< 交番にて >
私は、近くの交番にいきました_____すると。
若い受付の本官さん(お巡りさん)が受付で応対してくれました。
ひとしきり私の話を聴くと、隣室の偉い本官さんたちのところへ。
ストーブであったかそう、ガラスも湯気で曇っている。
本官さんたちは、なにやら笑いながら若手にぽんとなにかいうと、
若手さんは出てきて一言。
「…こういうことなんで、、、」
「え???」 私には聞こえていない。
「…なにかあったら我々は鍵を閉めてここを出てゆかなきゃならないんで…」
ここにはいられない、無理だといふ________。
「30分だけでも…」
「ですから、、、、」
これ以上やり取りすると…
昔テレビで見た警察24時間みたいになっちゃう。
= 不審な女!? 深夜に突然交番に飛び込み、無理やり居座り =
<ナレーター>
…聞くと女は、自分で鍵をなくした、レスキューが来るまで、ここに居座る、と言い張って一歩も譲らない。遺失物届も出さすに、これはますます不審な女だ。我々はこのような怪しげな市民にも、親切に対応しなければならない。
ー 音楽 ー
<ナレーター>
…聞くと女は、自分で鍵をなくした、レスキューが来るまで、ここに居座る、と言い張って一歩も譲らない。遺失物届も出さすに、これはますます不審な女だ。我々はこのような怪しげな市民にも、親切に対応しなければならない。
ってことになってしまう、居座ると言ってもないのに。
隣室から笑い声。
…いいタイミングです。
ト書きのようです。
ああ、『人間失格』 の警察署のシーンが思い浮かぶ。
でもこうやって学ぶのだ、私は😢
冗談ではなくて、いろいろなこういう場面が
自分の中に記憶されていきます。
温かい言葉も、冷たい言葉も。自分から出た言葉も。
寒い。寒い。凍死する。
「駅の向こう、その先に、ローソンがあって〜そこで座れますからあ〜」
とメガネの若い本官さんは、優しい対応マニュアルでついてくる。
私はあんまり寒すぎて、黙って駅の先のコンビニをめざす。
そろそろ足もおぼつかなくなってきた。
やっぱり、あのまま階段にいたら、身体を壊していた …
移動して、そとへはたらきかけてよかったな。
そのあと、ローソンにたどり着き、ミルクほうじ茶を飲みながらしばらくすると、鍵屋さんからコール。
「5分後に到着します。」
5分後が好きだな…
それから鍵やさんに会って、作業開始。
少々、硬かったようですが、プロの人なので見事に開けて下さいました。
<最後に…最近気がついたこと>
鍵はつねに ふたつ 持ち歩く
< おしまい >