やまなし・まちかど図鑑

山梨県内のレトロなまちかど、面白・珍らし物件を凡苦楽庵が探訪します。

市川大門(4)-スレート壁の住宅(その1)

2006年05月24日 | 市川三郷町
昨日エントリーした漆喰壁の住宅の斜向かいにあるこの住宅、外壁は天然スレート葺き、窓枠に銅板が使われ、玄関廻りも細かい細工が施され、“瀟洒”という言葉がぴったりだ。老婦人の話だと昭和3年の建築で、玄関庇の軒天井が雨漏りで張り替えたのと、天然スレートの表面が劣化してきたので塗装したのを除けば、建築当時のままだと言う。文句無しのA級物件だ。



市川大門(1)-近江屋醸造

2006年05月21日 | 市川三郷町

鰍沢の対岸にある市川大門の街は千年の歴史を持つ和紙の生産でも有名だ。街を貫く3本の道{北線(ほくせん)、中線(なかせん)、南線(なんせん)}沿いに歴史を刻んだ建物が数多く残っている。今日まち歩きをしていたら、水彩のスケッチをしている人に会った。その見事な絵に見入っているうち、自然と古い建物の話題になった。Sさんというこの方、県内の古い民家や商家を描いているという。そのウェブサイトには切り絵を始め様々な作品が紹介されている。まち歩きをしているとこんな出会いもあるからたまらない。画像は“中線”の入口近くにある醸造屋さん。鬼瓦が畳み一帖分くらいの大きさがある。