ボリビア カミナンド記

やんばるの森

沖縄旅行は書くことが多すぎて、なかなか筆が進まない・・・

やんばる(山原)の森というのは沖縄本島の北部に位置し、手付かずの自然が残った亜熱帯の森のこと。ブロッコリーの形に似ているイタジイ(椎の木の一種)の木で覆われている。なので、ブロッコリーツリーの森とも呼ばれている。

この森を米軍はベトナム戦争に赴く海兵隊員のサバイバル訓練場としていた。ベトナムでまかれた枯葉剤をここでもまいたという。
ここに棲む貴重なヤンバルクイナやノグチゲラが彼らの口に入ったかもしれない。
なぜなら、彼らはこの森に1週間とか10日間放置され、ジャングルでのサバイバルの訓練をしていたのだから。


写真はブロッコリーツリーの森。木の間に見えるのは無粋な米軍の施設。

この森に大型へりコプター(オスプレイ)の垂直離着陸訓練のためのヘリパッド基地をこれから6ヶ所も作るという。
普天間基地返還の代替としてのヘリパッド基地計画。
基地負担軽減とは、掛け声だけだったんですかねぇ・・・

この森のある高江地区には150人の住民が住んでいる。
ヘリパッド基地が出来ると、毎日騒音に悩まされ、墜落の危険にさらされ(このヘリはこれまで配備された15機のうち3機が墜落している)森は破壊されるので、みんなで反対している。
基地の入り口にテントを張り、24時間体制で見張りをしているけど、赤ちゃんからお年寄りまで入れてたった150人の住民では、とても大変だ。

高江のことが気になってよくブログを見ている。
やんばる東村 高江の現状↓
http://takae.ti-da.net/

この森の中に「山甕」(やまがめ)というステキなカフェがある。
もちろん高江の住民の経営だ。
その日は中で自然発酵パンを焼いていた。

緑したたる亜熱帯の森の空気はひんやりとおいしかった。

カフェの入り口。

どうよ、この大きな羊歯!
ブロッコリーツリーの足元はほんとにジャングルでした。

何百年もそこにあった森をそんなに簡単に壊していいのですか、防衛大臣!
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