BS-TBSで今日から始まりました。山田太一先生の脚本なので見てみようと思った次第。1973年秋のドラマだそうですが、当時私は小4。もちろんリアルタイムでは見てません。家族ものですが、キャストは主役が小倉一郎で、父親が小林桂樹、母親が久我美子、兄が林隆三、妹が高沢順子という布陣。
気弱な性格で彼女と別れることになった小倉一郎が、悪友にそそのかされ電車で痴漢を行い、その相手がスケ番グループのリーダーだったのでリンチに遭い、そのグループには妹も属していたというのが初回のストーリー。おまけにその悪友は火野正平、スケ番のリーダーは桃井かおりという香ばしさです。全15回だそうですが、これは続けて見ないわけにはいきません。
それにしても、平凡で平均的で幸せそうな家族が実はそれぞれ秘密を持って…というのは、「岸辺のアルバム」とほとんど同じなので山田太一先生の変わらぬ芸風というやつでしょう。高沢順子が女子高生役で出てたので、「山田太一先生の脚本なら絶対着替えシーンがあるはずだ!」と思ったらビンゴでした。さすが巨匠は期待を裏切りません。
ちなみに番組サイトはこちらです。
「男たちの旅路」を思い出します。
「車輪の一歩」ブレイク前の役者さん達が結構出ています。
鮫島壮十郎 ( 柴俊夫)ではなく杉本陽平(水谷豊)が戸部竜作(根津甚八)の警護に選ばれた理由。
それを知っていじける陽平。でも、竜作はやっぱり陽平に親しみを感じていた。
いいですよね。
そういう考え方もありますね。
>「墓場の島」
竜作が陽平たちと「いい湯だな」を随分低音で歌う場面もいいですね。
山田太一先生も「獅子の時代」さえなければよかったものを…。とか言って(笑)