山本周五郎
『長編小説全集 第15巻 彦左衛門外記 花筵』
読書会課題本
文庫本が手に入らなかったため全集を手に取った。
重みも厚みも全集っぽく、装画も雰囲気があってよき。
ただ難は欄外の注訳がうるさい*
永久保存版 親切心で付けたんだろうけど、物語に集中出来ない・・
いやホント これを編集再編した人は読書をしない人なんだろうな。
完全仕事本化 どうだ注釈付きだぞ!気持ちは分からなくもないけど。
読み手のことを考えてないんだろう。
文庫本は巻末に注訳があって、いちいち捲るのが手間でもある。
だからと言って同ページの欄外に記載するのはどうかと思う。
全集を買うぐらいなら本当のファンだし、それなりの知識はある(ハズ)
その訳注もわざわざ記載する必要もない内容
全く持ってナンセンスな全集です。
P50 一死奉公
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主人公 五橋(いつつばし)を(ごばし)と読み進めていた(/ω\)キャー
関係ないけど家から見える夕陽が美しい。
日没が遅くなり、冬は富士山付近に落ちていた夕陽も秩父方面へ移動
って読み始めて五橋(いつはし)だと気づく・・
P68
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「——勝つことを知って、負けることを知らざれば、いいか、勝つことを知って負けることを知らざれば、害その身にいたる」
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P71-72
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「信じられない」十郎左衛門は首を振りながら独り言を云った、「私にはどうしても信じられない」
「それが世の中というものだ」と彦左衛門はまた刀の手入れを始めながら云った
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