昨日羽田ティアットスカイホールで開催された「石川ひとみ Premium Live 2024」に行ってきました。昼と夕の2回公演ですが私が行ったのは夕方。18時半開演でしたが、途中の電車も大混雑だったし、何しろ会場は羽田空港の出発ロビーのすぐ上。会場内外で華やかな雰囲気が漂うライブでした。
事前に公式Xや公式サイトから発せられた情報によれば、「プリンプリンのメドレーがある」「懐かしいアルバム曲も多数ありそう」という事で、まさにプレミアムな予感。
今回のバンドメンバーは以下の通り。すべてお馴染みの方々で、この人たちならどんな曲でも演奏できそうですし期待感いっぱいでした。
Gt 山田直毅 (ex.MMP)
Piano 斉藤哲也 (from Under current、ナタリーワイズ)
Bass 石村順 (from 葡萄畑 ex.NEW PONTA BOX)
Dr 夏秋文尚 (from moonriders)
Sax 園山光博
Pec 元田優香(from Percussion Performance Players!!(PPP))
そして今回のセットリストは以下の通り。
Private Film Star
右向け右
懐かしきリフレイン
夕暮れて
さよならの理由
プリンプリン物語~
空(そら)~
おかあさんのうた~
わたしのそこく
ハッピー・アドベンチャー
三枚の写真
空色のフォトグラフ
くるみ割り人形
夢番地一丁目
笑顔の花
Do You Love Me?
<アンコール>
にわか雨
まちぶせ
らぶ・とりーとめんと
今回は平日かつ月末の開催だったので、どうしても都合がつかず涙をのんだファンも多かったのではないでしょうか。私も日程を聞いた時には一瞬悩んだのですが、参加して本当によかったです。行かなかった場合、誰かにセットリスト教えて貰ったら「なんじゃ、こりゃ~!」と叫んで激しく後悔したと思いますし。
何よりも、いつもは静かに始まることが多い1曲目がいきなり夏秋さんのスネアの「タカタカタン!」で始まる「Private Film Star」で度肝を抜かれました。先に昼公演もあったのでひとみさんものってたのでしょうが、出だしの声の張りで「わお、絶好調!」と感じました。
「Private Film Star」もそうですが、まさかの「懐かしきリフレイン」もあり、本編ラストが「Do You Love Me?」でここまで「まちぶせ」が出てこなかったというのも衝撃的。私はライブ参加歴6年ほどの新参者ですが、生では初めて聞いた曲が3曲もあってまさにプレミアムでした。
そして中盤には予告通り「プリンプリン物語」のメドレーもあり、出色は「わたしのそこく」。あの曲の高音域をそのまんまのキーで聞かせてくれたのはびっくりでした。さすがにこれは回避するか、あってもメドレーでちょろっとかと思ってたのですが、メドレーとはいえフルコーラスであの声が何度も聞けましたし。45年前の曲をそのまま歌えるのはもう超人と言えましょう。
途中では、ボンボン、おさげ、カセイジンに語り掛けるプリンセス・プリンプリン風のセリフも入ったり、こちらも今回の特別な企画かと思います。
アンコールは「にわか雨」から始まって、「まちぶせ」のエンディングが終わるかと思った瞬間にいきなりのリズムチェンジで何が始まるかと思ったら、これが「らぶ・とりーとめんと」のサビ。
そのまま頭に戻ってフルコーラス披露で、間奏では山田直毅さん、石村順さんとのダンスもあり、これまたプレミアムな企画でした。この曲は聞ければいいと思ってたのですが、こういう形で聞けたというのは最高の盛り上がりでの終了でした。
終わってみれば、最新アルバムの「笑顔の花」からはタイトル曲の1曲のみだったわけで、実際にチャレンジングなセットリストだったと言えるでしょう。
石川ひとみさんは最後まで声も笑顔も絶好調で見ているこちらは大満足。いつもより頬が紅潮して見えたのは私だけでしょうか。昨年の45周年コンサートを見た時は「こういう石川ひとみが見たかった!」と書きましたが、今回は「こういう石川ひとみも最高!」と記しておきます。
そして今回のお買い上げはカレンダーとこちらのTシャツ。ご本人による似顔絵イラスト入りです。ロゴだけよりはこういうのがいいですよね。
あとは備忘録ですが、ドラムの夏秋さんが今回は普通のセットだったことが意外。いつもはセットの右手にハイハットがあるオープンな叩き方なのが、普通に左側にあったと。まああれだけのキャリアの方だからいかようにもできるのでしょうが。
さらに、いつもは5弦ベースの石村順さんが普通に全編ジャズベースでした。同じ曲をやるにしてもかなりフレーズが変わる気がするのですが、そこはそれ今回も盤石の演奏で最強のリズム隊でした。
山田直毅さんは、ほとんどが最近メインで使っているP-90が二つ搭載されているフジゲンのストラトタイプのエレキで、一部いつものASTURIASのエレアコでした。今回はポップで賑やかな曲が多かったですしね。そして開演前に足元もチェックしたら、Kemperのフットスイッチ以外にコンパクトエフェクターもセットされていて「ほぉ~」と思いました。以上ギターオタクからの報告です。
本当に素晴らしいコンサートでしたが、今回は平日だから行けなかったという方にはまだ年内にコンサートがありますので、そちらへお出かけになっていかがでしょうか。バンド編成が違うので同じ曲にはならないと思いますが、逆にまた全然違うセットリストが聞けるかも。詳細は以下の通りです。
<2024年12月15日:プレミアムコンサート~笑顔の花~>
日時:12月15日(日) 開場13:30 開演14:00
会場:森町文化会館大ホール
静岡県周智郡森町森1485
料金:ミキホール友の会 6,000円 一般 6,500円
出演 石川ひとみ Gt 山田直毅 Vlin 武藤祐生
チケットは電話予約・チケットぴあ・各プレイガイドでも取扱あり。
お問い合わせ 0538-85-1111(月休)
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