今週は 塾の『お盆特訓』なるものに 娘が参加しています。
親にできることといったら 早起きして お弁当を作ってやることぐらいです。
頑張れ >> 受験生諸君&娘!
さて 貴志祐介の「悪の教典」を読みました。
上下巻2冊ですが どちらも分厚い。
ドラマ「鍵のかかった部屋」が面白かったので そのシリーズ原作を図書室に入れました。
そのあと 本好きの方に 「これが お勧め!」と言われたので 入れてみました。
鍵のかかった部屋シリーズは 人気で借りられないので
分厚くて 誰も借りなかったこれを 読んでみました。
さまざまな問題を抱える町田市の私立高校で教師をしている 蓮実聖司。
明るく 教師として 勉強を教えるのも 問題を解決するのにも有能である。
生徒達の一番人気教師で 同僚や親たちからも信頼が厚い。
しかし その本質は 他人と共感する部分が欠落した 殺人鬼であった。
うーーーん。これ 学校に入れて良かったのかな?
人がバタバタ殺されていくのも さることながら 落とし所がない。
というか せっかくの落とし所を さらに泥足で踏みにじって終わるって感じです。
好みの問題かもしれませんが トマス・ハリスの『ハンニバル』以来の読後感の悪さだなあ。
前半は 蓮実がいかに頭脳明晰かそして自分勝手な人間かを 学校で起きることを背景にして語っています。
そして 後半。蓮実の殺戮が始まります。
殺戮というか 一人で行う虐殺ですね。
蓮実が 頭がいいという設定だったけれど そうかなあ?
蓮実が頭がいい上に 普段は仮面をかぶっていて信用されているから
身を守ろうとするだけの生徒たちを 結果としてどんどん殺戮していくという感じなのですが
全然 納得できなかったです。
運がいいだけじゃ?
大体 殺戮に至る動機が 頭の良い人間とは思えない。
平常は 人の仮面をかぶって社会適応する用心深さがあったのに
いきなり大量殺人に至る動機がわからなかった。
これもすべて 人に共感できない反社会的人格者だからという理屈で片付けるのかなあ。
もうちょっと 幼少期のことや 中学時代の犯罪を掘り下げて書いていたら
もしかしたら 蓮実の犯行理由を 受け入れられたのかもしれない。
これは 連載小説なんですね。
なんとなく 納得。
しかも 伊藤英明が蓮実役でこの秋映画上映されますね。
R-15なんだ・・・・
う。。。多分一生観ません。
褒めるところがあるとすれば 最後までぐいぐい読ませる筆力ですね。
前半は 面白いし
各人物も上手く書き分けられている。
そこは さすが ベストセラー作家だと思います。
昨日も 2時まで読んじゃって 分厚い2冊を 実質半日で読み切りました。
生徒に勧められるかっていうと・・・・
自分としては好きじゃないので 勧めません。
少なくとも 読書感想文とか面接にはお勧めできませんよね。
ただ 映画化するくらい人気のある小説なわけだから 多分好みの問題だと思います。
基本 私は勧善懲悪が好きな単純なヤツなんだと思います。
とはいえ 蓮実が本当に魅力的な人物だったら・・・・・
うーーーん。そうだとしたら 殺戮シーンで 心が切り裂かれちゃうでしょうし。
そういう意味では ハンニバル・レクター=アンソニー・ホプキンズにできた
ホプキンズはやはり 稀代の名優ってことでしょう。
観ないと思うけど 伊藤英明も頑張れ!
いがぐりおは虫も殺さないタイプよね。
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
親にできることといったら 早起きして お弁当を作ってやることぐらいです。
頑張れ >> 受験生諸君&娘!
さて 貴志祐介の「悪の教典」を読みました。
悪の教典 上 | |
貴志 祐介 | |
文藝春秋 |
悪の教典 下 | |
貴志 祐介 | |
文藝春秋 |
上下巻2冊ですが どちらも分厚い。
ドラマ「鍵のかかった部屋」が面白かったので そのシリーズ原作を図書室に入れました。
そのあと 本好きの方に 「これが お勧め!」と言われたので 入れてみました。
鍵のかかった部屋シリーズは 人気で借りられないので
分厚くて 誰も借りなかったこれを 読んでみました。
さまざまな問題を抱える町田市の私立高校で教師をしている 蓮実聖司。
明るく 教師として 勉強を教えるのも 問題を解決するのにも有能である。
生徒達の一番人気教師で 同僚や親たちからも信頼が厚い。
しかし その本質は 他人と共感する部分が欠落した 殺人鬼であった。
うーーーん。これ 学校に入れて良かったのかな?
人がバタバタ殺されていくのも さることながら 落とし所がない。
というか せっかくの落とし所を さらに泥足で踏みにじって終わるって感じです。
好みの問題かもしれませんが トマス・ハリスの『ハンニバル』以来の読後感の悪さだなあ。
前半は 蓮実がいかに頭脳明晰かそして自分勝手な人間かを 学校で起きることを背景にして語っています。
そして 後半。蓮実の殺戮が始まります。
殺戮というか 一人で行う虐殺ですね。
蓮実が 頭がいいという設定だったけれど そうかなあ?
蓮実が頭がいい上に 普段は仮面をかぶっていて信用されているから
身を守ろうとするだけの生徒たちを 結果としてどんどん殺戮していくという感じなのですが
全然 納得できなかったです。
運がいいだけじゃ?
大体 殺戮に至る動機が 頭の良い人間とは思えない。
平常は 人の仮面をかぶって社会適応する用心深さがあったのに
いきなり大量殺人に至る動機がわからなかった。
これもすべて 人に共感できない反社会的人格者だからという理屈で片付けるのかなあ。
もうちょっと 幼少期のことや 中学時代の犯罪を掘り下げて書いていたら
もしかしたら 蓮実の犯行理由を 受け入れられたのかもしれない。
これは 連載小説なんですね。
なんとなく 納得。
しかも 伊藤英明が蓮実役でこの秋映画上映されますね。
R-15なんだ・・・・
う。。。多分一生観ません。
褒めるところがあるとすれば 最後までぐいぐい読ませる筆力ですね。
前半は 面白いし
各人物も上手く書き分けられている。
そこは さすが ベストセラー作家だと思います。
昨日も 2時まで読んじゃって 分厚い2冊を 実質半日で読み切りました。
生徒に勧められるかっていうと・・・・
自分としては好きじゃないので 勧めません。
少なくとも 読書感想文とか面接にはお勧めできませんよね。
ただ 映画化するくらい人気のある小説なわけだから 多分好みの問題だと思います。
基本 私は勧善懲悪が好きな単純なヤツなんだと思います。
とはいえ 蓮実が本当に魅力的な人物だったら・・・・・
うーーーん。そうだとしたら 殺戮シーンで 心が切り裂かれちゃうでしょうし。
そういう意味では ハンニバル・レクター=アンソニー・ホプキンズにできた
ホプキンズはやはり 稀代の名優ってことでしょう。
観ないと思うけど 伊藤英明も頑張れ!
いがぐりおは虫も殺さないタイプよね。
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/