが、最後にはかなり頼もしい存在に見えました。スピンオフもできそう・・ってそれはキャラが地味すぎか(笑)
そうなんですよ。この始まりがとっても違和感です。
だいたいあのシーンのどこが人気上昇に繋がるのか
さっぱりわかりません。それどころか薄笑いまで残してるから逆に人気下降って気がするんですけどね。
さすがに最終話で「つづく」はいいかげんにせえ!と思っちゃいましたよ。SPのSPも総集編?それはつまらないですね。次回できっちり決着つけてほしいです。
滴り防止にやったと思ってましたが、そう言われると
意味ありげでもありますね。
西島と尾形が面会に来た時のことは、私も
何でだろうと思いましたね。
不審な表情で尾形を見たものの、その尾形の背景までは
読み取れてない感じでしたよね。
このドラマ、絶妙な真実味があって、毎回、
思考力を問われてる気がしましたが、
その悩みはどうやらスペシャルまで続きそうですね
やはり井上は尾形のことをズレて感じてたんでしょうか?
私も西島を紹介された時の井上の表情が気になったんですが、
尾形にも感じた「え?」じゃなかったんですかねぇ。
それでも、今回山西を撃った尾形に対しての
「ありがとうございました」は本心からの笑顔に
見えましたから、信頼してたんでしょう。
それがラストシーンでは…井上の険しい表情にはゾクゾク!
尾形の冷めた表情と優しい表情のギャップがまたたまらんでしたわぁ♪
本当の「悪」ではないってことのズレとか?
あら?SHINGO。さんは打ち消しちゃうんですかぁ(^_^;)
>壁に思いっきり血痕をつけてたじゃないですか?
いやん、何て想像力!そこに目を付けちゃいました?
私もまたイヤな想像をしちゃったじゃないですかぁ(^_^;)
もう~。。。井上は善人なの?(笑)ワクワク
>その程度の事、政治の世界では、よくある事なんでしょうか。
以前、日本でのテロに関しても隠ぺい疑惑を抱いてましたよね。
このドラマは、現在の日本の痛いとこを突いてますね~。
「それならなぜ悪に手を染めた!法を犯すことにリスクがない
とでも思ったのか!…都合のいい時だけ善人になろうとするな」
と、助けを求める大橋に言い放った尾形の言葉を思い出すと、
SHINGO。さんも書いてましたが、尾形の覚悟を感じるんですよね~。
それ以外も隠されたものが有り過ぎて…
もう『SPSP』が楽しみです。映画の前に見直したいんです。
山西の本当の姿(正体)もまだありそう。。。
元SP説はどうなる?(^_^;)
公安・田中も一癖ありそうですし。
…ってことで。
だからこの堤さんの似顔絵はダメですってば(笑)
山西の直感もまた外れなしです。
尾形と西島
井上が感じた印象で同じだったのは
「同じ黒い色」だった
ここがポイントみたいですね。
麻田の演説は立派なものですが
全ては山西が言う通り
何も変わってないって事なんでしょうね。
ただ、その言葉に感銘を受けたかもしれないのが
他ならぬ尾形であって
目的は違えど同じ手段を使っていったって
事になるんでしょうね。
まぁこんな結末ですが
個人的にここまで話を大きくして
ここからどうやって収束出来るのかがとっても不安ですね。