まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇跡」

2012-04-29 17:49:31 | 読書のすすめ
今日は 昼に外出した時は 暑いくらいに思ったのに 今は涼しいです。
4月も明日で終わりですね。

さて 東野圭吾の「ナミヤ雑貨店の奇跡」を読みました。

ナミヤ雑貨店の奇蹟
東野 圭吾
角川書店(角川グループパブリッシング)


『ナミヤ』という名前から面白半分に届けられた悩みに 駄菓子屋的雑貨店の主が 生真面目に答えていたところ
『ナミヤ雑貨店は悩みを解決してくれる』と うわさが広まって
真剣な悩みを打ち明けてくる人がでてきた。

ナミヤ雑貨店の店主は そんな人たちにも 真摯に対応しようとするが 
ある日を境に 店を閉めてしまう。
ある事件を知った時 自分の回答が本当に悩める人々の力になっていたのか疑問に思ってしまったからだ。

死期が近づいているのを知った店主は息子に 一晩だけナミヤ雑貨店に戻りたいと頼む。
さらに 自分の三十三回忌に 一日だけ ナミヤ雑貨店が復活すると告知してくれと頼む。

今は 廃墟となっているナミヤ雑貨店に 強盗犯たちが逃げ込む。
何も知らない強盗犯のところに 次々と舞い込んでくる悩み事の手紙。
強盗犯たちは・・・



様々な時代を行きつ戻りつしながら 話が進んでいきます。
そして最後は 話が一直線につながる。

途中途中で 胸がギュッと締め付けられるようなシーンがありました。
最後は ああこういう終わり方かあという感じです。

読者は 話の展開が読めないわけではないのだけれど 
それでも失望もしないという うまい構成になっています。

さすが 東野圭吾ですね。
お勧めです。


いがぐりおにも悩みはあるのかしら?
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