BS11の番組でMCは鶴瓶と八木亜希子。スタジオにスナックのセットを作り、そこにゲストが訪れるという趣向のトーク&生歌の番組でした。そのゲストに甲斐バンドの甲斐よしひろが登場。
こういう番組にゲストで出るのは意外に思われる方も多いかと思いますが、甲斐バンドは今年デビュー50周年で、鶴瓶と甲斐よしひろはほぼ50年前から親交があるとか。先日はラジオでも共演してましたがここでも凄くトークが盛り上がりました。
セイヤングなら確実に「カーン!」とならされそうなしょーもないダジャレも飛び出したくらい盛り上がったのですが、テレビでこれを連発すると確実にファンは減りますね。(意見には個人差があります。)
話は花園ラグビー場のライブから照和での海援隊やチューリップのエピソード、初のソロアルバム「翼あるもの」の秘話など、私も聞いたことがないようは話もあってかなり充実してました。花園は映像も少々出ましたが、あの日は鶴瓶も行ってたそうで楽屋での写真もありました。
今回歌ったのは
安奈
裏切りの街角
あたしのブギウギ(浅川マキのカバー)
翼あるもの
などで、バックはアコギとバイオリンのみ。ビルボードライブでのアコースティックセットの雰囲気ですね。そして最後の「翼あるもの」はなんと甲斐よしひろ自身のギター1本での弾き語り。甲斐バンドは長年見てますが、私はこの曲をギターだけの演奏で見たのは初めてです。
最後の鶴瓶の「男にこんなゾクゾクしたの初めてや」という言葉がすべてを表現してます。今はまだTverで見られますので、見逃した方は是非どうぞ。私は録画しましたので完全保存版です。いや、いいもの見せて貰いました。
花園の危険なライブでの武勇伝や、高校時代からの照和での伝説のような裏話も、初めて聞く話がたくさんあってとても貴重でした。それに、昔から落語が好きだった甲斐さんは、言葉を伝える人でありやっぱり詩人なのだなぁとあらためて思いました。見て良かったです!
ああいう話を聞くと、花園に行ってみたかったと思います。もっとも田舎の高校生だったので無理でしたけど。